Adobe Learning Manager の新機能と機能強化について説明します
リリースの最新情報
教室の場所
管理者は教室の場所のライブラリを設定することができます。 場所の名前や座席の上限のほかに、場所の URL などの情報を含むメタデータを、各教室の場所に対して設定することが可能です。 作成者と管理者は事前設定されたこれらの教室の場所を用いて、インストラクターによるトレーニングイベント(教室モジュール)を設定できます。
詳しくは、Adobe Learning Manager の教室を参照してください。
ゲーミフィケーション
このリリースの Adobe Learning Manager には、新しいゲーミフィケーションタスクが導入されています。この機能により、ユーザーが学習プラットフォームに定期的にアクセスして、学習アクティビティに参加するように促せます。このタスクに対応して、学習者が週、月、または四半期に 1、2、3、または 4 日間の学習活動を実行した場合にポイントを付与する新しいルールを管理者が設定できるようになりました。
詳細については、「ゲーミフィケーション」を参照してください。
Microsoft Teams コネクター
Microsoft® Teams® は、文書の共有、オンラインミーティング、その他のビジネスコミュニケーション機能全般を全面的にサポートする、チャットベースの持続的なコラボレーションプラットフォームです。
Adobe Learning Manager では、Microsoft Teams のミーティングを Learning Manager と統合するために、バーチャル教室コネクターを使用します。
Microsoft Teams コネクターで Learning Manager と Microsoft Teams のシステムを接続することで、データを自動的に同期できます。
詳細については、「Microsoft Teams コネクターのインストール」を参照してください。
プレイヤーの目次の変更
パフォーマンスの向上
Adobe Learning Manager の今回のリリースでは、Fluidic プレーヤーの目次(TOC)に対してパフォーマンスの大幅な強化が施されました。変更内容には、コンテンツのレンダリング速度の向上、プレイヤーを閉じた後にコースの完了情報を目次に表示すること、目次で完了したモジュールやコースにチェックマークを表示すること、および対応コンテンツタイプの強化(例:PDF や各種ビデオ / オーディオ形式)などが含まれます。
アクセシビリティの向上
Fluidic プレイヤーの目次のアクセシビリティが、いくつかの点で強化されました。 これには、色彩の改善やコントラストの強調、さらに目立つ目次ラベルなどが含まれます。
モジュールの検索と並べ替え
インストラクターが複数のセッションや提出物を扱っている場合、これまでセッションや提出物の検索と並べ替えは困難で、手間がかかるものでした。 今回のリリースでは、モジュール、およびインストラクターページでアクセスできるセッションを、コース、セッション、モジュールの名前で検索できるようになりました。 Learning Manager には検索フィールドが設けられ、今後予定されているセッション、過去のセッションおよびチェックリストと提出物を含むレビュー活動のすべてで利用できるようになりました。
次の方法で特定の名前のセッションやモジュールを検索できます。
- インストラクターアプリ(インストラクターの役割用 UI)で、今後のセッションと過去のセッションを検索します。 選択したページのインスタンスの一覧を表示させることができます。
- 右上隅の検索フィールドにセッションまたはモジュールの名前を入力します。
- 検索結果から、学習目標を特定します。
注意:検索結果には、そのインストラクターに割り当てられたコースやモジュールだけでなく、検索条件に当てはまるコースやモジュールがすべて表示されます。 自分に割り当てられたコースやモジュールを選択してください。
検索条件をリセットするには、コースやモジュールの名前の横にある「クリア」リンクを使用できます。
学習者向けのデフォルトソーシャル学習ビューの設定
これまで、学習者に対するソーシャル学習の有効化と設定を行う権限は管理者だけが持っていましたが、ソーシャル学習フォーラムを表示するオプションのデフォルトは投稿ビューに限定されていました。
今回のリリースでは、管理者がデフォルトのソーシャル学習ビューを環境設定に合わせて変更できるようになりました。 デフォルトの投稿ビューは、ソーシャル学習ダッシュボードのビュー設定を使って変更できるようになりました。 この設定によって、管理者は学習者のソーシャル学習ビューのデフォルトとして、投稿ビューと掲示板のいずれかを指定できます。
学習者のソーシャル学習ビューのデフォルトを変更するには、以下の手順に従います
- 管理者アプリの左側のペインで、「管理」から「ソーシャル学習」をクリックします。
- 「設定」タブで「ソーシャル学習ビュー」の「編集」 をクリックします。デフォルトでは「投稿ビュー」が選択されています。
- 以下のいずれかのオプションを選択して、デフォルトのソーシャル学習ビューを設定します
- 投稿ビュー:すべてのディスカッション掲示板から、個別の投稿すべてが表示されます。
- 掲示板ビュー:ディスカッションビューをすべて表示します。
- 変更を保存するには、「保存」をクリックします。
注意:管理者はソーシャル学習ビューを変更できますが、選択されたデフォルトビューは学習者が変更すると無効になります。 学習者がソーシャル学習ページを使って行うビュータイプの変更は、デフォルトのビュー設定(管理者が設定したもの)より優先されます。 ただし、ページを更新したり、ページから退出したりすると、ソーシャル学習ビューは管理者の設定したデフォルトビューに戻ります。
学習者向けに学習状況とカタログビューのデフォルトを設定する
デフォルトでは、すべての学習者に対して、学習目標がグリッドビューで表示されています。 これまでは設定機能がなかったために、管理者が学習者のデフォルトの表示設定をリストビューに変更することはできませんでした。
