この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

問題

開発や検証を行うために異なるバージョンの Flash Player を切り替えて使用する必要がある場合、特定バージョンの Flash Player コントロールのインストール、または登録時に問題が発生することがあります。

2007年12月18日

2007年12月18日公開のセキュリティ情報 APSB07-20 を最後に、弊社では Flash Player 7 のサポートおよびセキュリティアップデートの提供を終了しています。サポート対象のオペレーティングシステムで Flash Player を使用しているユーザの場合は、弊社 Web サイトの Flash Player ダウンロードセンターから最新バージョンの Flash Player をダウンロードしてください。

Flash Player のサポートポリシーでは、現行バージョンおよびひとつ前のバージョンがサポートされます。Flash Player 7 のセキュリティ修正は、Windows 95/NT または Macintosh のクラシック環境のユーザ向け、または Flash Player 9 が公開される前に Linux や Solaris を使用されているユーザ向けに行われていました。

最新版 Flash Player がサポートされない環境の場合、または Flash Player 7 を今後も継続して使用する場合は、Flash Player 7 を使用して検証を行う開発者のために公開されている、以下の弊社技術文書を参照して以前のバージョンの Flash Player を確認してください。

文書番号 228683 テスト用のアーカイブ版 Flash Player の提供について

 

理由

Flash Player 7(7,0,63,0)および Flash Player 8(8,0,24,0)へのアップグレードには、APSB06-03 Flash Player 脆弱性を解決するアップデート に記載されているセキュリティ強化が含まれており、またインストールプロセスでバージョンをチェックする追加の機能が導入されています。旧バージョンのインストーラとコントロールには新しいバージョンをチェックする機能が含まれていないため、Flash Player コントロールはインストールと同時にロックされます。このアップデートから弊社より提供するインストーラとアンインストーラは、この変更にしたがって動作するように設計されていますが、エンドユーザのインストール作業には影響を及ぼしません。Flash および Flex の開発者は、この変更点に対処するために、異なるバージョンの Player の切り替え方法を調整する必要があります。

 

回避策

該当する Flash Player のバージョンを選択します。

文書番号 230810 Flash Player をアンインストールする方法 から入手可能な標準のアンインストーラ(「uninstall_flash_player.exe」)は、新しいバージョンをチェックする機能と連携するように設計されており、システムから Flash Player を削除する際に使用できます。これはすべてのバージョンの Flash Player で使用できる汎用的なインストーラです。新しいバージョンの Flash Player から古いバージョンの Flash Player に切り替える場合、弊社では既にインストールされているバージョンを完全に削除してから他のバージョンをインストールすることを推奨します。

旧バージョンの Flash Player のインストールに失敗する場合

多くの場合、上位バージョンの Flash Player がインストールされていると、旧(下位)バージョンの Flash Player のインストールに失敗します。例えば、Flash Player 9,0,47,0 のインストール後に Flash Player 9,0,45,0 をインストールすると、インストールに失敗します。上位バージョンの Flash Player がインストールされている環境で下位バージョンの Flash Player をインストールする必要がある場合は、文書番号 233087 Flash Player インストール時におけるバージョンのセキュリティ制限を参照し、上位バージョンの Flash Player をアンインストールした後で下位バージョンのインストールを行います。

注意 : Windows Vista で検証を行っている場合、サポートされている Flash Player の最下位バージョンは 9,0,28,0 となります。Windows Vista で Flash Player 9,0,28,0 より以前のバージョンを使用している場合は、Flash Player をアップデートする必要があります。

Flash Player 10.1 以降

Flash Player 10.1のリリースから、コマンドラインフラグに多少の変更がありました。ユーザーは、スタンドアローンのアンインストーラーを使った場合に、-clean/-forceフラグを使用する必要はありません。しかしながら、FlashUtil.exeを使って削除した場合には、完全に削除するにはユーザーは継続して-forceフラグを使用する必要があります。

