この文書では、Adobe InDesign のオブジェクトスタイルの使用方法について説明します。

A. オブジェクトスタイルとは

オブジェクトスタイルとは、グラフィックフレームやテキストフレームの属性 (ドロップシャドウ、塗りと線、透明など) をスタイルとして保存し、複数のオブジェクトにすばやく適用することができる機能です。 

 

オブジェクトスタイルを使用すると、ドキュメント全体で一貫性のあるデザインフォーマットを簡単に設定できます。
保存したオブジェクトスタイルを編集しスタイルを再定義すると、そのオブジェクトスタイルが適用されたフレームが、一度にすべて更新されます。
オブジェクトスタイルを使用すると、繰り返し使用するスタイルをオブジェクトに瞬時に適用したり、作成したオブジェクトスタイルをフレームやグリッド作成時のデフォルトに設定することもできます。 

B. オブジェクトスタイルの作成

  1. InDesign を起動します。
  2. ウィンドウ/スタイル/オブジェクトスタイル を選択し、オブジェクトスタイルパネルを表示します。
  3. オブジェクトスタイルパネルのオプションメニューから、「新規オブジェクトスタイル」を選択します。

  4. オブジェクトスタイルオプション ダイアログボックスで、線、カラー、透明度、ドロップシャドウ、段落スタイル、テキストの回り込みなどの設定を行い、「OK」をクリックします。

  5. 新しくオブジェクトスタイルが作成されました。

C. オブジェクトスタイルの適用

作成してあるオブジェクトスタイルは、簡単な操作でオブジェクトやフレームに適用することができます。

  1. InDesign を起動し、ドキュメントにオブジェクトを配置します。



  2. ウィンドウ/スタイル/オブジェクトスタイル を選択し、オブジェクトスタイルパネルを表示します。
  3. 次のいずれかの操作を行います。
    ・ オブジェクトスタイルパネルから適用するスタイルを選択し、オブジェクトやフレーム上にドラッグ&ドロップします。
    ・ スタイルを適用するオブジェクトやフレームを選択した状態で、オブジェクトスタイルパネルから適用したいスタイル名をクリックします。

  4. オブジェクトにスタイルが適用されます。



D. オブジェクトスタイルの編集

オブジェクトスタイルの編集には、登録されているオブジェクトスタイルの設定内容を変更してから、そのスタイルが適用されているすべてのオブジェクトに変更を反映させる方法と、まず特定のオブジェクトで変更を行い、その変更内容を登録されたスタイルに反映させる方法とがあります。

D-1. 登録済みのオブジェクトスタイルを変更する

  1. ウィンドウ/スタイル/オブジェクトスタイル を選択し、オブジェクトスタイルパネルを表示します。
  2. オブジェクトスタイルパネルから編集するスタイル名を選択し、ダブルクリックします。

  3. 表示されたオブジェクトスタイルオプション ダイアログボックスでスタイルを変更し、「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

  4. オブジェクトスタイルが適用されていたオブジェクトまたはフレームに変更が適用されます。

D-2. オブジェクトに加えた変更をオブジェクトスタイルに反映させる

  1. ウィンドウ/スタイル/オブジェクトスタイル を選択し、オブジェクトスタイルパネルを表示します。
  2. 編集を行うオブジェクト(既存のオブジェクトスタイルを適用済み)を選択します。



  3. プロパティパネルなどで直接、編集を行います。

  4. 適用していたオブジェクトスタイル名の最後に「+」が表示されます。

  5. 適用していたオブジェクトスタイルを選択した状態で、オプションメニューから「スタイル再定義」を選択します。

  6. 編集した内容でオブジェクトスタイルが更新されます。

    ※ 他のオブジェクトに同じオブジェクトスタイルを適用していた場合、スタイルを再定義した時点で他のオブジェクトも変更されます。

E. オブジェクトスタイルの派生

1 つのオブジェクトスタイルを基準にして、新たにオブジェクトスタイルを作成することができます。元になったオブジェクトスタイルに変更を加えると、派生したオブジェクトスタイルにも変更が自動的に反映されます。 

  1. ウィンドウ/スタイル/オブジェクトスタイル を選択し、オブジェクトスタイルパネルを表示します。
  2. オブジェクトスタイルパネルのオプションメニューから、「新規オブジェクトスタイル」を選択します。

  3. オブジェクトスタイルオプションダイアログボックスの 一般/基準 から、基にするオブジェクトスタイルを選択します。

  4. 「ベースにリセット」ボタンをクリックすると、選択したオブジェクトスタイルが属性に反映されます。

  5. その他のスタイルを定義し、「OK」をクリックします。

F. オブジェクトスタイルの読み込み

オブジェクトスタイルは、別のドキュメントから読み込むことができ、グループのメンバーやクライアントと同一のスタイルを共有することが可能です。

  1. InDesign を起動します。
  2. ウィンドウ/スタイル/オブジェクトスタイル を選択し、オブジェクトスタイルパネルを表示します。
  3. オブジェクトスタイルパネルのオプションメニューから、「オブジェクトスタイルの読み込み」を選択します。

  4. 開く ダイアログボックスでオブジェクトスタイルを読み込むファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
  5. 読み込むオブジェクトスタイルにチェックを入れ、「OK」をクリックします。

  6. 読み込んだオブジェクトスタイルが、オブジェクトスタイルパネルに表示されます。

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