今回のリリースでは、管理者が学習者のデフォルトビュータイプを(学習状況ページとカタログページで)リストビューに指定できるようになりました。 利用できるコース、学習パス、資格認定といったオブジェクトが、デフォルトでリストビューレイアウトに表示されるようになりました。 管理者は、新たに追加された設定を使用して、学習者のデフォルトのビュータイプをグリッドビューとリストビューのいずれかに設定できるようになりました。
学習者のデフォルトビューを変更するには、以下の手順に従います。
- 管理者アプリの左側のペインで、「管理」から「設定」をクリックします。
- 一般設定ページにアクセスするには、「基本」から「一般」をクリックします。
- 学習者のデフォルトビューをグリッドからリストに変更するには、「デフォルトビュー(学習者の役割)」横で「リストビュー」オプションを選択します。 「リストビュー」オプションをクリアした場合、システムはデフォルトビュー設定をグリッドに戻します。
- 「リストビュー」オプションを選択(またはクリア)した後、システムには以下の確認メッセージが表示されます。
「リストビュー」を選択した後に学習者が学習者アプリにサインインすると、デフォルトで学習状況ページとカタログページがリストビューで表示されます。
注意:管理者は学習者のビューを変更できますが、選択されたデフォルトビューは学習者が変更すると無効になります。 学習者が自分の学習状況ページとカタログページのデフォルトビューの表示設定(管理者が設定したもの)をグリッドビューとリストビューの間で切り替えると、その設定が優先されます。
モバイル没入型 Web の変更
ソーシャル学習機能
ソーシャル学習では、現在モバイル没入型 Web エクスペリエンスがサポートされています。
{ "data”: { "type":"job", "attributes”: { "description":"description of your choice", "jobType":"generateUserBadge", "payload”: { "trainingId":"course: XXXX" } } } }
トレーニング ID 別にバッジをダウンロードすると、ページネーションが発生します。 1 ページあたりの上限は 1000 です。
userid 別にすべてのバッジをダウンロードする
{ "data”: { "type":"job", "attributes”: { "description":"description of your choice", "jobType":"generateUserBadge", "payload”: { "userId":"1234" } } } }
userid を使ってバッジをダウンロードする場合、ページネーションは発生しません。
GET learningObjects による教室管理
今回のリリースでは、リソースモデルの変更が行われています。 リレーションシップオブジェクトには「room」という新しい名前のフィールドがあります。 この変更は、教室モジュールにのみ適用されます。
ゲーミフィケーション API
この API には、外部イベントに対するポイント付与機能が含まれます。
POST /users/externalGamificationPoint
リクエストの本文:
{ "userId": userId in the account "eventTime": Time in "2020-01-01T18:30:00.000Z" format "points": points earned; it should be < 100000 "source": Source where these points are achieved (String limited to 128 chars) }
掲示板をお気に入りとして保存する
掲示板をお気に入りとして保存したい場合は、掲示板 ID を指定します。
POST /boards/{id}/favorite
掲示板の問題を報告する
掲示板の問題について報告する場合は、掲示板 ID を指定します。
POST /boards/{id}/reportAbuse
掲示板をお気に入りから削除する
掲示板をお気に入りから削除したい場合は、掲示板 ID を指定します。
DELETE /boards/{id}/favorite
掲示板 API の変更
フィールド isFavorite がモデルに追加されました。
カレンダー API
GET /users/{id}/calendar
以下のフィールドがペイロードに追加されました。
- courseInstanceName
- courseName
- enrolledToCourseInstance
- "instructorNames": ["string"]
注意:学習者がコースに登録しているかどうか、および学習者がカレンダーモデル内のコースインスタンスに登録しているかどうかを判定するため、enrolled フィールドと enrolledToCourseInstance フィールドが追加されました。
filter. allSession がクエリパラメーターに追加されました。コース内のすべてのインスタンスとすべてのセッションに関連するすべてのセッションを取得するためのものです。
リレーションシップに以下のフィールドが追加されました。
- instructors
- Room
このリリースでの変更点
Workday の強化
このリリースでは、以下の点が変更されました。
- Workday ではさまざまな属性がサポートされ、データを追加できます。 組織によってそれらの属性の使い方も異なっています。 そのため、これらの属性を公開し、管理者が Learning Manager を使ってマッピングできるようにしても、製品が複雑になって使いやすさに影響を与えてしまいます。Learning Manager にリストされていない属性のマッピングを希望する場合は、詳細について担当の CSAM にお問い合わせください。Learning Manager の CSAM サポートチームが要件について調査し、技術的な実行可能性に基づいて支援します。
