この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。 

内容 (What's Covered)

この文書では、Adobe InDesign CS5 文書から SWF(Adobe Flash Player)および FLA(Adobe Flash Professional)形式ファイルを書き出す際に発生する動作、および既知の問題点について説明しています。

A. 既知の動作

B. 既知の問題

A. 既知の動作

ドキュメントの設定に関する問題

InDesign ページの変換方法

SWF または FLA ファイルを書き出す際、InDesign スプレッドは、スライドショーにおけるスライドのように、タイムライン上で個別のクリップに分割されます。それぞれのスプレッドは新規キーフレームに割り当てられます。Flash Player 上では、矢印キーを押すか、またはインタラクティブボタンをクリックすることで、書き出されたドキュメントのスプレッド間を移動します。

ページサイズ

新規ドキュメントを作成する際、[新規ドキュメント] ダイアログボックス内の [ページサイズ] メニューから、例えば 800 x 600 などの解像度指定が可能です。書き出し時、SWF または FLA ファイルの寸法または解像度を調整することができます。

インタラクティブ機能

ボタン、ページ効果、ハイパーリンク、アニメーション、メディアファイルは、書き出される SWF および FLA ファイルに含めることができます。

ボタン

書き出される SWFまたはや FLA ファイルでは、特に [次のページ] と [前のページ] のアクションが Flash Player 上で再生する際に便利ですが、インタラクティブな PDF ファイル内で機能するいくつかのアクションは、Flash Player 上では機能しません。[ボタン] パネルでアクションを選択する際、[PDF のみ] オプションは選択しないでください。

ハイパーリンク

Web サイトやドキュメント内の他のページへのリンクを作成することができますが、FLA ファイルではハイパーリンクが機能しません。

ムービークリップとサウンドクリップ

ムービークリップやサウンドクリップは、サポートされている以下の形式であれば、書き出される SWF ファイル内に含めることができます。

ムービー : SWF、FLV、F4V、MP4

サウンド : MP3

FLA ファイル書き出しの際、ポスター画像のみが FLA ファイル内に含まれます。サポートされているメディアファイルは、書き出される FLA ファイルと同じ場所に保存された「resources」フォルダー内に表示されます。

変換に関する問題

カラー

SWF および FLA ファイルはいずれも RGB カラーを使用します。

SWF および FLA ファイルへの書き出しの際、CMYK や Lab などのカラースペースはすべて、InDesign によって sRGB に変換されます。また、スポットカラーは、RGB プロセスカラーに変換されます。

  • 透明度が適用されたテキストを含むアートワークで、カラー変換を回避するには、[編集] メニューから [透明ブレンドスペース] - [ドキュメント RGB 領域を使用] を選択します。
  • 透明度が適用された画像のカラー変換を回避するには、書き出し時に劣化ありの圧縮形式を使用しないでください。

テキスト

SWF または FLA ファイルの書き出し時に、Flash テキスト、アウトライン、ピクセルのいずれかへの変換を選択することができます。[Flash クラシックテキスト] として書き出された場合、FLA ファイルの場合は Flash CS5 Professional で編集を行うことができ、SWF ファイルの場合は、Web ブラウザで検索することができます。 

画像

  • SWF または FLA ファイルの書き出し時に、画像の圧縮、JPEG 品質、解像度の設定などを変更することができます。
  • FLA ファイルの書き出し時、InDesign 文書内の複数の箇所に配置されている同一の画像は、単一の画像アセットとして共有の場所に保存されます。
  • 多数のベクター画像を含む InDesign 文書は、書き出し後のファイルでパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。繰り返し使用する画像はコピー&ペーストせず、マスターページに配置することでファイルサイズを軽減することができます。同じ画像が文書内で複数配置されていて、変形および切抜きが適用されていない場合は、単一のコピーが FLA ファイル内に書き出されます。
  • コピー&ペーストされた画像は、個別のオブジェクトとして扱われます。
  • 初期設定では、配置された Illustrator ファイルは FLA ファイル内で単一の画像として扱われますが、コピー&ペーストされた Illustrator ファイルは個別のオブジェクトを生成します。Illustrator からのコピー&ペーストではなく、PDF ファイルとして Illustrator 画像を配置する方法が最適です。コピー&ペーストの場合、複数の編集可能なパスが生成されます。環境設定のオプションで、Illustrator オブジェクトをベクターの集合ではなく、単一のオブジェクトとしてペーストするよう変更することができます。Illustrator の [ファイル管理・クリップボード] 環境設定で、[PDF] にチェックを入れ、[AICB(透明サポートなし)] のチェックをはずしてください。InDesign の [クリップボード処理] 環境設定で、[ペースト中に PDF を優先] と [PDF をクリップボードにコピー] にチェックを入れてください。 

