この技術的実装ガイドでは、実装担当者が Adobe Analytics と Adobe Campaign の統合時に従う必要のある、参照アーキテクチャ、ガイドライン、設定手順、テストについての情報を提供します。

この技術的実装ガイドは、アドビコンサルタント、アドビパートナー、その他の経験を積んだ実装担当者向けの資料です。この統合を構成するには、このガイドで説明されている各ソリューションの実装プロセスを十分に理解する必要があります。

アドビのお客様は、アドビプロフェッショナルサービスまたはアドビパートナーに連絡し、この統合についての詳細情報を入手することができます。

統合オプション

  1. Data Connector の使用
  2. データフィードの使用
  3. Data Warehouse の使用

利点と制限

統合には、主に次のような利点があります。

  • 電子メールマーケティングと Analytics データを 1 つのレポートインターフェイスに統合できます。
  • コンバージョンによって電子メールキャンペーンを最適化し、売上とサイトの成功に貢献できます。
  • ダイナミックマーケティングセグメントに基づき、主要な訪問者とマーケティングセグメントに対してリマーケティングを実施できます。

ソリューションの計画と統合アーキテクチャ

コンサルタントは、ソリューション計画段階を通じて配信や実行のアプローチを計画する必要があります。

前提条件(ライセンス、接続、初期化)

Adobe Analytics の要件は以下のとおりです。

  • レポートスイートに固有:この統合はレポートスイートに固有です。統合を有効にする前に、適切なレポートスイートが選択されていることを確認してください。
  • 設定済みで使用可能な Adobe Analytics 変数:この統合には、カスタムイベントとカスタム eVar が必要であり、さらに追加のイベントと eVar をオプションで使用します。「Adobe Analytics 統合変数」を参照してください。
  • 正規の代表:この統合を有効化することにより、Adobe Systems, Inc. とのサービス契約、または Adobe の信頼できるパートナーとのサービス契約に従い、お客様の企業に規定の料金が発生することがあります。この統合を有効化することで、お客様はご自身の企業の正規の代表とみなされ、それゆえにお客様の企業は前述のサービス契約に定められた料金の支払いに同意したものとみなされます。
  • Data Warehouse™:この統合では、リマーケティングセグメントを生成するために、Data Warehouse を有効にする必要があります。Data Warehouse が有効になっていない場合は、アドビの担当者に詳細をお問い合わせください。
  • Broadlog ID:この統合では、「Broadlog ID」をキャプチャし、Adobe Analytics 変数(eVar)に格納する必要があります。この ID は、Neolane システムから取得した電子メールアドレスをエンコードした ID、または数値で表された ID です。この「Broadlog ID」は、Neolane システムから取り込んだダウンストリームの訪問者によるサイトでの行動(買い物かごの放棄、購入など)に関連付けられ、リマーケティングに活用することができます。セットアッププロセス中にウィザードに従い、この目的に用いる eVar を指定する必要があります。
  • 外部トラッキング:送信した電子メールキャンペーンごとに外部トラッキングを有効にするというベストプラクティスを実行していない場合は、これを実行して確実に統合を成功させる必要があります。詳細については、下記の Neolane に関するセクションを参照してください。
  • プライバシーの保護:受信者 ID や訪問者 ID の追跡を有効にすると、サイト訪問者の個人識別情報を追跡できるようになるということを認識する必要があります。これによりプライバシーに影響が及びかねないため、サイト訪問者に通知をおこない同意を得るようにするなど、企業として適切な手段を講じる必要があります。