- 「派遣社員を除外」チェックボックスが追加されました。 このチェックボックスをオンにした場合、システムはマネージャー配下で臨時雇用されている従業員をインポートしません。
カレンダーウィジェットの機能強化
Learning Manager のこれまでのリリースでは、カレンダーウィジェットがコースの名前と状態によって構成されていました。このリリース以降、カレンダーウィジェットにはセッション名、コース名、コースタイプ、セッション時間が表示されます。
カレンダーウィジェットには、最初にセッション名が(目立つ仕方で)表示され、続いてコース名とその他の詳細情報が表示されるようになりました。
以前のウィジェットでは、コース全体で 1 つのセッションだけが表示されていました。 ウィジェットの機能が強化され、コース内で利用できる全インスタンスのセッションすべてが表示されるようになりました。 コース内の利用できるセッションすべての情報が得られ、学習者は必要などのインスタンスにでも登録できます。
カレンダーウィジェットが翌月の情報を読み込む際、データの取得中に読み込み中アイコンが表示されるようになりました。
コンテンツ言語のオプション
このアップデートでは、以下のコンテンツ言語のサポートが追加されました。
- セルビア語
- スロベニア語
- スロバキア語
関心の度合い
コンテンツマーケットプレイスページの「関心の度合い」ボタンが無効にされ、学習者は自分が既に関心を示しているプレイリストやカタログ全体に関心を表明できないようになりました。
電子メールテンプレートの言語サポート
Learning Manager の今回のリリースでは、メールテンプレートにハンガリー語とフィンランド語のサポートが追加されました。
教室の機能強化のための API 変更
GET /users/{id}/calendar
以下のフィールドがペイロードに追加されました。
- courseInstanceName
- courseName
- enrolledToCourseInstance
- "instructorNames": ["string"]
注意:学習者がコースに登録しているかどうか、および学習者がカレンダーモデル内のコースインスタンスに登録しているかどうかを判定するため、enrolled フィールドと enrolledToCourseInstance フィールドが追加されました。
filter.allSession がクエリパラメーターに追加されました。コース内のすべてのインスタンスとすべてのセッションに関連するすべてのセッションを取得するためのものです。
リレーションシップに以下のフィールドが追加されました。
- instructors
- room
クラスモジュールに対応するリソースモデルがリレーションシップに表示されます。
このリリースで廃止された機能
このリリースでは、learningObjectSkill モデルのリレーションシップにあった「learningObject」が廃止されました。 同じ情報を取得するため、learningObjectSkill モデルの属性セクションに「learningObjectId」という新しいキーが追加されました。 このキーに対応する値が learningObject の IDを になります。 この変更は、以下の LO タイプに影響します。
- コース
- LearningPath(API 用語:learningProgram)
- Jobaid
廃止されたデータは、次回のリリースの一環として、応答から完全に削除されます。 これは 3 か月後に実施されます(2022 年 4 月 30 日以降のある時点)。 新しい設計に従ってデータを取得できるよう、実装に対して必要な変更を加えてください。
以下は LO スキルモデルのサンプルです。
Model: { "id": "course:5627858_51096" "type": "learningObjectSkill", "attributes": { "credits": 19.7 "learningObjectId": "course:5627858" << new attribute added. }, "relationships": { "learningObject": { "data": { "id": "course:5627858", "type": "learningObject" } }, "skillLevel": { "data": { "id": "51096_1", "type": "skillLevel" } } } }
learningObjectResourceGrade の ID 形式を変更する予定です。 現在、learningObjectResourceGrade モデルの ID 形式は以下の形式に従っています。
- course:courseid_instanceid_moduleid_version_uuid1_uuid2
変更後の形式は次のようになります。
- course:courseid_instanceid_moduleid_version_uuid
learningObjectResourceGrade の ID のコンストラクトには、1 つの UUID のみ使用されます。
全般として、Learning Manager ではどのようなモデルの ID も変換しないことを推奨します。
注意:この変更は、次回のリリースの際に有効になります(2022 年 4 月 30 日以降のある時点)。 この形式を何らかの形で使用している場合は、必要な変更を加えてください。
リリースノート
Learning Manager Web アプリとデバイスアプリの現在および以前のリリースについて詳しくは、リリースノートを参照してください。
バグの修正
このアップデートで修正されたバグを確認するには、修正されたバグの一覧を参照してください。
必要システム構成
Learning Manager の以前のリリース
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