Adobe Stockのテンプレートを使用すると、1からデザインすることなく、文字や画像を差し替えるだけで高品質な作品をすばやく仕上げることができます。今回は、学園祭用にデザインされたチラシの無料テンプレートを使って、独自に編集する方法をご紹介します。
10分で学園祭チラシを作る

難易度2/5

 

本チュートリアル内で使用する主な機能
Adobe Stockテンプレート、Typekit、レイヤー、スウォッチ、パターン、文字ツール、アピアランス、配置、クリッピングマスク

 

10分で学園祭チラシを作る

手順1/7

Illustratorを起動し、テンプレートをダウンロードする

Illustratorを起動し、「ファイル」→「新規」を選択し、「新規ドキュメント」ダイアログを開きます。「印刷」から「カラフルな学園祭のチラシのレイアウト」を選択し、「ダウンロード」をクリックしてテンプレートをダウンロードします。
もしくは、こちらからテンプレートをダウンロードすることも可能です。

10分で学園祭チラシを作る

 

テンプレートのダウンロードが完了したら、ボタンが「開く」に変わるので、クリックしてテンプレートを開きます。

10分で学園祭チラシを作る

手順2/7

Typekitからフォントを同期させる

テンプレートが開くと、「環境に無いフォント」ウィンドウが表示されます。これは、ファイルの中で使用されているフォントが、お使いのコンピューターにインストールされていないことを示します。「フォントを同期」をクリックして、無料のフォントサービスTypekitからこれらのフォントをダウンロード/インストール(同期)します。

10分で学園祭チラシを作る

 

「Typekitからフォントが正常に同期されました。」の表示が出たら「閉じる」をクリックします。ドキュメント上で表示されていなかったフォントが表示されます。

10分で学園祭チラシを作る

※Typekitフォントが同期できない場合はこちらをご参照ください

手順3/7

レイヤーの構造を確認する

「レイヤー」パネル(開いていないときは「ウィンドウ」→「レイヤー」を選択)を見ると、ポスターのアイテム別にレイヤーが分かれています。「オモテ(表面)」と「ウラ(裏面)」の2つのレイヤーグループに分かれており、各フォルダーにテキストや画像などの要素がまとめられています。

10分で学園祭チラシを作る

 

ポスターを作成していく際、オブジェクトが重なっていると編集がしづらかったり、誤って別のオブジェクトを動かしてしまうなどのミスが生じたりするため、動かさないアイテムはロックをしておくと操作がしやすくなります。

10分で学園祭チラシを作る

手順4/7

背景にパターンを適用する

黄色の背景をドット柄のパターンに変更しましょう。「ウィンドウ」→「スウォッチ」を選択し、「スウォッチ」パネルを表示させます。スウォッチパネルの右上にあるメニュー①から「スウォッチライブラリを開く」→「パターン」→「ベーシック」→「ベーシック_点」②を選択します。

10分で学園祭チラシを作る

 

「ベーシック_点」パネルが表示されたら、任意のパターン(ここでは10 dpi 70%)①をクリックすると、スウォッチパネルに登録されます②。

次にツールパネルの「ダイレクト選択ツール」③で背景の黄色(レイヤーの「オモテ」→「バックグラウンド」)を選択し、スウォッチパネルに登録されたパターンをクリックすると、背景が黒のドットに変わります。

10分で学園祭チラシを作る

 

次に、黒のドットの色を変えます。スウォッチパネルのドットのパターン①をダブルクリックすると、「パターンオプション」パネルと、パターンの元になるドットのオブジェクトが表示されます。ダイレクト選択ツールで中央の黒いドットをすべて選択します②。

10分で学園祭チラシを作る

 

「ウィンドウ」→「カラー」を選択し、「カラー」パネルを表示させます。ここで好みの色に調整することが可能です。今回は、全体のトーンと合う、黄緑色にしてみましょう。C(シアン)を30%、M(マゼンタ)を0%、Y(イエロー)を70%、K(黒)を0%に指定します①。ドキュメントの上にある「○完了」②をクリックすると、編集画面に戻り、背景のパターンの色が変更されます。

10分で学園祭チラシを作る

手順5/7

文字を入力、編集する

レイヤーパネルで「オモテ」→「テキスト」レイヤーを選択します。ツールパネルから「文字ツール」①を選択し、変更したいテキストを選択して②、文字を打ち替えます。学校名、日付、イベントタイトルなど、すべて打ち替えてみましょう③。

10分で学園祭チラシを作る

 

入力したテキストの細かな調整が行うには、「ウィンドウ」→「書式」→「文字」を選択し、「文字」パネルを表示させます。文字と文字の間隔を調整したい時は、調整したい文字をドラッグして選択し、「トラッキング」の数値を変更します。数値が大きいほど間隔が広くなり、小さくなるほど間隔が狭くなります。

10分で学園祭チラシを作る

 

一文字ずつの間隔を調整したい時は、文字と文字にカーソルを挿入し、「カーニング」の数値を変更します。

10分で学園祭チラシを作る

 

テキストの色やフチの色といった見た目を変更したい場合は、文字を選択した状態で「ウィンドウ」→「アピアランス」を選択し、「アピアランス」パネルを表示させます。ここで、テキストの塗りと線の色を変更したり、不透明度や効果を設定したりできます。

この例では、赤のテキストに白と青のフチが設定されています。それぞれの「塗り」のカラーサンプルをクリックすると、スウォッチに登録された別の色に変更できます。また「パスのオフセット」をクリックし、オフセットの数値を変更するとフチの太さが変わります。

10分で学園祭チラシを作る

手順6/7

画像を配置する

ドキュメント上にいくつかグレーの長方形が配置されていますが、これは画像をこの位置に配置することを示しています。では画像を配置していきましょう。まずレイヤーパネルで、「オモテ」→「画像」レイヤーを選択します。次に「ファイル」→「配置」を選択し、配置したい画像ファイルを選択して、「配置」をクリックします。

10分で学園祭チラシを作る
 
グレーの長方形の上でマウスをクリックすると、画像が配置されます。クリックする際に、マウスをドラッグして画像の大きさを指定することができます。長方形が隠れるように少し大きめに配置します。
次に、画像を選択した状態で、「オブジェクト」→「重ね順」→「最背面へ」を選択します。これで、画像がグレーのオブジェクトの下に配置されます。
10分で学園祭チラシを作る
 
続いて、グレーの長方形と画像を両方選択した状態で、「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成」を選択します。これで、長方形の大きさと形で画像が切り抜かれました。切り抜かれた画像をダブルクリックすると、画像の大きさや位置を調整することができます。同様の操作で、他の画像も配置していきましょう。
10分で学園祭チラシを作る

手順7/7

表に項目を追加する

レイヤーパネルで「ウラ」→「グラフィック」レイヤーを選択します。ツールバーから「テキストツール」を選択し、日時やイベント名を打ち替えていきます。

表の罫線や背景色は個別にレイヤーで分けられているので、それぞれのレイヤーを選択して編集することができます。

10分で学園祭チラシを作る
 
作り方をひと通りマスターしたら、今度は全体の色味を変えてみたり、背景をシンプルにしてタイトル文字を強調してみたり、さまざまなバリエーションのデザインを試してみましょう。
10分で学園祭チラシを作る

 

Adobe Stockのテンプレートを使用すれば、作品がすばやく仕上がるだけでなく、レイヤーの構造やアピアランスの設定など、データがどのように作られているかを確認することができるため、今後の創作活動に役立てていただけると思います。他にも様々な種類のテンプレートを用意していますので、ぜひ試してみてください。

 

その他おすすめコンテンツ

このページは役に立ちましたか。