Adobe InDesign CCでは様々なストーリーボードレイアウトを作成でき、それを任意の順序に並べ替え、再利用して組み合わせれば、読み応えのあるeBookや複数ページのデジタルデバイス用ドキュメントを作成できます。
新規ドキュメントを作成して、ページサイズ、方向、ページ数、マージン等を指定します。この練習ではA4プリセットを使用し、「見開きページ」 をオフにしました。
長方形フレームツールで、写真、アート、メディア用のフレームを追加します。ストーリーボードを視覚的にわかりやすくするため、グラフィックフレームにカラーを適用しておきます。
定規からドラッグして作成したガイドを利用するか、ドキュメントグリッドを使用して、オブジェクトをページ上に配置します。プロパティパネルの「整列」セクションの各アイコンをクリックすれば、そのコマンドに応じてオブジェクトが整列します。
次に、文字ツールでテキストフレームを作成します。段組テキストを設定するには、テキストフレームを作成後、選択ツールに切り替えます。プロパティパネルの「テキストフレーム」セクションで、段数を入力します。 ダミーテキストを追加するには、プロパティパネルの「サンプルテキストの割り付け」をクリックし、書式を設定します。
見出しを作成するため、マージン間をドラッグしてテキストフレームを作成し、テキストを入力しました。
このような手順で複数ページレイアウトのストーリーボードを作成しました。
ストーリーボードのレイアウトは、ドキュメント内で簡単に再利用できます。ページパネルで、Alt/Optionキーを押しながらページのサムネールを少しドラッグして、ストーリーボードを複製します。ページの順序を入れ替えるには、ページパネル内でページのサムネールを移動先までドラッグします。
ストーリーボードのレイアウトが複製できたら、eBookの各ページにアート、テキスト、リッチメディアを追加して、コンテンツを完成します。