注意: 以下のフラグのリストは、EXE インストーラーにだけ適応され、MSIインストーラーには適応されません。

新しいコマンドラインフラグは以下の通りです。

  • -install : Flash Playerのサイレントインストールの実行。
  • -uninstall : Flash Playerのサイレントアンインストールの実行。
    • 注意: これらはスタンドアローンのアンインストーラで使用するとことができ、また、\Macromed\FlashディレクトリーのFlashUtil.exeと使用することもできます。
  • -uninstall {activex | plugin} : 特定のプレーヤー、ActiveX (Internet Exploere) かプラグイン (他のブラウザ) のアンインストールを実行します。
    • 注意: これらはスタンドアローンのアンインストーラで使用するとことができ、また、\Macromed\FlashディレクトリーのFlashUtil.exeと使用することもできます。
    • 注意: 特定のプレーヤーのアンインストールを実行する場合、特定のプレーヤーの種類がサイレント -uninstall フラグと併せて使用されている必要があります。そのようにしないと、機能せず両方のプレーヤーが削除されます。

 

 Flash Player 9 (9,0,28,0) から 10,0,45,0 

Flash Player 9,0,28,0 以降では、「Windows¥system32¥Macromed¥Flash」フォルダに「FlashUtil.exe」というユーティリティファイルがインストールされます。「FlashUtil.exe」には、Windows Vista および自動更新通知プロセスに必要な機能が含まれています。「UninstFl.exe」はインストールされず、Flash Player 9 では必要なファイルではありません。ユーティリティはバージョンによって異なります。例えば、「FlashUtil9b.exe」は「Flash9b.ocx」コントロールとともにインストールされます。「FlashUtil.exe」には、開発者が検証のために異なるバージョンの Player を切り替えることのできるいくつかのオプションが含まれています。開発者は、以下のコマンドラインフラグを使用して初期動作を調整することが可能です。

使用方法 : %s [-uninstallUnlock] [-uninstallLock] [-uninstallControlPath] path

  • 引数を使用せずに実行した場合、自動更新通知のダイアログが表示される場合があります。
  • -uninstallUnlock : コントロールを解除します。ファイルを削除せずに、OCX およびレジストリキーに「書き込み」と「削除」の権限が付与されます。
  • -uninstallLock : コントロールをロックします。「書き込み」と「削除」の権限が拒否されます。
  • -uninstallControlPath path : オプションで、初期設定のパスが無効になります。必ず他のフラグと併用して使用します。省略した場合、レジストリ情報にしたがってパスが配置されます。

初期設定のパスは、以下のレジストリキーに記述されています。

HKEY_CLASSES_ROOT¥CLSID¥{D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000}¥InprocServer32

パスの例 : C:¥Windows¥system32¥Macromed¥Flash¥Flash8b.ocx

ロック制御のコントロールを付加して「FlashUtil*.exe」を使用する方法の最適な例を以下に紹介します。コンテンツの開発および検証を行う際、Flash Player 8 と Flash Player 9 のそれぞれで動作確認を行う必要がある場合、8,0,24,0 と 9,0,28,0 のコントロールのコピーをそれぞれ異なるフォルダに保存することができます。バージョン 9,0,28,0 が現行の登録されているコントロールで、バージョン 8 へ切り替えるケースを想定します。

まずはじめに、後でバージョンを切り替えるため、登録されているコントロールを削除せずにロックを解除する必要があります。

FlashUtil9b.exe ‐uninstallUnlock C:¥WINDOWS¥system32¥Macromed¥Flash9¥Flash9b.ocx

続いて、バージョン 8 のコントロールを登録します。

regsvr32.exe C:¥WINDOWS¥system32¥Macromed¥Flash8¥Flash8b.ocx

以上で、現在登録されている Flash Player 9,0,28,0 から バージョン 8 への切り替えは完了です。locking コントロールには、コントロールをロックするための自動登録コードが含まれています。

 

 Flash Player 9,0,16,0 以前

いくつかの Flash Player では、「UninstFl.exe」というアンインストールプログラムがインストールされます。アンインストーラは「WINDOWS¥system32¥Macromed¥Flash」フォルダに保存されます。

Flash Player UninstFL.exe を含むバージョン
7 7,0,63,0 および 7,0,68,0 以降
8 8,0,24,0 および 8,0,33,0 以降
9 9,0,16,0

