必要な情報
以下が大まかな流れです。
- プロジェクトの準備
練習用のサンプルファイルを開き、使用するAdobe Fontsをアクティベートしま す。スムーズに作成が進むよう、テキストとドキュメントの単位を設定します。 - テキストのデコレーション
入力済みの文字を装飾します。ポップアップで表示される異体字の一覧から選択してユニークな字形に変更し、字形パネルを使ってスワッシュ字形(流線的な字形)を追加します。 - ドロップシャドウの追加
文字をアウトライン化し、合体してから白のドロップシャドウを追加します。 - ハイライトの追加
鉛筆ツールで白い線を描き、ハイライトを表現します。線幅ツールで膨らみを持つ線に変形させることで、柔らかい光沢感を演出します。

サンプルファイルで使用しているFunkydoriフォントをアクティベートします。
「環境に無いフォント」ダイアログボックスが開きますので、「Funkydori」のアクティベートにチェックを付け、「フォントをアクティベート」をクリックします。
Adobe Fontsからフォントを同期できない場合は、こちらのページから対応方法をご確認ください。


Illustratorの画面左上にある「Illustrator」メニューから「環境設定」-「テキスト」(macOS
の場合)/「編集」-「環境設定」-「テキスト」(Windowsの場合)を選択します。
「環境設定」ダイアログボックスで、「新規テキストオブジェクトにサンプルテキストを割り付け」のチェックを外します。

ヒント
後のステップで、ドキュメント上をダブルクリックしてスワッシュ字形(流線的な字形)をドキュメントに追加します。「新規テキストオブジェクトにサンプルテキストを割り付け」が有効化されていると、テキストを作成するたびにサンプルテキストが入力されます。今回の作例では、サンプルテキストが入力されない方が作業効率が良いため、あらかじめオフにしておきます。












ヒント
ここで文字をアウトラインに変換しておくことで、パスファインダーで文字を合体することが可能になります。後の手順でドロップシャドウを適用します。その際、合体させてから適用しないと、個別の文字にドロップシャドウが適用されることになり、見栄えが悪くなります。









※「鉛筆ツール」は、使用しているワークスペースにより「Shaper ツール」または「ブラ
シツール」とグループ化されています。ツールを長押しして、表示されるフライアウトメニューから「鉛筆ツール」を選択します。






以上で、レトロ風のロゴデザインを作る方法 の手順は終了です。
字形パネルや線幅ツールなど、ロゴのデザイン力を高めるために、いくつかのツールを使用
しました。
そして、ユニークな字形を装飾するために、背面に太陽のアートワークを配置しました。
ここでは、白のドロップシャドウを加え、背面の太陽を文字のエッジに沿って抜き落とすような 処理をしています。
これにより、文字がしっかりと際立ちます。
白のドロップシャドウの有無で、ロゴの印象は大きく変化します。

ビデオの白いTシャツのように、白いアイテムにアートワークをプリントすることは多くあります。白のドロップシャドウで抜く処理は、生地の白とうまくなじませるためにデザイナーが良く使用する効果的なテクニックです。
