プリンターの設定

一般的に、最終印刷工程は Adobe® InDesign® で行いますが、Adobe InCopy® を使用してゲラビュー、ストーリービューまたはレイアウトビューのストーリーの下書きを印刷することができます。

InCopy でのプリント

InCopy は、通常、InDesign マスタードキュメントとリンクしています。一般に InDesign ドキュメントは、プリント工程の最終段階のソースであるため、プリントプロダクションに必要な多数のコントロールは InDesign で行うようになっています。ただし、ストーリーの校正刷りは、InCopy のゲラビュー、ストーリービュー、またはレイアウトビューでプリントできます。プリントされたコピーは、以下に示すビューとプリントの設定に基づいて、画面上のドキュメントと同じような外観になります。

  • ゲラビューまたはストーリービューでは、テキストをフォーマットされていない連続した列でプリントします。ドキュメントレイアウトとフォーマット機能は表示されません。

  • レイアウトビューでは、フレームやその他すべてのページ要素がそのままの状態で、画面上の表示と同じようにドキュメントがプリントされます。

    InCopy は、Adobe PostScript® および非 PostScript プリンターの両方およびそれ以外の印刷デバイスにも対応しています。PostScript プリンターを使用する場合は、プリンタードライバーで適切な PostScript プリンター記述(PPD)ファイルを使用していることを確認してください。

注意:

InCopy では、PDF Writer で使用されている形式はサポートしていません。PDF Writer にプリントする場合は、プリントに遅延やエラーが発生する場合があります。

プリンタードライバーについて

プリンタードライバーは、コンピューター上のアプリケーションから直接プリンター機能にアクセスするためのものです。適切なプリンタードライバーを指定することによって、プリンター固有の機能を使用することができます。

アドビ システムズ社では、次の表に掲載した最新のプリンタードライバーの使用を推奨します。古いドライバーで問題が発生する場合、オペレーティングシステムに対応した最新のドライバーにバージョンアップしてください。

オペレーティングシステム

プリンタードライバー

Windows® XP

Pscript 5(システムドライバー)

Mac OS 10.2 以降

Built-in PS Driver for Mac OS X

推奨する PostScript プリンタードライバーやサポートされている PostScript プリンタードライバー、そのインストール方法などについて詳しくは、アドビ システムズ社の Web サイトにあるプリンタードライバーのセクションを検索してください。

InCopy のプリント機能には、InCopy のプリントダイアログボックスとプリンタードライバーのダイアログボックスの両方に表示されるものがあります。通常、両方に重複している機能については、InCopy のプリントダイアログボックスでオプションを設定します。InCopy では、プリンタードライバーのダイアログボックスで指定された設定のうち、重複する設定は無視されます。重複するオプションの使用方法について詳しくは、この節の説明を参考にしてください。

プリンタードライバーでは、部数印刷のような InCopy にはない機能もサポートしています。このような機能がサポートされているかどうかは、プリンタードライバーによって異なります。詳しくは、プリンターメーカーに問い合わせてください。

特定のプリンター用に特定の設定を行う場合、InCopy のプリントダイアログボックスにある「設定」ボタンを使用して、プリンタードライバーの設定を行うことができます。Windows では、現在選択しているプリンターのプロパティダイアログボックスが表示されます。Mac OS では、標準のプリントダイアログボックスが表示されます。

PPD ファイルの選択

PPD(PostScript プリンター記述)ファイルは、特定の PostScript プリンタードライバーの動作をカスタマイズするために使用します。PPD ファイルには、出力デバイスの搭載フォント、使用可能な用紙のサイズと方向、最適なスクリーン線数、スクリーン角度、解像度、カラー出力性能などの情報が保存されています。プリントする前に正しい PPD を設定することが重要です。使用する PostScript プリンターやイメージセッタに対応した PPD を選択すると、その出力デバイスのプリントダイアログボックスで使用できる設定が決まります。用途に応じて、別の PPD に切り替えることもできます。アプリケーションでは、PPD ファイルの情報を使用して、ドキュメントをプリントするときにプリンターに送る PostScript 情報が決定されます。

最適なプリント結果を得るには、出力デバイスの最新バージョンの PPD ファイルを出力デバイスの製造元から入手することをお勧めします。多くの印刷・出力会社は、自社で使用するイメージセッタの PPD を保有しています。PPD ファイルは、オペレーティングシステムによって指定された場所に保存してください。詳しくは、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

  1. Windows および Mac OS では、プリンターの追加と同じ方法で PPD ファイルを選択します。PPD ファイルを選択する手順はプラットフォームによって異なります。詳しくは、使用しているオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。

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