透明

  • SWF ファイル書き出しの前に、透明を含むオブジェクトとボタンやハイパーリンクなどのインタラクティブな要素が重なっていないことを確認してください。透明を含むオブジェクトとインタラクティブな要素が重なっている場合、書き出し時にインタラクティブ機能が失われる可能性があります。FLA ファイル書き出しの前に、透明を分割することも可能です。
  • 場合によっては、劣化ありの圧縮形式を選択することで、透明を含む画像の品質が劣化することがあります。書き出し時に、[PNG(劣化なし)] を選択することで、品質が向上します。

3D 属性

SWF および FLA ファイルの書き出しでは、3D 属性はサポートされていません。

 

B. 既知の問題

グループオブジェクトとグループの両方で同じ透明効果が適用されていると、透明を分割していない FLA ファイルでオブジェクトが失われたように見える(2537818)

回避策

  • グループまたは個別のオブジェクトのドロップシャドウを削除します。
  • ブレンドスペースを [グループ] から [ノーマル] に変更します。
  • SWF 形式で書き出します。
  • グループに異なる透明効果を適用します。 

書き出し後の SWF ムービーでマルチステートオブジェクト(MSO)が一定の周期で循環し続ける(2496987)

回避策

Flash CS5 で stop() メソッドを追加します。

 注意 : これは、InDesign から書き出されるすべての FLA ファイルに適用されます。InDesign では stop が追加されないため、初期設定ではすべてのページが自動的に循環し続けます。

ドキュメントによってインストールされるフォントが Flash テキスト内で縦にずれる(2497723) 

この問題の有効な回避策はありません。

  • InDesign では、プラットフォーム API ではなく、CoolType が使用されます。
  • Flash テキストはプラットフォーム API に依存し、テキストの上下の位置が調整されます。フォントがシステムフォルダーにインストールされている場合、プラットフォーム依存の API 呼び出しでのみ、適切な値を取得することができます。Adobe アプリケーション用のフォルダーやドキュメントインストール用のフォントフォルダーにフォントがインストールされている場合、適切な値が返されないことがあります。

中東(ヘブライ、アラブ)のドロップキャップは、SWF の Flash テキストで横にずれが生じる(2486484、2499126) 

回避策

中東版の InDesign を使用します。

単一のスプレッドに複数のページが含まれていると、マスターページ上のアニメーションが SWF で失われる。(2475343) 

この問題の有効な回避策はありません。現行の仕様ではサポートされていないワークフローです。

グラフィックフレーム内のコンテンツに透明効果を適用すると、FLA/SWF で分割とネイティブのいずれも出力されない。(2375074)

回避策

グラフィックフレーム自体に透明効果を適用します。

ビットマップフォント(Microsoft Word の Courier システムフォント)を SWF に書き出すとエラーメッセージが表示されます。(2295686) 

この問題の有効な回避策はありません。InDesign では、Windows のビットマップフォントはサポートされていません。ビットマップフォントはフォントメニューでフィルターされます。

日本語環境特有の問題 :

TLF テキストでテキストが上にずれる(2523394)

回避策

  • Flash オーサリング上でテキストの位置を行の高さとして設定するか、適切な数値を手動で設定するか、または InDesign で元のテキストに下線を適用します。
  • これは、TLF では InDesign の先頭ベースライン位置がサポートされていないことによる動作です。日本語の文書の場合、InDesign の設定が EmboxHeight の場合でも、先頭ベースラインは常に [自動] が選択されます。この問題の回避策については、以下弊社技術文書を参照してください。

    文書番号 cpsid_84495 Flash 書き出し時における日本語環境特有の問題について(InDesign CS5)

追加情報 (Additional Information)

InDesign CS4 および Flash パブリッシュ機能に関する詳細については、Background information on InDesign CS4 Flash publishing functionality(SWF/XFL) を参照してください。

 

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