この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

内容 (What's Covered)

この文書では、HTML ファイル上で SWF を再生するために使用される OBJECT タグと EMBED タグの属性について説明します。OBJECT タグと EMBED タグには、それぞれ必ず記述しなければならない属性と、任意で記述する属性があります。

注意 注意 : OBJECT タグおよび EMBED タグの属性に関する詳細については、Flash ヘルプを参照してください。また、文書番号 cpsid_92892 OBJECT タグの記述についても併せて参照してください。

A. 必要な属性

B. 任意の属性

C. アクティブコンテンツ JavaScript

A. 必要な属性

以下は、Flash ムービーを HTML ページに加える場合に、OBJECT および/または EMBED を使用する際に必須とされる属性です。

OBJECT および EMBED タグ共通

属性
width アプリケーションの幅を、ピクセルまたはブラウザウィンドウに対する比率で指定します。
height アプリケーションの高さを、ピクセルまたはブラウザウィンドウに対する比率で指定します。

OBJECT タグのみ

属性
classid ブラウザの ActiveX コントロールを識別します。
codebase Flash Player ActiveX コントロールの場所を確認し、インストールされていなければ、ブラウザで自動的にダウンロードできるようにします。
movie ロードする SWF ファイルの名前を指定します。

※ classid および codebase の適切な値については、文書番号 cpsid_92892 OBJECT タグの記述について のサンプルコードを参照してください。

EMBED タグのみ

属性
src 読み込まれるムービーの位置(URL)を指定します。
pluginspage Flash Player プラグインの場所を確認し、インストールされていなければ、ユーザーがダウンロードできるようにします。embed タグにのみ使用されます。

B. 任意の属性

以下は、OBJECT および/または EMBED タグを定義する場合に選択される属性とパラメータになります。OBJECT については、別の方法で指定されない限り、すべての属性は param タグで定義されます。

window、direct、opaque、transparent、gpu のいずれかを指定します。

window : SWF コンテンツは、Web ページ上で専用の長方形のウィンドウに再生されます。window を指定した場合、SWF コンテンツと HTML レイヤーは相互に影響し合うことはなく、Flash アプリケーションが常に最前面のアイテムになります。

direct : パスレンダリングを使用します。スクリーンバッファへの格納がバイパスされ、SWF コンテンツを直接画面に描画します。コンテンツ再生のパフォーマンスを重視する場合にこの値を指定してください。Stage Video や Stage 3D などを使用するハードウェアアクセラレーションが有効になります。

opaque : SWF コンテンツが、その他の HTML 要素と同一レイヤーに配置されます。SWF は不透明で、下層レイヤーにあるすべてのページ要素が非表示になります。window やdirect を指定した場合と比較して、再生パフォーマンスが低下します。

transparent : SWF コンテンツが、その他の HTML 要素と同一レイヤーに配置されます。SWF ファイルの背景色(ステージカラー)は透明になります。透明領域の背面にある HTML 要素は表示され、透明度によってブレンドされます。window や direct を指定した場合と比較して再生パフォーマンスは低下します。

属性
id

OBJECT のみ

name(EMBED のみ)
SWF ファイルの識別子です。SWF ファイルをブラウザーに識別させ、スクリプト言語(JavaScript など)による SWF コンテンツの参照を許可します。クロスブラウザーの互換性のために、idname には同一の値を設定してください。
play true または false のいずれかを指定します。Web ブラウザでアプリケーションが読みこまれると同時に再生するかどうかを指定します。この属性を省略した場合のデフォルト値は true です。
loop true または false のいずれかを指定します。コンテンツが最終フレームに到達したとき、そこで再生を停止するか、無限にリピートするかを指定します。この属性を省略した場合のデフォルト値は true です。
menu true または false のいずれかを指定します。true を指定するとすべてのメニューが表示され、再生の機能拡張や制御に使用されるさまざまなオプションを利用できます。false を指定すると、これらのオプションは表示されず、「設定」と「Flash Player について」の項目のみ表示されます。ActionScript で完全に制御された、タイムラインに依存しない Flash コンテンツの場合は、このオプションが有効です。
quality 画質を指定するパラメータですが、ActionScript で Stage.quality プロパティを指定されているとオーバーライドされます。

low : 画質よりも再生スピードを優先し、アンチエイリアスを使用しません。

medium : 多少アンチエイリアスを使用しますが、ビットマップはスムージング処理されません。この設定では、画質が Low の設定よりも高く、High の設定よりも低くなります。

