問題点 (Issue)

例:Adobe Illustrator CS3 で、バージョンを [Illustrator CS3] に指定して保存したファイルを開いてテキストの編集を行うと、更新を促す警告メッセージが表示され、更新を行うとテキストのレイアウトが変更されます。場合によっては更新後のレイアウトが正しい場合もあります。

「このテキストは、以前のバージョンのIllustratorで作成されました。テキストを編集すると、一部のテキストレイアウトが変更される可能性があります。基本書式には影響しません。続行しますか?」

理由 (Reason)

- Illustratorが正しく文字組みを計算できませんでした。

- 横書きに縦中横が有効になっています。

- 文字間のカーニングが [自動] に設定されています。

- スタートアップスクリーンの [最近使用したファイルを開く] のリストからファイルを開いています。

解決方法 (Solution)

この問題を解決するには、以下のいずれかの操作を行います。

A. 標準段落スタイルを変更します。標準段落スタイルを変更することでIllustratorは文字組みの再計算を行い、正しく更新されます。

  1. Illustratorファイルを開きます。
  2. 何も選択せずに段落スタイルから標準段落スタイルをダブルクリックします。(テキストボックスを選択している場合には、Shift + Commandキーを押しながら標準段落スタイルをダブルクリックします。)
  3. 縦中横タブで[縦中横]に横棒が付いていますのでこれを取ります(オフにします)。





    (横棒が付いています) (オフになりました)
  4. ファイルメニューから[別名で保存...]を選びます。
  5. Illustrator形式を選択します。バージョンにIllustrator CS3が選択していることを確認してOKボタンを押します。

B. カーニングを [0] に指定してファイルを保存します。

Illustrator でドキュメントを作成する際、文字間のカーニングを [0] に指定します。または、文字をつめる場合は [オプティカル] を選択します。

C. [ファイル] メニューからファイルを開きます。

すでに文字間のカーニングが [0] に設定されているドキュメントを開く場合は、スタートアップスクリーンのリストからではなく、[ファイル] メニューから [開く] を選択してファイルを開きます。

追加情報 (Additional Information)

- メッセージが表示されて更新されたファイルの場合、その後問題は発生しません。

- 自動カーニングは主に欧文フォントを使用したテキストに用いる設定です。

標準段落スタイルを変更することでIllustratorは文字組みの再計算を行います。再計算により正しい文字組みとなったテキストは誤った更新のメッセージを表示しなくなります。

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー