Lightroom Classic に搭載されたスポット除去ツールを使用すると、同じ画像の別の範囲からサンプリングすることにより、画像の選択範囲を修復できます。例えば、不要なオブジェクト(人物、頭上の電気配線など)を除去することにより、風景写真をクリーンアップできます。

風景写真に人が写っています(画像左)。強化されたスポット除去ツールを使用して、シーンからこの人を消すことができます(画像右)。
丸いスポット:
- シングルクリックにより丸いスポットを作成すると、自動でソースが見つかります。
- Control/Command キーを押しながらクリックして、丸いスポットを作成します。ドラッグしてスポットのソースを設定します。
- Control/Command + Option/Alt キーを押しながらクリックして、丸いスポットを作成します。ドラッグしてスポットのサイズを設定します。
選択範囲またはスポットの削除:
- ピンを選択し、Delete キーを押してその調整を削除します。
- Option/Alt キーを押し、スポットをクリックすると、削除されます。
- Option/Alt キーを押し、マウスをドラッグしてマーキーを描くと、マーキー内のスポットが自動で削除されます。
フル解像度で写真をプリントすると、コンピューターの画面では見えなかった多数の不具合がプリント出力に現れる場合があります。これらの不具合には、カメラセンサーに付いた埃、ポートレイトで撮影したモデルの皮膚の傷、青空にたなびく小さい雲など、多数の種類があります。フル解像度では、これらの不具合は視覚的に目立つ場合があります。
スポットを可視化機能を使用すれば、プリントする前にこれらの不具合を確認して修正できます。
スポット除去ツールを選択する場合、スポットを可視化オプションとスライダーが画像の下で利用できます。スポットを可視化オプションを選択すると、画像が反転し、不具合がより明瞭に見えます。スライダーを使用してコントラストレベルを変化させて、細部を拡大・縮小して不具合を探すことができます。次に、スポット除去ツールを使用して注意をそらすような要素を削除します。