滑らかで洗練された曲線と直線を Adobe Illustrator で描きます。
このサンプルファイルには、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock素材が含まれています。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、 Adobe Stock のライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。
描かれる形(パス)は アンカーポイント とそれを結ぶ 線(セグメント) で構成されます。アンカーポイントはパスの関節のような役割で、アンカーポイントをきっかけに線の角度が変わったり、直線から曲線に変更されたりします。ダイレクト選択ツールでアンカーポイントの位置を確認してみましょう。
線のカラーは単色に、塗りのカラーは「カラーなし」に設定しておきます。ペンツールの基本的な描き方は2つです。
直線=クリックで描く
曲線=ドラッグで描く
描画の始点と終点が重なると、ペンツールのカーソル横にマルが付きます。これを確認してからオブジェクトを完成させましょう。
曲線が描かれるしくみを知ることで、よりイメージした通りの線を描けるようになります。ドラッグした際に見える線が方向線です。方向線の角度、長さによって、曲線の形が変わります。
途中から角度が変わる曲線を描きます。方向線の角度を変える際はOption(Win:Ait)キーを押して一時的に「アンカーポイントツール」の状態にすることで方向線を折り曲げることができます。慣れてきたら、谷型の折れ曲線を描いてみましょう。
曲線を形成するアンカーポイント上でクリック=方向線を削除(切る)
直線を形成するアンカーポイント上でドラッグ=方向線を引き出す
慣れてきたら、谷型も作成してみましょう。
アンカーポイントには、スムーズポイントとコーナーポイントという2つの状態があります。この状態を切り替えるのが、アンカーポイントツールの役割です。
コツがつかめてきましたね。練習を続けてください。下のアートボードでアートワークをトレースし、描画の塗りと線のカラーを変更してみてください。ここで学んだテクニックを使用すれば、独自のデザインでエレガントな曲線と線を描画できます。