印刷、web、モバイル用の設定をおこない、プロジェクトをすぐに開始できるようにしましょう。
注意: 以下の新機能は、CC 2017以降の
Adobe InDesign
で使用できます。
※Adobe InDesign 20.1を使用して操作しています。
InDesignを起動すると、ようこそ画面が表示されます。「新規ファイル」をクリックして、新規ドキュメントダイアログボックスを開きます。Ctrl+Nキー(Windows)またはCommand+Nキー(macOS)で開くこともできます。
2. 画面上部から、「印刷」、「Web」、「モバイル」などのカテゴリーを選択します。カテゴリーを選択することで、カラーモードや単位など、プロジェクトに適したパラメーターが設定されます。
プロジェクトの内容に応じて、カテゴリーを選択しましょう。例えば、名刺、ポスター、冊子をデザインする場合は「印刷」、webページのモックアップまたはオンライン表示用のPDFを作成する場合は「Web」を選択します。
選択したカテゴリーに応じて、よく使用されるドキュメントタイプのプリセット一覧が表示されます。プリセットを使用すれば、あらかじめサイズや裁ち落とし等が設定された状態でドキュメントを作成できるので作業がしやすくなります。例えば、「印刷」を選択して「A4」プリセットをクリックすると、そのサイズですぐにデザインを開始できます。
ヒント: 表示されていないプリセットがある場合は、「すべてのプリセットを表示」をクリックしてください。
プリセットを使用するかどうかに関わらず、サイズの入力、単位の変更、ページの方向の変更など、様々な方法でドキュメントをカスタマイズできます。この時点ですべての設定が完了している必要はありません。ドキュメントの作成後に編集することもできます。
ページ数を指定します。雑誌や本のように2ページを見開きで表示する場合は、「見開きページ」を選択します。また、開始ページ番号がわかっている場合には、そのページ番号を入力します。もちろん、後で変更することもできます。
5. 各マージンを指定します(マージンとは、ページの端から版面までのスペースのことです)。任意の単位でマージンを設定します。
「マージン・段落」をクリックすると、「新規マージン・段組」ダイアログが表示されます。このダイアログでは、ページの端からのマージン(余白)を設定します。天、地、ノド、小口すべてのマージンに同じ値を入力するか、チェーンアイコンをクリックして、それぞれ異なる値を入力します。新規ドキュメントダイアログボックスを下にスクロールすると、数多くの多彩なデザインが揃った無料のテンプレートが表示され、様々なプロジェクトに使用できます。さらに、Adobe Stockから、何百点ものテンプレートをダウンロードできます。
設定が完了したら、「OK」をクリックして、設定内容が反映されたドキュメントを開きます。
初めてのドキュメントの設定が完了しました。後でドキュメントの設定を変更する場合は、ファイル/ドキュメント設定をクリックして、オプションを変更します。 ドキュメントプロファイル(単位やカラーモード)、ページサイズ、方向、ページ数の変更、裁ち落としや印刷可能領域の値の変更などができます。トンボと裁ち落としの設定方法については、 裁ち落としの設定 を参照してください。