優れたロゴを作成するために考えるべき6つの重要ポイントを紹介します。
シンプルな6つのロゴデザイン

専門的なクリエイティブの観点から見て、ひとつのロゴでブランドを表現するのは容易なことではありません。優れたロゴのなかには、ひと目で見分けがつき、シンボルとして広く知れ渡っているものもあります。ブランドにふさわしいロゴの制作にスムーズに取りかかれるよう、ここでは優れたロゴを作成するために考えるべき6つの重要ポイントを紹介します。

ロゴの役割を考察

Nikeのスウッシュ、Appleのロゴ、Amazonのスマイルマークは、いずれも容易に見分けがつく優れたロゴの代表です。これらのロゴは、長年にわたるマーケティングと広告キャンペーンの積み重ねがあったからこそ、今の状態を築くことができたのです。ブランドのロゴをデザインするときには、単に象徴的なロゴを新しくデザインしようとするのではなく、識別しやすさ(どんなサイズでも)と使いやすさ、ブランドへの共感を喚起することを重点的に考えましょう。 

架空の会社「Concept」の販促物4種類

ブランドを理解

優れたロゴは、会社のアイデンティティ、つまりその会社のコアバリューと特徴を表現しています。デザインプロセス初期の段階で、クライアントとブランドのことをよく理解するようにしましょう。

ペン、書類、パソコンを使って一緒に仕事をする2人の人物

スケーラブルなベクターで作成

サイズやフォーマット、カラーバリエーションを変更しても、ロゴは常にはっきりと表示できなくてはいけません。ロゴ(シェイプ、描画、書体)をベクターで作成すれば、高画質を維持したままで、どんなサイズにでも変更することができます。Illustratorでは業界標準のベクターツールをご使用いただけます。

ニーズに合わせてロゴのタイプを決定

ロゴには様々な形式やサイズ、タイプがあります。ロゴにはアイコンと書体の両方を使用しても構いませんし(例:Adidasのロゴ)、アイコンのみ(例:Appleのロゴ)や書体のみ(ワードマークやモノグラムと呼ばれるロゴ。例:Coca Colaのロゴ)でも構いません。いろいろと試しながら、どのタイプのロゴが最もニーズに合っているかを判断しましょう。

架空の会社「Rewind」のシンプルなロゴ(左)、「Rewind」のポスターとスマートフォン画面に表示されたロゴ(右)

余計なものをそぎ落としてデザイン

ロゴはブランドを表すものとして容易に見分けがつかなくてはいけません。識別しやすさは絶対条件ですから、デザインが過多にならないよう注意しましょう。すっきりしたシンプルな要素でデザインされたロゴなら、ブランドのアイデンティティをすばやく容易に伝えることができます。優れたロゴの芸術性が最も高まるのは、シンプルさとクリエイティビティが両立したときです。

赤いXマークがついた複雑なキツネのロゴ(左)と、緑のチェックマークがついたシンプルなバージョンのロゴ(右)

何度も練り直してブラッシュアップ

核になるアイデアが浮かんだら、それを何度も修正しながら練り直し、ブラッシュアップしていきます新しいバージョンのロゴをデザインする際には前のバージョンを保存し、必要に応じて参照できるようにします。すべてのバージョンを見直して、各バージョンのデザイン要素を組み合わせてみてください。そこそこの出来栄えだったロゴにひとひねり加えるだけで、すばらしいロゴが生まれることもあります。 

白黒のシンプルなロゴのバリエーション(左)と、紺色の背景に緑のロゴの最終バージョン(右)

以上の6つの重要ポイントを踏まえれば、ブランドに合ったロゴのデザインを順調に進め、クライアントが掲げるミッション、価値観、精神を表現したロゴを完成させることができます。

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