Lightroom Classic の機能の概要 -(2023 年 10 月リリース)

Adobe Lightroom Classic の 2023 年 10 月リリース(バージョン 13.0)の主な新機能および機能強化について説明します。

ぼかし(レンズ)を使用したぼかしおよびボケの追加

ぼかし(レンズ)効果を適用した子供の写真
ぼかし(レンズ)を使用して重要な被写体に焦点を当てる

画像をぼかして、ワイドアパーチャレンズで撮影したような外観に仕上げます。ぼかし(レンズ)では、Adobe Sensei を使用して深度マップを作成することで、画像の背景または前景を簡単に変更することができます。手順に従ってぼかし(レンズ)を適用します。

  1. 現像モジュールで、ぼかし(レンズ)適用を選択します。

  2. ボケ効果のうち、適用するものを 1 つ選択します。

    正円

    モダン円形レンズ

    バブル

    過度に修正された球面収差による標準的な円形

    5 枚絞り

    ビンテージレンズでよく見られるペンタ効果

    リング

    レフレックスレンズやミラーレンズによく見られ、「ドーナツ」とも呼ばれる

    口径食

    特定のレンズにおいて主に周辺減光が原因で発生

    ぼかし(レンズ)のボケの選択
    Lightroom Classic のぼかしおよびボケパネル。

  3. ぼかし量スライダーとブーストスライダーを使用して、ぼかしおよびボケ効果の適用度を調整します。

  4. 焦点範囲スライダーを使用して、焦点を合わせる深度を選択します。「深度を視覚化」を選択して、寒色と暖色の深度マップを表示します。

    焦点範囲スライダー
    「深度を視覚化」オプションを使用すると、写真の深度マップ範囲を表示できます

  5. 焦点」を選択して焦点を合わせる領域にブラシをかけて深度マップをさらに微調整するか、「ぼかし」を選択して、ぼかす領域にブラシをかけます。

    フォーカスおよびぼかし
    「フォーカス」または「ぼかし」とブラシを選択して、選択範囲を調整します。

    注意:

    ぼかし(レンズ)は、すべてのユーザーがデフォルトで使用できる早期アクセス機能です。製品は開発中であるため、現在、「プリセット」、「設定をコピー/ペースト」、「設定を同期/自動同期」のワークフローはサポートされていません。

    詳しくは、Lightroom Classic でのぼかし(レンズ)
    を参照してください。

HDR での編集と書き出し

ハイダイナミックレンジ(HDR)で画像を編集、表示、保存すると、より明るいハイライト、深いシャドウ、鮮明なカラーで深度を強調できます。互換性のある HDR ディスプレイで HDR 画像を表示および編集できるようになりました。 HDR ディスプレイは、標準ダイナミックレンジ(SDR)ディスプレイと比較すると、明るさとコントラストがより優れています。HDR ディスプレイ用に最適化された画像は、インパクトが強く、臨場感があります。

HDR は、現像モジュールの基本補正パネルで簡単にオンにできます。詳しくは、Lightroom Classic での HDR の編集、保存、および操作方法を参照してください。

基本補正パネルの HDR ボタン
画像内の HDR データを表示するための Lightroom Classic の「HDR」オプション。

ポイントカラーを使用した精度の高いカラーの編集

色相彩度、および輝度全体の範囲を制御する機能を含むプロレベルの精度で、個々のカラーを調整します。 ポイントカラー ~と併用することもできる マスク特定のカラーをより詳細に制御できます。

  1. 現像カラーミキサーポイントカラーを選択します。

  2. スポイトを使用して画像からカラーを選択するか、カラーボックスからカラーセレクターを選択します。選択したカラーのスウォッチが、スポイトの横に作成されます。

    ヒント :

    スウォッチを右クリックすると、選択されているスウォッチまたはすべてのスウォッチを削除するオプションが表示されます。 一度に最大 8 個のスウォッチを作成して保存することができます。

  3. カラーフィールドの円と垂直方向スライダーをドラッグして、選択したカラーの色相彩度、および輝度を変更します。

    ポイントカラーボックス
    円を押したままドラッグしてカラーを調整する

    • 色相」を変更するには、目的のパスに沿ってポインターをドラッグしながら、同時に Cmd キー(macOS)または Ctrl キー(Windows)を押して、カラーフィールドをクリックします。
    • 彩度」を変更するには、目的のパスに沿ってポインターをドラッグしながら、同時に Shift キーを押して、カラーフィールドをクリックします。
    • 正確に動かすには、Option キー(macOS)または Alt キー(Windows)を押しながらカラーフィールドをクリックして、目的のパスに沿ってドラッグします。
  4. 変更したカラーをさらに調整するには、色相シフト彩度シフト輝度シフトスライダーを調整します。

    ヒント :

    範囲を視覚化」を選択して、現在のカラー選択の影響を受ける領域を表示します。

  5. 選択したカラーの範囲を制御するには、範囲スライダーを使用します。色相範囲彩度範囲輝度範囲を個別に制御して、カラー補正のあらゆる要素を調整することができます。カラー範囲を絞り込むには、次の手順を実行します。

    • 色相範囲、彩度範囲、輝度範囲のいずれかの末尾にある矢印を選択して調整します。
    • スライダーボックスを調整します。
    • スライダーボックスをドラッグして拡張または縮小します。
    ポイントカラー範囲のスクリーンショット
    Lightroom Classic のカラー範囲パネルの調整

設定をリセットするには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら、「リセット」を選択します。

その他のパフォーマンスの向上により作業を迅速に完了

  • DNG への画像変換の高速化。
  • 読み取り、書き込み、メタデータステータスなどのメタデータ操作のパフォーマンスが向上。
  • XMP の書き込みおよび読み込みにおける応答の高速化。
  • フォルダーの移動および削除操作の安定性とパフォーマンスが向上。
  • 通常速度、高速、およびターボウォーク中またはランダムな画像選択中の現像ルーペ表示における画像の読み込み時間を短縮。

新しいカメラとレンズのサポート

サポートされているプロファイルの詳細な一覧で、新しく追加されたカメラとレンズをご確認ください。

その他の拡張機能

  • プリセットパネルの名前に基づいて、プリセットおよびプリセットグループを簡単にフィルタリングできます。
プリセットパネルのフィルタリング
プリセットパネルでのプリセットおよびプリセットグループのフィルタリング

  • 履歴手順にポインターを合わせると、現像ルーペ表示で編集履歴を素早くプレビューできます。

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