Step1では、InDesignの基本な使い方を学びながら、単ページのチラシを作成する方法をご紹介しました。ここからは、会社概要や商品パンフレット、ポートフォリオ、旅のしおりといった、複数ページを使ったレイアウトを作成していきます。InDesignの様々な機能を使って、高品質な8ページのフォトブックを完成させましょう。完成後は、印刷用にデータをパッケージする方法も解説します。
InDesignことはじめStep 2:複数ページのレイアウト

 

このチュートリアルでは、下記のフォトブックを作りながら、InDesignの基礎をご紹介いたします。

InDesignことはじめStep 2:複数ページのレイアウト

 

このチュートリアルの流れ:

  1. 複数ページの新規ドキュメントを作成する
  2. マスターページで共通情報を設定する(ノンブル)
  3. マスターページで共通情報を設定する(ヘッダー)
  4. 配置画像のカスタマイズ方法
  5. 画像の収集(パッケージ)と出力

 

Step2-1. 複数ページの新規ドキュメントを作成する

InDesignを起動し、複数ページの新規ドキュメントを作成します。今回はA4/8ページのフォットブックということで、用紙サイズのほかにページ数や見開きページ、綴じ方などを指定します。綴じ方は、テキストが横書きの場合は左綴じ、縦書きの場合は右綴じを選択します。新規ドキュメントを作成した後でも、ページパネルを使ってページを追加したり、削除したり、あるいは順番を入れ替えたりすることができます。

Step2-2. マスターページで共通情報を設定する(ノンブル)

実際のレイアウト作業に入る前に、マスターページの考え方と使い方について学んでおきましょう。マスターページとは、複数のページに同一のレイアウト要素を素早く適用させるためのテンプレートのようなものです。マスターページには、ヘッダーやフッター、ノンブル(ページ番号)、ロゴなどの共通情報を設定しておくことで、各ページのレイアウトや更新作業を大幅に簡略化できます。

それではまず、ノンブルの設定方法から解説していきます。InDesignでは、各ページごとにページ番号が自動的に振られるノンブルをマスターページに設定することができます。見開きページの左右に適切な形でノンブルを配置するテクニックもご紹介します。

Step2-3. マスターページで共通情報を設定する(ヘッダー)

続いて、マスターページにタイトルや見出しなどのヘッダーを設定する方法を解説します。ここでは、タイトル文字を配置してみます。段落スタイルで文字の設定を行い、文字に枠を付けて背景色を指定します。タイトル文字が作成できたら、ノンブルと同様に見開きの左右に適切な形で配置します。

マスターページは、表紙、扉、本文など、ページの内容に応じて複数作成することができます。最初に作ったマスターページの要素を保持しながら新規でマスターページを作成し、既存のページに簡単に適用する方法もご紹介します。

※ここで使用する文字のフォントは、「Acier BAT」というTypekitフォントです。Creative Cloud有償メンバーの方は、無料でTypekitからフォントを追加し、ご使用いただけます。

Step2-4. 配置画像のカスタマイズ方法

レイアウトに画像を配置する方法は、Step1-10でご説明いたしました。ここでは、配置した画像をカスタマイズする方法を解説します。まず、複数の画像を均等に分割されたフレームに一度に配置し、間隔ツールを使ってそれぞれのフレームサイズを変更して、動きのあるレイアウトにしてみます。

次に、2枚の画像を重ね、重なった部分に透明のグラデーションをかけて、上の画像が下の画像に自然に溶け込んでいくような美しい効果を作成してみます。

続いてもう1つ、長方形ツールで描いたオブジェクトの角を丸くする方法です。角のポイントをドラッグすることで、4つの角を1度に丸くすることも、個別に1つだけ丸くすることもできます。また、オブジェクトの色や形、効果などの情報を登録し、別のオブジェクトに素早く適用できるオブジェクトスタイルについても解説します。

練習用のサンプルファイルをこちらダウンロードしましょう。

Step2-5. 画像の収集(パッケージ)と出力

レイアウトの作業が完了したら、印刷のための準備をしましょう。InDesignの場合、ドキュメントに配置された画像は別の場所に保存された画像とリンクされた状態になっており、元画像のファイルが最初に配置したときと同じ場所にないと、「画像が見つからない」というアラートがでます。印刷会社などに渡す際は、画像ファイルを含めたすべての素材を1つのフォルダーにまとめる必要があります。

パッケージ機能を使うと、画像ファイルが別々の場所に保存されていても、自動で1つのフォルダーにすべてを収集してくれます。その際に、画像のリンクが無効になっていないか、カラースペースがCMYKでなくRGBになっていないか、特色が含まれていないかなどを確認できるので、印刷エラーを事前に防ぐことができます。

 

いかがでしたか、複数ページのレイアウトを作成するには、Illustratorを使うよりも、InDesignの様々なページ機能を使ったほうが簡単かつ効率的ではないでしょうか。次のステップでは、InDesignとIllustratorの使い分けについて解説します。

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