
InCopy CC 2017 リリース(2016 年 11 月)は、パフォーマンスの高速化、卓越した安定性、効率的な機能により、デザイナーの差し迫ったニーズに対応しながら日常のワークフローを円滑化します。
InCopy CC の以前のリリースで導入された機能の概要については、新機能の概要 | InCopy CC 2015 リリースを参照してください。
複数の段があるテキストフレームで作業する際、複数の段にまたがる脚注を挿入できるようになりました。この機能を有効にするには、脚注オプションの「脚注の段抜き」オプションを選択します。このオプションでの選択により、ドキュメントのすべての脚注が、複数の段にまたがって表示されるか、元の動作に戻るかのいずれかに設定されます。
InCopy CC 2017 で新しいドキュメントを作成すると、脚注を複数の段にまたがって表示するオプションがデフォルトで有効になっています。ただし、このオプションは、以前のバージョンで作成された既存のドキュメントではデフォルトで無効になっています。
詳しくは、脚注を参照してください。
InCopy のこのリリースでは、OpenType プロパティが見つけやすくなっています。テキストまたはテキストフレームの選択時に、バッジをクリックすると、選択したテキストに適用可能な OpenType プロパティがコンテキストメニューとして表示されます。また、特定の OpenType プロパティの外観をプレビューすることもできます。フォントが混合されている場合は、すべてのフォントの OpenType プロパティが表示されます。
複数の文字に OpenType プロパティを適用できます。テキストフレームまたはテキストフレーム内のテキストを選択すると、選択したテキストに適用可能な OpenType プロパティが自動的に識別され、候補として表示されます。
詳しくは、フォントの使用をご覧ください。
コンテキストメニューを機能拡張し、これまでの異体字と分数に、上付き序数表記と合字(任意/欧文)を加えました。1st、2nd、3rd などを選択すると、自動的に上付き序数表記が候補として表示されます。現在のところ、上付き序数表記は英語のみに対応しています。
また、「Start」などの単語から「st」を選択し、その文字に任意の合字が含まれる場合は、その合字が候補として表示されます。欧文合字にも同様に適用されます。
OpenType フォントにはデザインのセットが含まれる場合があります。InCopy では、そのようなデザインのセットが、Set 1、Set 2 のように表示されるので、実際のスタイルが判別できず不便でした。そこで、InCopy で参照されたときに、フォントメーカーより提供されたデザインのセット名が表示されるようにしました。
詳しくは、フォントの使用をご覧ください。