high : 再生スピードよりも画質を優先し、必ずアンチエイリアスを使用します。SWF ファイルにアニメーションが組み込まれていない場合は、ビットマップがスムージング処理され、アニメーションが組み込まれている場合は、ビットマップがスムージングされません。 

autolow : 最初は再生スピードを優先しますが、可能な場合は画質も改善します。再生は、アンチエイリアスをオフにして開始されます。アンチエイリアスを行ってもプロセッサが十分に再生スピードを維持できると判断されると、アンチエイリアスはオンになります。

autohigh : 最初は再生スピードと画質の両方を同じ割合で優先しますが、必要に応じて再生スピードを優先します。再生は、アンチエイリアスをオンにして始まります。ただし、フレームレートが、ムービーに指定されたフレームレートより遅くなると、再生スピードを上げるためにアンチエイリアスがオフとなります。この設定は、[アンチエイリアス] コマンドを選択するのと同じ結果をもたらします([表示]-[プレビューモード]-[アンチエイリアス])。 

best : 最高の画質を実現し、再生スピードは考慮しません。すべての出力に対してアンチエイリアスが行われ、ビットマップが常にスムージングされます。この属性を省略した場合の quality のデフォルト値は high です。
scale OBJECT/EMBED タグで指定されたピクセルエリア内に、SWF コンテンツのスケールをどのようにしてフィットさせるかを指定します。

showall(初期値) : ムービーの元のアスペクト比を維持しながら、指定された領域にムービー全体を歪みなく表示します。ムービーの 2 つの側面に境界線が表示されることがあります。

noborder : ムービーの元のアスペクト比を維持しながら、指定された領域を満たすために、歪ませるわけではなく、いくつか不要な部分を切り取ってムービーを拡大縮小します。

exactfit : 元のアスペクト比を維持せずに、指定された領域でムービー全体を表示します。

noscale: スケーリングを無効にします。そのため、場合によってはコンテンツが切り抜かれます。
align(OBJECT タグのみ) l、t、r のいずれかを指定します。

初期値 : ブラウザーウィンドウ内で中央配置し、ブラウザーウィンドウがムービーよりも小さい場合、エッジが切り抜かれます。

l(left)、r(right)、t(top)ブラウザーウィンドウ内で左、右、上のいずれかに寄せて配置し、残りの 3 辺のエッジが状況に応じて切り抜かれます。
salign l、t、r、tl、tr のいずれを指定します。

l(left)、r(right)、t(top) : ブラウザーウィンドウ内で左、右、上のいずれかに寄せて配置し、残りの 3 辺のエッジが状況に応じて切り抜かれます。

tl(top left)、tr(top right) : ブラウザーウィンドウ内で左上、または右上に寄せて配置し、残りの辺のエッジが状況に応じて切り抜かれます。
wmode wmode は、SWF ファイルの透明、レイヤーと位置の調整、ブラウザー内の描画に関する指定項目です。この値を省略した場合の初期値は window です。詳細については、C. ウィンドウモード(wmode)の値を使用するを参照してください。

window : SWF コンテンツは、Web ページ上で専用の長方形のウィンドウに再生されます。window を指定した場合、SWF コンテンツと HTML レイヤーは相互に影響し合うことはなく、Flash アプリケーションが常に最前面のアイテムになります。

direct : パスレンダリングを使用します。スクリーンバッファへの格納がバイパスされ、SWF コンテンツを直接画面に描画します。コンテンツ再生のパフォーマンスを重視する場合にこの値を指定してください。Stage Video や Stage 3D などを使用するハードウェアアクセラレーションが有効になります。

opaque : SWF コンテンツが、その他の HTML 要素と同一レイヤーに配置されます。SWF は不透明で、下層レイヤーにあるすべてのページ要素が非表示になります。window やdirect を指定した場合と比較して、再生パフォーマンスが低下します。

transparent : SWF コンテンツが、その他の HTML 要素と同一レイヤーに配置されます。SWF ファイルの背景色(ステージカラー)は透明になります。透明領域の背面にある HTML 要素は表示され、透明度によってブレンドされます。window や direct を指定した場合と比較して再生パフォーマンスは低下します。

