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炭酸系ドリンクの写真は、シャッターを押す直前に炭酸を少量を加え、シュワシュワっとした感じが残っているときに撮影すると、躍動感やライブ感が増して、すぐに手に取り飲みたくなる印象を与えます。また、ドリンクができたら、すぐに撮影するのが重要。時間が経つと水滴がグラスに付いて、全体的に曇ってしまい、美味しさが伝わらなくなってしまいます。

作業に入る前にまずは下記の画像をスマートフォンのカメラロールに保存しておきましょう。
画像を長押しし、「画像を保存」をクリックします。
*チュートリアル通りに実践する場合は、予め下記の画像をカメラロールに保存しておくことをおすすめします。

Lightroomモバイル版を起動するとまずこのような画面になります。ここではアルバムを作成し、写真をまとめて管理したり、写真をフォルダに分けて整理することができます。今回は、画面右下の読み込みボタンをクリックします(①)。カメラロールの画面に切り替わるので、保存した写真をタップすると(②)、Lightroomで写真が開きます(③)。
ヒント: Lightroomモバイル版のアプリ内カメラで写真を撮影すると、そのまま写真がLightroomに読み込まれ、編集に入ることができます。

画面下の編集メニューから「カラー」をタップします(①)。パネルが表示されるので、その中の「彩度」を調整します。スライダーを右方向に移動し、彩度が「+10」になるようにします(②)。ドリンクの色の鮮やかさが増しました。

パネルの右上にある「混合」ボタンをタップし、カラーミックスのパネルに切り替えます(①)。カラーミックスは、写真内の特定の色範囲の色相、彩度、輝度を調整することができます。ここでは、一番左のレッドをタップし、「色相」のスライダーを「-5」まで左に動かします(②)。ドリンクに赤味が少し強くなりました。右上の「完了」をクリックします。


円形フィルターを使って、写真の部分的な補正を行なってみます。編集メニューの「部分補正」をタップます(①)。左上の「+」アイコンから円形フィルターアイコンをタップします(②)。写真の右側のドリンクをタップすると、円形フィルターの適用範囲が表示されます。ピンクでハイライトされた領域が、調整の対象領域となります。
右側のドリンク全体を囲むように円形フィルターの位置とサイズを調整します。円形フィルターの中央の青い点を動かすと、フィルターの適用範囲を動かせます。上下左右の白い点を動かすと、適用範囲のサイズを変更できます(③)。
ここでは、右側のドリンク以外の領域を調整するため、画面左に表示されたツールアイコンから「選択範囲の反転」をタップします(④)。

円形フィルターをした状態で、下の編集メニューから「効果」をタップします(①)。「明瞭度」のスライダーを「-100」まで左に動かします(②)。続いて、編集メニューから「ディテール」をタップし(③)、「シャープ」のスライダーを「-100」まで動かします(④)。フィルターを適用した部分がソフトな印象になり、マスクされた右側のドリンクが際立つようになりました。右下のチェックマークをタップして確定します。

写真が少し傾いて見えるので、角度を調整しましょう。編集メニューから「切り抜き」をタップします(①)。オプションから「フリー」をタップして「ロック」の状態にし、写真の縦横比を固定します(②)。
写真の下にある回転ダイヤルを「-6. 22°」まで右方向にドラッグします(③)。写真がまっすぐになったら、右下のチェックマークをタップして確定します。

「色」は、美味しさを伝える重要なポイントです。今回は、主役となるドリンクの「色」を引き立てる補正を行いました。また、周りをぼかすことで主役が際立ち、いっそう印象的な写真に仕上がります。色鮮やかなフルーツなどの写真で、ぜひ試してみてください。
