この記事では、共有オーディエンスと A4T のプロビジョニングをリクエストする場合の前提条件について説明します。この 2 つの機能は異なるものですが、プロビジョニングフォームは同じです。
この記事のために情報をご提供いただいた Pedro Monjo 氏に、Adobe のコンサルティングサービスよりお礼申し上げます。彼のパーソナルブログには、より詳しい情報が掲載されています。
前提条件
Experience Cloud ID サービス(ECID)
おそらく最も重要な前提条件は、Experience Cloud ID サービス の使用です。このサービスは、すべての Experience Cloud ソリューションで共通の ID を使用することを目的としています。これらの統合は 2 つ以上の製品をリンクするので、ECID をデプロイしている場合にのみ機能します。
コードライブラリ
これらの統合で使用可能なコードバージョンは、VisitorAPI.js 2.0 以降です。
Analytics の実装
地域データ収集(RDC)
実装には RDC を使用する必要があります。RDC を使用しておらず、実装が古い場合は、これらの統合をリクエストする前に RDC に移行しておく必要があります。2013 年以降のほぼすべての統合は、RDC から開始しているはずです。不明な場合は、カスタマーケアまたはアドビの担当者にお問い合わせください。
コードライブラリ
Target の実装
コードライブラリ
これらの統合で使用可能なコードバージョンは、mbox.js 61 または at.js 0.91 以降です。
Experience Cloud 組織
ID サービスデプロイメントの一環として、Adobe Experience Cloud で会社をプロビジョニングする必要があります。現在、marketing.adobe.com にログインしている場合、会社は既にプロビジョニングされています。
必要な情報
プロビジョニングフォームに進む前に、フォームの提出に必要な次の情報を揃えておいてください。
- アドビのアカウントマネージャーまたはカスタマーサクセスマネージャーの氏名と電子メールアドレス
- Experience Cloud 組織名

- Experience Cloud 組織 ID:これは末尾が @AdobeOrg の文字列です。ECID の初期化コードで既に使用しています。Experience Cloud の「管理」セクションでも取得できます。

- Analytics ログイン会社:https://my.omniture.com/ 経由で Adobe Analytics にアクセスしている場合、ログイン時に既にこの ID を入力しています。ただし、https://marketing.adobe.com/ 経由のみでログインする場合、Analytics にログインしてから、Experience Cloud 組織名をクリックして ID を調べる必要があります。新しい会社では、ほとんどの場合、Analytics ログイン会社は Experience Cloud 組織名と同じですが、例外もあります。

- Target クライアントコード:この値を取得する一番簡単な方法は、Adobe Debugger を使用する方法です。代わりに、ブラウザーの開発者ツールを使用して Adobe Target が使用するネットワーク呼び出しを確認することもできます。どちらの方法でも、xyz.tt.omtrdc.net のような形式のドメインへの呼び出しが見つかるはずです。クライアントコードは、 xyz。

- Analytics トラッキングサーバー:使用しているすべての Adobe Analytics ラッキングサーバー(HTTP ドメインおよび HTTPS ドメインを含む)を調べる必要があります。また、実装でモバイルアプリを使用している場合、そのアプリ内で使用しているトラッキングサーバーも必ず調べてください。ファーストパーティ cookie を使用した実装では、smetrics.mydomain.com や metrics.mydomain.com などのサーバーを使用します。ファーストパーティ cookie を使用しない実装では、トラッキングサーバーの末尾が「omtrdc.net」である必要があります。サーバー名の末尾が「.2o7.net」である場合は、RDC に移行する必要があるので、この時点で中断し、この前提条件を満たすようにしてください。また、Debugger を使用して現在の Adobe Analytics の実装を確認することもできます。

- AAM パートナープロフィール(該当する場合):Adobe Audience Manager も使用している場合、パートナープロフィールを指定する必要があります。おそらく確認するのが最も難しいのがこのデータです。doPlugins セクションで s.AudienceManagement.setup() を呼び出してこれを設定している場合は、「partner」パラメーターがパートナープロフィールです。この方法が難しい場合、ブラウザーのウェブ開発者ツールを使用することでも確認できます。(サーバーからダウンロードした静的コードではなく)ページの動的コードを確認するオプションを選択します。非表示の iframe がコードの最後の方にあります。iframe の URL のドメインは、fast.xyz.demdex.net のような形式になります。ここでも、必要なのは、この xyz。

- IP の難読化:レポートスイートに IP の難読化が含まれているかどうかを確認します。Analytics の「管理者」セクションにあるレポートスイートおよび一般的なアカウント設定で確認できます。

プロビジョニングのリクエスト
前提条件を満たし、必要な情報が揃ったら、プロビジョニングをリクエストできます。リクエストするには、Experience Cloud Integrations Provisioning Form ページにアクセスして、フォームに入力します(入力にかかる時間は数分程度です)。
次のステップ
プロビジョニングは、完了までに 5 ~ 7 営業日かかります。完了したら、オーディエンスや A4T アクティビティの作成を開始できます。
このコンテンツについて質問がある場合や、これらの統合についてより詳しく知りたい場合は、コミュニティフォーラムに参加してください。このフォーラムでは、質問をしたり、他のユーザーとのディスカッションに参加したりすることができます。
アカウントにログイン