UninstFl.exe ファイルは通常ユーザにダイアログ表示をした後にコントロールの解除と登録の解除を行い、その後 OCX、GetFlash.exe、GetFlash.exe.manifest を削除します。UninstFl.exe 自体は削除されず、使用中のファイルも削除されません。UninstFl.exe は新しい locking コントロールでのみ動作します。古いコントロールにはファイルのロックと解除を行うための登録ロジックが含まれておらず、UninstFl.exe によって削除対象として認識されません。古いコントロールを実行した場合、GetFlash.exe と GetFlash.exe.manifest は削除されますが、コントロールは削除されずに残ります。確実に Flash Player の削除を実行するには、Flash Player をアンインストールする方法(TechNote tn_14157)から入手可能な標準アンインストーラ「uninstall_flash_player.exe」を実行する必要があります。

「UninstFl.exe」には、開発者が検証を行う際に異なるバージョンの切り替えを行うためのオプションが含まれています。以下のコマンドラインフラグを使用することによって、初期設定の動作を調整することが可能です。

使用方法 : %s [-quiet] [-unlock] [-lock] [filename]

各オプションの最初の一文字だけで使用します。

  • -q :  画面表示を抑制します。
  • -u : ロックの解除を行います。ファイルを削除せずに、OCX およびレジストリキー「書き込み」と「削除」の権限を付与します。
  • -l :ロックを行います。「書き込み」と「削除」の権限を拒否します。
  • filename : 初期設定のパスを上書きします。初期設定のパスは、以下のレジストリキーに記述されています。

    HKEY_CLASSES_ROOT¥CLSID¥{D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000}¥InprocServer32

    パスの例 : C:¥WINDOWS¥system32¥Macromed¥Flash¥Flash8b.ocx

ロック制御のコントロールを付加して「FlashUtil*.exe」を使用する方法の最適な例を以下に紹介します。コンテンツの開発および検証を行う際、Flash Player 7 と Flash Player 8 のそれぞれで動作確認を行う必要がある場合、7,0,63,0 と 8,0,24,0 のコントロールのコピーをそれぞれ異なるフォルダに保存することができます。バージョン 8 が現行の登録されているコントロールで、バージョン 7 へ切り替えるケースを想定します。

まずはじめに、後でバージョンを切り替えるため、登録されているコントロールを削除せずにロックを解除する必要があります。

UninstFl.exe ‐u C:¥WINDOWS¥system32¥Macromed¥Flash8¥Flash8.ocx

続いて、バージョン 7 のコントロールを登録します。

regsvr32.exe C:¥WINDOWS¥system32¥Macromed¥Flash7¥Flash.ocx

以上で、現在登録されている Flash Player 8 から バージョン 7 への切り替えは完了です。locking コントロールには、コントロールをロックするための自動登録コードが含まれています。

追加情報

既知のインストール問題

問題 原因 回避策
登録されているコントロールの手動削除、または「Macromed¥Flash」フォルダの削除が行えない。 登録されているコントロールはロックされているため、手動で削除することができません。 以下のいずれかを行います。

  • 標準アンインストーラを実行し、すべてのファイルを削除します。
  • 「uninstfl.exe -u」または「FlashUtil.exe -uninstallUnlock」を行い、登録されているコントロールを解除してから手動で削除します。
登録されているコントロールのファイル名を変更できない。 登録されているコントロールがロックされているため、解除を行わずにファイル名を変更することができません。 「uninstfl.exe -u」または「FlashUtil.exe -uninstallUnlock」を行い、登録されているコントロールを解除してからファイル名を変更します。
「regsvr32」を「flash*.ocx」ファイルで行うと、以下のエラーメッセージが表示されます。

  • 「"DllRegisterServer in flash.ocx failed.Return code was: 0x8002801c"(flash.ocx の DllRegisterServer は失敗しました。エラー番号:0x8002801c)」
登録されているコントロールはロックされているため、ロックを解除せずに異なるバージョンの Player を登録することができません。 現行で登録されているコントロールに「uninstfl.exe -u」または「FlashUtil.exe -uninstallUnlock」を実行してロックを解除し、その後「regsvr32」を任意のバージョンの Flash Player で実行して登録します。

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