Adobe Illustrator CCのパペットワープツールを使用すれば、ベクターで描かれたイラストのパーツを、自然な外観を保ったまま簡単に変形することができます。従来のように、時間と手間をかけてパスやアンカーポイントを個別に調整する必要はありません。まずは、下の1分動画で制作工程を確認しましょう。

難易度2/5

 

本チュートリアル内で使用する主な機能

パペットワープツール

 

手順1/3

イラストにピンを追加する

Illustratorを起動し、「ファイル」→「開く」から練習用サンプルファイル「puppet-warp-mantis.ai」を選択して「開く」をクリックします。ファイルが開くと、カマキリのイラストが表示されます。

ツールパネルで「選択ツール」に切り替え、イラスト全体を囲むようにドラッグするか、ショートカットキーの「Control + A(Windows)」または「Command + A」を押します。

イラスト全体が選択された状態で、今度はツールパネルから「パペットワープツール」を選択します。カマキリの胴から首にかけて、3箇所クリックし、3本のピンを追加します。

イラストのポーズを簡単に変更する

 

ヒント:ピンを配置する目安として、「プロパティパネルまたはコントロールパネルにある「メッシュを表示」をクリックしてオンにすると、ピンを配置する目安となるメッシュが表示されます。「メッシュを拡大」オプションを使用すれば、対象領域を拡大できます。メッシュを非表示にしたい場合は、再度クリックしてオフにします。

イラストのポーズを簡単に変更する

手順2/3

ピンを動かしてイラストを変形する

ピンの1つ(一番上)をクリックします。このピンをドラッグすることで周囲の領域を変形することができます。他の2つのピンは、周囲の領域が変形しないように固定するためのものです。自然で滑らかに変形するには、3つ以上のピンが必要です。

選択したピンを上方向にドラッグすると、カマキリの首のあたりが引き伸ばされます。他のピンの周辺領域には影響がありません。

ピンの外側にある点線の円にカーソルを置いてみましょう。カーソルが回転のマークに変わり、ドラッグした方向にカマキリの頭部が回転します。

イラストのポーズを簡単に変更する

ヒント:ピンを選択した状態で「Delete」キーを押すと、ピンが削除され、その周辺領域の変形が取り消されます。作業を最初からやり直したいときは、プロパティパネルまたはコントロールパネルにある「すべてのピンを選択」をクリックし、「Delete」キーを押すと全てのピンが削除され、アートワークが元の状態に戻ります。

手順3/3

他の部分にピンを追加する

ピンは、イラスト上のどの部分にも追加できます。上側の腕の関節部分に2本のピンを追加してみましょう。ピンをドラッグして上の関節を下に動かし、回転させて腕の角度を調整します。

イラストのポーズを簡単に変更する

 

今度は、下側の腕に3本のピンを追加してみましょう。同様に関節を回して角度を調整します。「Shift」キーを押しながら隣のピンをクリックすると、2つのピンを同時に選択できます。そのまま左方向にドラッグし、腕の位置を調整します。

イラストのポーズを簡単に変更する

 

いかがでしたか。パペットワープツールはイラストの変形の他にも、文字のシェイプを伸ばしたり、ゆがめたりできるなど、様々な用途に使用できます。ぜひご活用ください。

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