逆光こそ印象的!太陽に向かって写せば魅力あふれる世界が見える

逆光こそ狙って写したいシーンなんです!


第1回目は、モバイル版Lightroom CCで撮影・仕上げする基礎情報をお届けしましたが、皆さん実際に試してみましたか?今月は“光と影の表現”にフォーカスして、逆光のシーンを印象的に表現する方法をお伝えします!
逆光写真、いわゆる、明るい方向に向けて撮影した被写体の暗い写真は、失敗の代名詞。
しかしながら、逆光は印象深い写真を写す絶好のチャンスでもあります。
陰が濃くてエッジの効いたカッコいい写真にしたり、やわらかな雰囲気でおしゃれさを出したり、光あふれる爽やかな描写にしたりと、いろいろな表現が楽しめます。

逆光のシーンを上手に写すにはテクニックが必要ですが、モバイル版Lightroom CCのカメラ機能なら、画面上で指をスライドさせればOK。上手く写せなくても、あとから編集機能で色を調整してきれいに仕上げられます。

日射しが低い冬は逆光の撮影に適した季節。さあ、太陽に向かってカメラを構えましょう。何気ないワンシーンが魅力あふれる作品になりますよ!

逆光を上手に写すコツはコレだ!

「AUTO」モードでカンタン撮影


被写体が暗い逆光写真は、普通なら失敗かもしれません。
でも、暗い部分がなくなるように明るく写せば、陰影の薄い優しい描写になります。反対に暗く写すことで、色濃い背景に被写体が陰として浮かび上がる劇的な写真に仕上がります。
つまり、逆光のシーンは「自分で明るさを調整」することが大切なのです。

逆光写真の魅力を覚えたら、あとは簡単。
①モバイル版Lightroom CCのカメラ機能を「Auto」モードにセットして、②やわらかに写すなら指を上にスライドして明るく、③劇的に写すなら下にスライドして暗くなるように調整します。スマホを縦に構えた場合は、右で明るく、左で暗く写せます。このテクニックを「露出補正」と呼びます。
④に表示されている数字が露出の補正値で、この部分をダブルタップすると補正なしの状態に戻ります。


今回は、優しい描写を目指して明るく写してみます。
太陽に向かってカメラを構える方向で撮りたいシーンを見つけたら、被写体が明るくなるように画面上で指をスライド。背景が真っ白になってしまうようなら、白い部分が少なくなるように構図を調整しましょう。
モバイル版Lightroom CCのカメラ機能は優秀なので、被写体の大きさによっては露出補正を行わなくても明るく写せることもあります。この辺りは、ケースバイケースで対応します。

ちなみに、目を引く構図を作るコツは、カメラを目の高さで構えないこと。
普段の目線と異なる高さから写すことで、見慣れない視点の写真になります。これは、新鮮に感じてもらう要素のひとつといえます。


明るく写した逆光の写真は、やわらかなトーンの優しい仕上がりになります。そして、上の写真のようにより大胆に明るくすれば、光あふれる描写になります。
逆光を生かした写し方は、人物でも猫でも花でも街角スナップでも幅広く応用できる、覚えておきたいテクニックです。

撮影後の色調でより印象深い作品に!


撮影時の露出補正が大変なら、あとから色を調整するという考え方もアリです。 
モバイル版Lightroom CCのカメラ機能は高品位なDNG形式で撮影できる(スマホにより異なる)ので、下の写真のように暗くて見えない部分があっても大丈夫。明るく補正することで、陰の部分が見えるようになります。
つまり、撮影で上手く表現できなくても、Lightroom CCの編集機能できれいに仕上げられるというわけです。

 


色調整のポイントは、暗くてよく見えない部分を明るく、明るくて色の薄い部分を暗くすることです。これにより、暗い部分から明るい部分まで色が再現された写真に仕上がります。

まずは編集画面で写真を表示して、①「ライト」ボタンをタップ。表示された②「ハイライト」と③「白レベル」のスライダーを左に、④「シャドウ」のスライダーを右に移動してみましょう。
この操作で、色の薄い空の部分が濃く、陰になっている人物や背景の建物の部分が明るくなって、やわらかな描写に変化します。


