写真内の特定のアイテムのみで(その他の部分に影響なく)カラーを変更する場合は、Adobe Photoshop Lightroomのブラシツールを使用すると、元のカラーに新しい色合いを加えることができます。

レザージャケット、黄色の帽子、青緑色のシャツのモデルが描かれた、hipstorのバッグを持つ女性

必要な情報

このサンプルファイルには、このチュートリアルの学習内容の練習に使用できるAdobe Stock画像が含まれています。このチュートリアル以外でサンプルファイルを使用する場合には、Adobe Stockのライセンスを購入してください。このサンプルファイルの使用に適用される利用条件については、フォルダー内のReadMeファイルを参照してください。

練習用ファイルを使用するか、自分で用意した写真を使用します。この説明では、モデルが着ているTシャツのカラーを変更します。部分補正をおこなうためブラシツールを選択して、適用する部分をなぞります。Tシャツの外周をなぞり、ブラシサイズを大きくして中を塗ります。ブラシのサイズは、キーボードの角括弧キーでも変更できます。また、Shiftキーを押しながらドラッグすると直線になります。

Lightroomではブラシツールでペイントした部分がマスクとなり、その後の編集はマスク領域のみに適用されます。キーボードのOキーを押すたびに、マスクのオーバーレイオプションが切り替わります。ブラシで選択した部分を表示するには、赤のオーバーレイ(背景がグリーン系の画像に使用するとグレーに見えます)が便利です。ズームインして、スペースバーを押しながらドラッグすれば、画像の表示位置を変更できます。

モデルの淡い青緑色のシャツに、ブラシを使用したマスクのオーバーレイが表示され、編集対象のエリアを示す

Oキーを押してマスクオーバーレイを非表示にし、パネル内の各スライダーを使って、新しいカラーに変更します。いろいろ試してみましょう。この説明で使用した設定は以下のとおりです。カラーを薄くするには彩度を下げます。まったく色味をなくすこともできます。ホワイトバランスの各種設定、色温度、色かぶり補正を試し、微調整します。露光量とコントラストの設定でも、カラーの見え方が変わります。

深緑色、紺碧色、薄緑色、暗緑色のシャツのモデル

この説明で使用した最終画像の設定は以下のとおりです。既におこなった補正をさらに編集するには、Oキーを何度か押して青いピンを表示し、ピンをクリックして、パネル内の各スライダーを任意に調節します。

モデルのシャツの色として青を選択する

ブラシが不要な範囲まではみでてしまったときは、消しゴムツールに切り替えます。消しゴムのサイズを調整して、選択範囲に含めた不要な部分をペイントします。  

消しゴムツールを使用して、描き損じた部分を描き直す

カラーを変更する前と後の画像をご覧ください。

変更前:淡い青緑色のシャツを着たモデル。 変更後:青いシャツを着たモデル

ブラシツールを使用して、いくつかのスライダーを調整すれば、画像の一部を新しい色合いに変えることができます。

 

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