「新規オブジェクトをピクセルに整合」が有効にならない(Illustrator CC 2014)

問題点 (Issue)

Adobe Illustrator CC 2014 の「新規オブジェクトをピクセルに整合」が有効なドキュメントでライブシェイプオブジェクトを作成するとピクセルに整合されません。

詳細 (Detail)

この問題は、以下のようなワークフローにおいて発生します。

  1. Illusrator を起動し、Web プロファイルの新規ドキュメントを作成します。
    ※ Web プロファイルの場合、初期設定で「新規オブジェクトをピクセルに融合」が有効になっています。
  2. 長方形ツールでライブシェイプを作成します。
  3. ピクセルに整合していないライブシェイプが描画されます。

解決方法 (Solution)

現時点では、この問題を解決する方法はありません。以下のいずれかの方法で、この問題を回避してください。

A. 手動でピクセルに整合

描画したライブシェイプを選択し、変形パネルから「ピクセルグリッドに整合」を選択してください。

複数のオブジェクトを一括して整合する場合は、選択/オブジェクト/ピクセルグリッドに未整合を選択し、変形パネルの「ピクセルグリッドに整合」を選択します。

注意:

注意 : 上記操作を行った後にライブシェイプのリサイズなどを行うと、ピクセルに整合されなくなります。

B. ライブシェイプの拡張

描画したライブオブジェクトを選択し、オブジェクト/シェイプ/長方形を拡張を選択します。ライブシェイプ属性が無いオブジェクトについてはこの問題の影響を受けないため、リサイズなどを行ってもピクセルグリッドへの整合は維持されます。

注意:

拡張したオブジェクトを選択し、オブジェクト/シェイプ/長方形に変換を選択すると、再度ライブシェイプに戻すことができます。

追加情報 (Additional Information)

弊社ではこの問題を認識しており、現在調査を進めています。