gpu インターネット接続のテレビやモバイルデバイスなどにおける追加のハードウェアアクセラレーションを使用します。その他の値を指定した場合とは対照的に、表示データリストグラフィックにおけるピクセルの正確性は保証されません。その他の点については direct を指定した場合と同様です。
bgcolor 16 進数の RGB(#RRGGBB)形式で、SWF コンテンツの背景色を指定します。SWF ファイルで指定された背景色の設定を上書きするには、この属性を使用します。この属性は、HTML ページの背景色には影響しません。
base SWF ファイル内のすべての相対パスのステートメントを決定する、ベースディレクトリまたは URL を指定します。この属性は、SWF ファイルを他のファイルとは異なるフォルダに保存する場合に便利です。
allowFullScreen true または false を指定します。ActionScript によるフルスクリーンモードを許可する場合に true を指定します。詳細については、Flash Player 9 のフルスクリーンモードの説明を参照してください。省略した場合の初期値は false です。
fullScreenAspectRatio portrait(縦置き)または landscape(横置き)を指定します。携帯電話やタブレット端末などの、自動回転をサポートするモバイルデバイス上における、SWF コンテンツの全画面表示の方向を指定します。この値が指定されていると、デバイスの向きに影響されず、指定された方向で全画面表示されます。値が指定されていない場合は、ブラウザーの向きに依存します。
flashvars SWF ファイルから参照可能な、キーと値の組み合わせによって定義される変数です。
  • SWF ファイル内のルートレベル変数を指定する場合に flashvars を使用します。
  • key=value という形式で文字列を指定します。複数しているする場合は & でつなげます。
  • ブラウザーによってサポートされる文字列のデータサイズには 64KB(65535バイト)の上限があります。
flashvars に関する詳細については、Using FlashVars to pass variables to a SWF(tn_16417)*を参照してください。

 C. ウィンドウモード(wmode)の値を使用する

ウィンドウモード(wmode)を指定することにより、SWF コンテンツをページ内のレイヤーに配置し、透明を指定することができます。wmode の値に関わらず、Flash Player はダイレクトパスレンダリングを使用して、コンテンツを全画面で表示します。ダイレクトパスレンダリングを使用することにより、Stage Video および Stage 3D などのハードウェアアクセラレーション機能を有効にすることができます。

最大の再生パフォーマンスを得るには、wmode の値に direct を指定します。このように指定することによって、Stage Video および Stage 3D などのハードウェアアクセラレーション機能を有効にすることができます。SWF コンテンツと HTML 要素(HTML のポップアップメニューなど)が重ならないように注意してください。正確なレイヤー制御は、一部の最新のブラウザーでのみサポートされています。

レイヤーの重なり順や透明を制御し、SWF コンテンツの前面に HTML 要素を表示する場合は、wmode の値に opaque または transparent を指定します。このように指定することにより、HTML に従って他の要素との位置関係が維持されますが、これらの windowless モードにおいては、window(初期値)や direct を指定した場合に比べて、再生パフォーマンスが低下します。

用途 推奨される wmode の値
パフォーマンスを重視する(Stage Video/Stage 3D のサポートを含む) wmode=direct
HTML 要素を SWF コンテンツの前面に表示する、透明を制御する、HTML 要素との相対的なレイヤー制御(全ブラウザー共通) wmode=opaque

wmode=transparent

 D. ブラウザーごとの wmode サポート状況

Web ページのコンテンツをどのように描画し、wmode の値をどのように扱うかは、ブラウザーによって異なります。以下の表を参考にして、wmode の値を使い分けてください。 ブラウザーごとの動作の違いがまとめられています。

  • L : HTML レイヤーがサポートされます。SWF コンテンツの前面に HTML 要素を配置できます。HTML 要素との相対的なレイヤー制御がサポートされます。
  • H : Stage Video や Stage 3D などのハードウェアアクセラレーションがサポートされます。
  • A :  アクセシビリティがサポートされます。
wmode メリット IE6/7/8

Win
IE9

Win
Firefox

Win
Chrome

Win
Firefox 3

Mac 10.5.x
Firefox 4

Mac 10.6.以降
Safari 3

Mac 10.5.x
Safari 4

Mac 10.6 以降
Chrome

Mac 10.5.x
Chrome

Mac 10.6 以降
window 最大のアクセシビリティサポート A A A A L L - 
transparent 透明および HTML 要素とのブレンドがサポートされます。SWF の前面に HTML 要素を配置でき、すべてのブラウザーでレイヤー制御がサポートされます。 L L L L L L L L L L
opaque SWF コンテンツの前面に HTML 要素を配置できます。すべてのブラウザーでレイヤー制御がサポートされます。 L L L L L L L L L L
direct 最大のパフォーマンス。すべてのブラウザーで、Stage Video/Stage 3D などのハードウェアアクセラレーションが機能します。 H/A L/H H/A H/A  H L/H  L/H L/H 
gpu インターネット接続のテレビやモバイルデバイスなどにおける追加のハードウェアアクセラレーション H/A L/H H/A  H/A  L/H  L/H  L/H 

 

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