文末脚注参照番号を挿入する場所にテキスト挿入点を置きます。
文末脚注の作成
文末脚注は 2 つの関連する部分から構成されます。テキストに現れる文末脚注参照番号と、ストーリーの末尾またはドキュメントの末尾に表示される文末脚注テキストです。文末脚注は作成することも、Word または RTF ドキュメントから読み込むこともできます。文末脚注は、ドキュメントに追加すると自動的に番号が付けられます。番号付けは、ストーリーごとにリセットされます。文末脚注の番号付けのスタイル、外観およびレイアウトは制御することができます。テキスト内で文末脚注が再配置されると、番号付けも自動的に調整されます。
文末脚注を作成するには、次の手順に従います。
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次のいずれかの操作を行います。
- 右クリックし、「文末脚注を挿入」を選択します。
- 種類/文末脚注を挿入を選択します。
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文末脚注テキストを入力します。
Word ドキュメントの文末脚注の読み込み
Microsoft Word 読み込みオプションを使用して、文末脚注がある Word ドキュメントから文末脚注を読み込むことができます。文末脚注を読み込むオプションはデフォルトで有効です。
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ファイル/配置を選択します。
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読み込む Word ドキュメントを選択します。
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「開く」をクリックします。
すべての文末脚注が読み込まれ、新しいテキストフレームに追加されます。
複数の Word ドキュメントを同時に読み込むこともできます。すべてのドキュメントの文末脚注が、1 つのテキストフレームに読み込まれます。
文末脚注の番号付けとレイアウトの変更
文末脚注の番号付けとレイアウトに変更を加えるには、書式/脚注オプションを選択します。加えた変更は既存の文末脚注とすべての新規脚注に反映されます。
文末脚注オプションダイアログボックスには、次のオプションがあります。
文末脚注ヘッダー
文末脚注タイトル:
文末脚注ストーリーのタイトルを入力します。
段落スタイル:
文末脚注タイトルを書式設定する段落スタイルを選択します。ポップアップメニューには、段落スタイルパネルで使用可能な段落スタイルが表示されます。デフォルトでは、「基本段落」スタイルが使用されます。「基本段落」スタイルはドキュメントのデフォルトのフォント設定と同じように表示されないことがあります。
番号付け
スタイル:
文末脚注参照番号の番号付けスタイルを選択します。
開始番号:
ストーリー内の最初の文末脚注の番号を指定します。「開始番号」オプションは、1 つのブック内に複数のドキュメントがある場合に特に役立ちます。文末脚注の番号付けは、ブック内のドキュメント間では継続されません。
モード:
1 つのブックに複数のドキュメントがあり、ページの番号付けが連続している場合は、「連続」を選択して、各章の文末脚注の番号付けが、前の章の最後の脚注番号に続く脚注番号で始まるように設定します。「各ストーリーの再開」を選択すると、ドキュメント内の各ストーリーは「開始番号」で指定した番号から始まります。
テキスト内での文末脚注参照番号
位置:
このオプションは文末表示形式を決定し、デフォルトでは上付き文字です。(OpenType 上付きの設定を含む文字スタイルなど)文字スタイルを使用して数値の形式を設定するには、「標準を適用」を選択して文字スタイルを選択します。
文字スタイル:
文末脚注参照番号を書式設定する文字スタイルを選択します。たとえば、上付きの代わりに、標準の位置でベースラインが引き上げられた文字スタイルを選択します。ポップアップメニューには、文字スタイルパネルで使用可能な文字スタイルが表示されます。
文末脚注のフォーマット
段落スタイル:
ドキュメント内のすべての文末脚注の文末脚注テキストを書式設定する段落スタイルを選択します。ポップアップメニューには、段落スタイルパネルで使用可能な段落スタイルが表示されます。デフォルトでは、「基本段落」スタイルが使用されます。「基本段落」スタイルはドキュメントのデフォルトのフォント設定と同じように表示されないことがあります。
分離記号:
分離記号は文末脚注番号と文末脚注テキストの間に表示されるホワイトスペースを設定します。分離記号を変更するには、まず既存の分離記号を選択または削除してから新しい分離記号を選択します。分離記号には、複数の文字を含めることができます。ホワイトスペース文字を挿入するとき、適切なメタ文字(EM スペースの場合は ^m など)を使用する必要があります。
配置オプション:
スコープ:
特定のドキュメントで文末脚注をどのように保持するかを設定する場合に、このオプションを選択します。「ストーリー」を選択すると、ストーリーごとに別の文末脚注フレームが作成されます。「ドキュメント」を選択すると、ドキュメント全体に対して 1 つの文末脚注フレームが作成されます。このオプションは、スコープを変更する際にも使用できます。
文末脚注フレーム
デフォルトでは、オプションは「新規ページ上」に設定されます。このオプションでは、定義されたスコープの新しいページが作成されます。このオプションは InCopy で変更することはできません。
プレフィックス / サフィックス
表示
文末脚注参照、文末脚注テキストまたはその両方にプレフィックスまたはサフィックスを表示します。このオプションは、文末脚注を文字の間に配置する場合に便利です([1] など)。
プレフィックス:
プレフィックスは番号の前([1 など)に表示されます。プレフィックスの文字または文字列を入力するか、オプションを選択してください。特殊文字を選択するには、プレフィックスコントロールの横にあるアイコンをクリックしてメニューを表示します。
サフィックス
サフィックスは番号の後(1] など)に表示されます。サフィックスの文字または文字列を入力するか、オプションを選択してください。特殊文字を選択する
には、サフィックスコントロールの横にあるアイコンをクリックしてメニューを表示します。
文末脚注テキストの操作
文末脚注テキストを編集するとき、次の点に注意してください。
- 文末脚注テキストには、文字および段落の書式設定を適用することができます。また、文末脚注参照番号の外観を変更することもできますが、文末脚注オプションダイアログボックスを使用することをお勧めします。
- 文末脚注参照番号を含むテキストをカットまたはコピーすると、文末脚注テキストもクリップボードに追加されます。テキストを別のドキュメントにコピーすると、そのテキストの文末脚注には新しいドキュメントの番号付けおよびレイアウトの設定が適用されます。
- 文末脚注参照マーカーを含む段落のオーバーライドおよび文字スタイルを削除すると、ドキュメント文末脚注オプションダイアログボックスで適用した脚注参照番号の属性も削除されます。
文末脚注を削除
文末脚注を削除するには、テキスト内に表示されている文末脚注参照番号を選択し、Backspace キーまたは Delete キーを押します。文末脚注テキストのみを削除すると、文末脚注参照番号と文末脚注構造は残ったままになります。