InDesignとIllustratorはどちらも似たようなツール、と思われている方も多いかと思います。しかし、ツールの操作性は同じでも、備わっている機能には大きな違いがあります。このステップでは、InDesignとIllustratorのそれぞれの特長と使い分けについて解説します。Illustratorで苦労していた作業も、InDesignを使えばこんなにラク、そういった作例をいくつかご紹介します。
InDesignことはじめStep 3:IllustratorとInDesignの違いと使い分け

 

このチュートリアルでは、下記のようなコンテンツを作りながら、InDesignとIllustratorの違いについてご紹介いたします。

InDesignことはじめStep 3:IllustratorとInDesignの違いと使い分け

 

このチュートリアルの流れ:

  1. 長文ドキュメントの作成
  2. 三つ折りリーフレットの作成
  3. ふりがな(ルビ)の設定
  4. 表の作成
  5. 初心者にも使いやすい無償テンプレート

 

Step3-1. 長文ドキュメントの作成

Illustratorは、ロゴの制作やベクターデータを使ったレイアウトを得意とするツールです。一方のInDesignは、共通情報を持った複数ページのレイアウトや、テキストと画像の柔軟な配置を得意とし、特に長文のドキュメントを制作するうえでは数多くの優れた機能を持っています。

最初のステップでは、InDesignを使って縦書きの長文ドキュメントを作成する方法を解説します。InDesignでは、複数ページにまたがるテキストフレームを設定することができ、文字が増えたり減ったりした場合には、自動的にページが追加されたり、削除されたりします。

Step3-2. 三つ折りリーフレットの作成

Illustratorでも作られることの多い三つ折りリーフレットですが、InDesignを使えばさらに効率的に作業を進めることができます。

ここでは、A4横サイズを三つ折りにする想定でドキュメントを作成します。InDesignでは、幅100mmのページを見開きで横に3つ並べる形で新規ドキュメントを作成します。ページのサイズは後からでも簡単に変更できるので、端のページのみ幅を3mm縮めます。これでA4横サイズと同じ状態でレイアウトを進めることができます。

このようなドキュメントを作成することで、Illustratorのように折りトンボを個別に設定することなく、プリント設定で自動的に適切なトンボを付けることができます。

Step3-3. ふりがな(ルビ)の設定

InDesignならではの機能として、漢字などにふりがなを振る「ルビ」があります。ルビには2つの種類があり、漢字1文字ごとにふりがなを振る「モノルビ」、または単語ごとにふりがなを振る「グループルビ」を設定できます。ルビの位置と間隔、フォントとサイズ、カラーなども細かく調整できます。

 

こちらから完成品のファイルをダウンロードし、三つ折りリーフレットのレイアウト等をご確認いただけます。

 

Step3-4. 表の作成

InDesignとIllustratorの大きな違いの1つ、それが表の作成です。表の作成は、Illustratorでは非常に手間のかかる作業でですが、InDesignの表機能を使えば、行と列の数を指定するだけで簡単に表を作成できます。表にカラーを適用したり、セルを結合または分割したり、カスタマイズも自由自在。行や列の順番を変えたいときは、ドラッグ&ドロップで簡単に移動できます。

表に入れる情報は、セル内に直接入力していくほか、Excelからコピー&ペーストで一気に挿入することも、Excelファイルとリンクさせて表示することも可能です。もちろん、セル内で細かい文字設定を行うことができます。

Step3-5. 初心者にも使いやすいデザインテンプレート

InDesignを初めて触る方でもすぐに作業に取り掛かれるように、Adobe Stockから無償のテンプレートをダウンロードして利用することができます。レストランのメニューや、年賀状、書籍の表紙デザインなど、日本独自に制作されたテンプレートが豊富に用意されており、写真やテキストを差し替えるだけで簡単に仕上げることができます。

InDesignの新規作成ドキュメント画面から、使いたいテンプレートのサムネールをクリックするだけです。

 

いかがでしたか、InDesignとIllustratorの違いをご理解いただけたでしょうか。ロゴや地図などの細かいデザインパーツはIllustratorで。多種多様な印刷物のページレイアウトはInDesignで。それぞれを上手に使い分けて、作品づくりのスピードとクオリティを上げていきましょう。

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