Illustrator、Apple silicon、Big Sur(macOS 11)の間の互換性について説明します。
macOS Big Sur に対応している Illustrator のバージョンは何ですか?
Illustrator 25.x と Illustrator 24.x は、macOS 11(Big Sur)で動作しますが、互換性の問題がある場合があります。
アドビでは、新しいオペレーティングシステムが現在お使いのハードウェアやドライバー(印刷など)で動作することを確認するために、お客様ご自身が本番環境でないパーティションでテストを実施されることを強くお勧めします。
ここに記載されていない問題が発生した場合は、アドビのフィードバックサイトで報告してください。
従来のバージョンの Illustrator は macOS Big Sur に対応していますか?
従来のバージョンや永続ライセンス版の Illustrator は、macOS 11(Big Sur)で動作するように設計されたものではなく、動作確認もおこなっていません。
古いバージョンの Illustrator を利用している場合、macOS Big Sur にアップグレードしないことをお勧めします。
Illustrator version 23.x 以前は、Creative Cloud デスクトップアプリケーションの「従来のバージョン」のリストに入っていません。
macOS Big Sur へのアップグレード後はアンインストーラーが動作しなくなるため、古いバージョンをアンインストールする場合は、アップグレードする前におこなってしてください。既に macOS Big Sur にアップグレードしている場合は、Creative Cloud Cleaner Tool を使用して古いバージョンをアンインストールすることができます。
Apple silicon との互換性
Illustrator は Apple Silicon M1 チップを使用する Apple コンピューター上でネイティブに動作し、その速度は、同様に構成された前世代システムの 1.5 倍になります。
Illustrator メニューの Adobe Bridge、DXF や DWG ファイル形式フォーマットのサポート、従来のサードパーティ(Intel のみ)プラグインなど、一部の機能はネイティブモードでは利用できません。これらの機能を利用するには、Illustrator を Rosetta エミュレーションモードで実行する必要があります。
詳しくは、「Apple Silicon での Illustrator の使用」を参照してください。
以前のバージョンの macOS を使用した場合の Illustrator の互換性の問題については、「 macOS High Sierra」と「macOS Mojave」にある回避策を参照してください。