発効日:2025 年 11 月 11 日
Adobe Brand Concierge(「Brand Concierge」)とは
Adobe Brand Concierge は、静的なブラウジングを動的でパーソナライズされた会話に変換する、AI を活用した会話型ソリューションです。組織は、ブランドの声と価値観に導かれながら、消費者とビジネスバイヤーが自信を持って発見、評価、行動できるよう、自社のデジタルチャネル全体でブランドに即したインテリジェントなインタラクションを提供することができます。
| 製品およびサービス | ライセンス指標 |
|---|---|
| Adobe Brand Concierge | 年間 1,000 回の会話あたり |
製品の制限
- 会話: お客様が使用できる会話数は、セールスオーダーで許可された数を上限とします。会話数は年間でライセンスされ、次の契約年度への繰り越しはできません。
- お客様サイト:お客様はモバイルアプリケーションを除くお客様サイトにのみ Brand Concierge をデプロイできます。
- サンドボックス:Brand Concierge には最大 5 つのサンドボックスが含まれます。
- Brand Concierge インスタンス:お客様は IMS 組織内のサンドボックスごとに 1 個の Brand Concierge インスタンスをデプロイできます。アドビは、独自の裁量により、IMS 組織内のサンドボックスごとに最大 10 個の Brand Concierge インスタンスをお客様に提供することができます。
- ナレッジソース: お客様は、以下の制限に従ってお客様が所有するコンテンツリポジトリからコンテンツを取り込むことができます。
- URL: 最大 25,000 件の URL から取り込まれたテキストコンテンツ(週次アップロードでページあたり最大 4 メガバイトに制限されます)。各 Brand Concierge インスタンスに関連付けることができるプライマリ URL データセットは 1 つのみです。
- 製品カタログ(.json upload): 週次アップロードで最大 10,000 製品に制限されます。各 Brand Concierge カタログに関連付けることができるプライマリ製品カタログデータセットは 1 つのみです。
- TPM: Brand Concierge は、ライセンス済み会話数の年間総数の 0.1%までの TPM(1 分あたりのターン数)を処理できます(例:100,000 件の会話 = 100 TPM)。制限を超えた場合、スロットリングが適用される場合があります。
- データの収集: お客様は、Brand Concierge のセットアップ時に作成された単一のデータストリームとデータセットに制限され、ページビュー、クリックスルー引用元、コンバージョンを収集するように設定されています。別途ライセンスを取得しない限り、お客様はカスタムメトリックやディメンションを追加したり、Brand Concierge 以外のユースケースでデータを収集するために WebSDK を使用したりすることはできません。
- データレイクストレージ:
- データレイクに取り込まれるデータの年間総量は、お客様の Brand Concierge ユースケースに関連して、お客様がライセンス済みの会話数に 100 キロバイトを乗じた量を超えてはなりません。Brand Concierge のためのデータレイクストレージに対するお客様の使用権限は、他のデータレイクストレージに対するお客様の使用権限に追加されるものです。
- データレイクストレージは、Brand Concierge の分析要件を満たす目的でのみ使用でき、お客様は他のユースケースには使用できません。
- データランディングゾーン: お客様は、1 つのサンドボックスにつき、1 つのデータランディングゾーンにアクセスできます。 お客様がすべてのデータランディングゾーンにわたって保存できるデータ量は、お客様にライセンス供与されたすべての Adobe Experience Platform 製品およびサービスに関連して提供されるデータストレージの合計容量を上限とします。 データランディングゾーンは、お客様のデータを Adobe Experience Platform との間で入出力するためにのみ使用できます。 データランディングゾーンのデータは、7 日後に自動削除されます。
- 顧客定義のデータラベルと使用ポリシー:お客様は、アドビが提供するデータガバナンスフレームワークを調整するために、最大 3 つの顧客定義のデータラベルと、最大 3 つの顧客定義のデータ使用ポリシーを作成することができます。
- アドホッククエリ:お客様によるアドホッククエリの使用は、同時使用ユーザー 1 名と同時実行アドホッククエリ 1 個までに制限されます。アドホッククエリは 10 分後にタイムアウトし、結果は 50,000 行に制限されます。
- 同時レポート要求:お客様の同時レポート要求は 2 件に制限されています。
- 月次レポート要求:お客様の月次レポート要求は 100,000 件に制限されています。
- ライセンスが付与されていない機能:Adobe Experience Platform の一部の機能が Brand Concierge からアクセスできる場合もありますが、お客様の Brand Concierge のライセンスで想定されていない Adobe Experience Platform の機能(Adobe Journey Optimizer、Customer Journey Analytics、Real-Time Customer Data Platform、またはそれらのコンポーネントを含みますが、これに限定されません)は、別途ライセンスを取得しない限り、お客様にはアクセスや使用のライセンスが付与されていないため、アクセスしたり使用したりすることはできません。 さらに、Brand Concierge と併用する場合を除き、お客様にはデータレイクにアクセスし、またはこれを使用するためのライセンスが付与されないため、別途ライセンスを購入しない限り、アクセスや使用はできません。
