傾いた写真をAdobe Photoshop Lightroom Classicで修正し、適当なサイズに切り抜いて、完璧な写真に仕上げましょう。
ライブラリモジュールで切り抜きまたは角度補正をする写真を選択します。画面上部のモジュールピッカーで「現像」をクリックするか、Dキーを押して、選択した写真を現像モジュールで開きます。
注意: このチュートリアルに用意されたサンプルファイルを使用する場合、まずサンプルファイルをLightroom Classicカタログに読み込んでください。
現像モジュールの右側にあるツールストリップから切り抜きツールを選択するか、Rキーを押します。切り抜きと角度補正パネルが開き、このツールのコントロールが表示されます。
サンプルの写真は少し傾いていて、地平線が水平ではありません。明瞭な水平線のある写真の角度を補正するには、切り抜きと角度補正パネルで角度ツールを選択して、傾いた水平線に沿ってドラッグして線を引きます。ここで引いた線が水平の基準となります。マウスボタンを放すと、自動的に写真の傾きが補正されて水平になります。
手動で画像を回転して傾きを補正する方法もあります。切り抜きボックスのすぐ外側にカーソルを合わせると、カーソルが曲がった双方向矢印に変化します。次に、ドラッグしてフレーム内で写真を回転させます。グリッドオーバーレイを参照しながら回転することができます。
切り抜きボックスの境界線または角をドラッグして、切り抜き領域のサイズを変更します。
次に、切り抜き領域内で写真をドラッグし、写真のどの部分を残すかを決めます。
注意 :切り抜き領域のサイズを変更する前に、切り抜きと角度補正パネルの鍵のアイコンを確認してください。鍵が閉まっている場合、切り抜きボックスをドラッグすると幅と高さが同時に変わり、元の縦横比が維持されます。縦横比を変えて切り抜きする場合は、鍵のアイコンをクリックして鍵を開けてください。これで、切り抜きボックスの角を個別にドラッグできます。
印刷、web、ビデオなどでよく使用される縦横比のプリセットで写真を切り抜く場合は、切り抜きと角度補正パネルの「元画像(またはカスタム)」をクリックして縦横比メニューを開きます。このメニューから、1x1や5x7など、標準の縦横比を選択できます。元の写真の縦横比を保持することも、数値を入力してカスタムの縦横比を指定することもできます。カスタムの縦横比は、このメニューのオプションとして保存されます。
ヒント: Xキーを押すと、切り抜き領域の向きが水平または垂直に切り替わります。
サンプル写真をお使いの場合は、ドロップダウンメニューから5x7の縦横比を選択し、切り抜きボックスを内側にドラッグしてサイズを小さくします。次に画像をドラッグしてサーファーが切り抜き領域の左下になるようにしましょう。
写真に切り抜きを適用するには、ワークスペースの下にある「完了」ボタンをクリックするか、切り抜きと角度補正パネルの下にある「閉じる」をクリックします。
Lightroom Classicの切り抜きツールでは、その他すべての調整ツールと同様、元の写真自体は編集されません。ツールストリップで再度切り抜きツールを選択すれば、いつでも切り抜きをやりなおすことができます。