全体の文字間隔と特定の2文字の間隔を調整して、読みやすく、見栄えも良くします。

字送りとカーニングはデザイン上の必須要素で、ドキュメントの読みやすさと見栄えを大きく左右します。字送りとは選択したテキストブロック全体の文字間隔を伸縮することで、カーニングとは特定の2文字の間隔を増減することです。

InDesignでは、字送りとカーニングは文字パネルで簡単に設定できます。文字パネルを開くには、文字/文字の順に選択します。

字送りとカーニング

文字ブロック全体が伸縮する字送り  

字送り(字間調整)はテキストブロック全体の文字間隔を一定に整える処理で、単語やテキストブロック全体に影響します。

表題やロゴでよく使用されます。字送り値をプラスにすると間隔が伸び、大文字やスモールキャップスを際立たせる効果があります。逆に値をマイナスにすると間隔が縮み、スタイリッシュな表題を作成できます。

本文の字送りを少しプラスの値にすると、文字間にゆとりができて読みやすくなります。本文では、文字が判別しにくくなるマイナスの値はほとんど使用されません。

文字ブロックが伸縮する字送り
字送りをプラスする

字送りを調整するには、まずテキストを選択します。文字パネルでドロップダウンメニューから字送り値を選択し、上下の矢印をクリックするか、直接値を入力します(/1000em)。

ヒント:テキスト上ですばやく字送り設定するには、字送りを適用する範囲をハイライト表示し、Optionキー(Mac OS)またはAltキー(Windows)を押しながらキーボードの左右の矢印キーを押して値を増減します。 

字送りの調整

2文字間のカーニング

隣接する2文字の間隔が広すぎ、または狭すぎて読みにくかったり、一連の語句が不揃いに見えることがあります。InDesignにはカーニングオプションとして「和文等幅」のほか、「メトリクス」、「オプティカル」、「手動」があります。

「オプティカル」と「メトリクス」はInDesignにより自動的に設定されます。

文字のカーニング

InDesignによる自動設定

自動カーニングオプションは文字パネルにあります。メトリクスは、書体に組み込まれたカーニング表に基づく詰め機能です。文字デザイナーが意図した通りに、特定の文字が並んだときの間隔が自動的に調整されます。

オプティカルは、文字の形状に基づき文字間のスペースを調整する詰め機能です。このオプションは、「メトリクス」では期待した効果が出ない場合や、1行に複数の書体やサイズの文字が使用されている場合に役立ちます。

文字パネル

2文字間の手動カーニング

広告用など大きな見出しでは、特定の文字間隔のみの微調整が必要な場合があります。手動でカーニングするには、設定する2文字の間にカーソルを置き、文字パネルのカーニング値を変更します。

ヒント:テキスト上ですばやくカーニング設定をおこなうには、カーニングを適用する2文字の間にカーソルを置き、Optionキー(Mac OS)またはAltキー(Windows)を押しながらキーボードの左右の矢印キーを押して値を増減します。

2文字間の手動カーニング
03/28/2017
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