定義
- 「アドホッククエリ」とは、データレイクへの PostgreSQL インターフェイスから生成されるクエリを意味します。
- 「Adobe Experience Platform」とは、お客様がエンタープライズ内の様々なソースを使用して実用的なプロファイルを作成、管理し、データを分析してインサイトを導き出すことで、パーソナライズされたエクスペリエンスを推進できる、オープンで拡張可能なサービスのコレクションを意味します。
- 「Brand Concierge インスタンス」とは、関連する設定(ナレッジソースなど)を含む、デプロイされ実行中の Brand Concierge のバージョンを意味します。ブランド固有のエクスペリエンスを作成するためのものです。
- 「同時レポート要求」とは、ユーザーが Brand Concierge を強化するレポートエンジンに対して同時に行うレポート要求を意味します。
- 「契約年度」とは、ライセンス期間の開始日から 12 か月間またはそれ以降の各 12 か月間を意味します。
- 「会話」とは、エンドユーザーと Brand Concierge の間の双方向のインタラクションのセッションを意味します。会話は、その会話がプライマリである暦日ごとに 1 回カウントされます。
- 「顧客定義のデータラベル」とは、特定のユースケースに合わせてお客様が Adobe Experience Platform 内で作成した、カスタマイズされたデータラベルを意味します。 顧客定義のデータラベルは共有機能です。
- 「顧客定義のデータ使用ポリシー」とは、ユースケースに合わせてお客様が Adobe Experience Platform 内で作成した、カスタマイズされたデータ使用ポリシーを意味します。 顧客定義のデータ使用ポリシーは共有機能です。
- 「Data Lake」とは、Adobe Experience Platform 内の分析データストアを意味します。
- 「データランディングゾーン」とは、Adobe Experience Platform で提供される一時的なファイル保存のためのクラウドベースのデータストレージ機能であって、お客様が、Adobe Experience Platform とのデータ入出力のためにオプションで使用できるものを意味します。 データランディングゾーンは、共有機能です。
- エンドユーザーとは、直接または別のユーザーを介した間接的にお客様サイトに訪問、アクセス、または使用するあらゆる種類の個人または団体を意味します。
- 生成 AI 機能は、アドビの生成 AI 機能の特定のライセンス条件(https://www.adobe.com/legal/terms/enterprise-licensing/genai-ww.html)で定義されています。
- 「IMS 組織」とは、適切な個人が適切な理由で適切なタイミングで適切なリソースにアクセスできるようにするためのポリシーとテクノロジーのフレームワークを意味します。 IMS は、組織内のユーザー ID、認証、およびアクセス制御を管理するために使用されます。
- 「非実稼働サンドボックス」とは非稼働の開発およびテスト専用に使用できるサンドボックスを意味します。
- 「TPM(1 分あたりのターン数)」とは、ピーク時の受信量(1 分あたりに処理されるターン数)を測定する単位を意味します。
- 「レポート要求」とは、Brand Concierge の分析レポーティングエンジンのクエリを生成するアプリケーションからのデータ要求を意味します。
- 「サンドボックス」とは、アドビオンデマンドサービスのお客様のインスタンスにおける論理的な分離であって、データと操作を隔離する Adobe Experience Platform にアクセスするものを意味します。 サンドボックスは、実稼働目的または非実稼働サンドボックスに使用できます。 実稼働目的で使用されるサンドボックスは、Adobe Experience Platform 実稼働システムで許可された使用権限を共有します(実稼働目的で使用されるすべてのお客様のサンドボックスについて、累積的に測定されます)。 非実稼働のサンドボックスは、非実稼働の使用例で指定された使用権限を共有します(すべてのお客様の許可された非実稼働のサンドボックスは、累積的に測定されます)。 サンドボックスは、共有機能です。
- 「共有機能」とは、お客様がライセンスを取得した、該当するすべての Adobe Experience Platform ベースの製品およびサービス間で共有される(つまり、追加されない)機能および関連する制限を意味します。 お客様が利用する他の該当する Adobe Experience Platform ベースの製品およびサービスのいずれかがより高い制限を提供する場合(基本レベルの制限がより高いか、またはお客様が利用可能なアドオンのライセンスを取得していることから)、このような制限について明示的に別段の定めがある場合を除き、お客様の該当するすべての Adobe Experience Platform ベースの製品およびサービスには最も高い制限が適用されます。
- 「スロットル」とは、特定の期間内に処理できるターン数に対する強制的な制限を意味します。
- 「ターン」とは、1 件のエンドユーザー入力と 1 件の Brand Concierge 応答で構成されるインタラクションの単位を意味します。
- 「URL」(Uniform Resource Locator)とは、ドキュメントや web ページなど、インターネット上のリソースの場所を意味します。