次は、全体の明るさを調整します。この作業は、①「露光量」と②「コントラスト」スライダーで行います。作例は「露光量」スライダーを右に移動して明るく、「コントラスト」スライダーを右に移動してメリハリを出しました。
補正する方向や強さは好みにより異なるので、「気持ちのよい色」を目指してスライダーを左右に動かしましょう。


より印象をアップするテクニックが、鮮やかさの補正です。
①「カラー」ボタンをタップして機能を表示したら、②「自然な彩度」と③「彩度」スライダーを右に移動して補正します。写真の色を見ながら、好みに合わせて2つのスライダーを調合すればOKです。
ポップな印象を出したいときは、スライダーを右方向にたくさん移動します。これで、肉眼では見ることができない印象的な世界が見えてくるはずです。


作業の流れを復習すると、「ハイライト」と「白レベル」で明るい部分を暗く、「シャドウ」で暗い部分を明るく、「露光量」と「コントラスト」で全体の明るさを整えて、「自然な彩度」と「彩度」で色を乗せる、となります。
複雑に見えますが、やっていることはシンプル。理屈を覚えるのが難しければ、作業を丸暗記してしまえばよいのです。
そして、実際に仕上げたものが下の写真です。パステル調のような、ミルキーな色調をイメージして色調整を施しました。

たくさん撮ったらパソコンで整理しよう

分かりやすく分類して見つけやすくする


モバイル版Lightroom CCを使っていると、いつの間にかたくさんの写真を撮影してしまいます。写真が増えると問題になるのが、目当ての写真が見つからないこと。
そんな状況に陥らないために、モバイル版Lightroom CCには写真を管理する機能が搭載されていますが、おすすめはパソコン版Lightroom CCの併用です。パソコンの大きな画面で見渡しよく写真が整理できるので、作業がとても楽になります。

パソコン版Lightroom CCは、モバイル版と同じAdobe IDでログインすると、写真がクラウドからダウンロードされてモバイル版と同じ状態になります。
ここから先は、パソコン版Lightroom CCを使った作業を紹介します。

最初に覚えたい機能が「アルバム」です。「アルバム」は写真をまとめる機能のことで、たとえば、誰かに見せたい大切な写真を集めたり、被写体別に分類したり、などの使い方があります。
まずは、①画面左上にある「マイフォト」ボタンをクリックして、②「アルバム」機能にアクセスできるようします。


サムネールの一覧から、①アルバムにまとめたい写真をクリックして選択します。
このとき、キーボードのCtrl(MacはCommand)キーを押しながらクリックすると、複数の写真が選択できます。写真は後からでも追加できるので、すべてを選ぶ必要はありません。
写真を選んだら、②「アルバム」パネルの右にある「+」ボタンをクリックして、③「アルバムを作成」を選びます。


「アルバムを作成」の画面が表示されたら、①アルバムの名前を入力して、②「選択した写真を含める」にチェックを入れて、③「作成」ボタンをクリックします。


「アルバム」パネルに入力した名前のアルバムが追加されたら作業は完了です。アルバム名をクリックして写真を表示してみましょう。


すべての写真を表示するときは、①「マイフォト」パネルにある「すべての写真」をクリックします。
作ったアルバムに写真を追加したいときは、②必要な写真をアルバム名にドラッグ&ドロップすればOKです。


Lightroom CCはクラウドを経由してパソコン版とモバイル版が同期しているので、パソコン版Lightroom CCで作成したアルバムはモバイル版でも見ることができます。もちろん、その逆も同様です。
下の画面は、パソコン版で作ったアルバムをモバイル版で表示した例です。


写真が増え過ぎると、「アルバム」にまとめる作業も面倒になってしまいます。
写真の管理は先手必勝。写真があふれて収拾がつかなくなる前に、必要な写真くらいは整理しておきたいものです。


執筆者:桐生彩希
 



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