Neolane の要件は以下のとおりです。

  • 有効な Neolane アカウント:Data Connectors 電子メール統合を使用するには、クライアントが有効な Neolane アカウントを持っている必要があります。
  • Neolane 6.02 以降:この統合では、Web Analytics(Neolane 6.02 以降で使用できるコネクタ)を使用します。プロフェッショナルサービスチームに設定の支援を要請してください。
  • ネットワーク通信:ネットワーク設定を変更して、Neolane とアドビサーバーの間のデータフローを有効にする必要があります。Neolane が次のパスでアドビに接続できるように設定されている必要があります:http://api*.omniture.com および https://api*.omniture.com
  • Neolane の顧客であること:この統合を使用するには、お客様がアドビと Neolane の両方の顧客でなければなりません。現時点で Neolane の顧客でないお客様は、統合ウィザードを完了するのに必要な情報を持っていない状態です。Neolane の顧客であるお客様は、統合ウィザードを最後まで進めるために Neolane アカウント ID、または自社に対して割り当てられた一意の識別子が必要です。

実装アーキテクチャ

Adobe Data Warehouse/データフィード統合。

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  1. Adobe Analytics データフィードによるセグメント化、エクスポート、スケジュール設定
  2. Campaign データモデル統合:継続的な抽出
  3. またはテストと学習:Data Warehouse による 1 回限りの抽出
  4. Campaign の一時的なリストまたはテーブル
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インストール、プロビジョニング、設定

セットアップとプロビジョニング

Adobe Data Connectors の使用

  1. Adobe Genesis の設定

次のリンク先に記載されている正確な手順に従ってください。

https://docs.campaign.adobe.com/doc/AC6.1/en/PTF_Connectors_Adobe_Genesis_connector.html

データコネクタを使用するための Adobe Campaign の設定

次のリンク先に記載されている正確な手順に従ってください。

https://docs.campaign.adobe.com/doc/AC6.1/en/PTF_Connectors_Web_Analytics_connectors.html

Adobe Data Warehouse の使用

Adobe Analytics でのセグメントのエクスポートとスケジュール設定

  1. ファイルには、Adobe Campaign との調整キー(CRMId など)が含まれます。
  2. セグメントには、キャンペーンでターゲティングするキーのみが含まれます。
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https://marketing.adobe.com/resources/help/ja_JP/reference/data_warehouse.html を参照してください。

    3.  分類(ディメンション)と指標を選択します。

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    4.  データウェアハウスファイルを開始するスケジュールをクリックします。

Campaign と Data Warehouse の統合方法

方法 1:Campaign データモデルまたはリストにデータを挿入する(どちらでも ETL を使用可能)。

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方法 2:DWH 抽出を直接読み取り、エンリッチメントする。

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方法 3:Analytics データフィードを使用する。

  1. データフィード変数:https://marketing.adobe.com/resources/help/ja_JP/reference/analytics-data-feed.html を参照してください。
  2. データモデル Neolane。Campaign では、FTP/SFTP ロケーションから取得したファイルを読み取るために、カスタムワークフローを作成する必要があります。
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実装

ソリューションの実装

リマーケティングキャンペーンは、Adobe Campaign がセグメントを回収し、初回のキャンペーンでターゲティングされた人々の行動を分析した後に、自動で開始されます。買い物かごを放棄する、または購入せずに商品を閲覧するといった行動がみられる場合に、購入でサイトの閲覧を終えてもらえるよう、対象の受信者に配信がおこなわれます。
リマーケティングキャンペーンを実行するには、リマーケティングタイプのキャンペーンに使用する配信テンプレートを作成するだけです。その後、リマーケティングキャンペーンを設定し、セグメントにリンクします。セグメントごとに異なるリマーケティングキャンペーンをおこなう必要があります。

配信テンプレートの変更
Adobe Campaign では、パーソナライズされた配信テンプレートを使用したり自身でデータベース化したりして、キャンペーンを準備することができます。

  1. Adobe Campaign ツリーのリソース/テンプレート/配信テンプレートフォルダーに移動します。
  2. 電子メール配信 (リマーケティング)」テンプレート、または Adobe Campaign により提供されているリマーケティングテンプレートのサンプルを複製します。
  3. 必要に応じてテンプレートをパーソナライズし、保存します。
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リマーケティングキャンペーンの作成

  1. 新しいキャンペーンを作成します(詳細については、Campaign ガイドを参照してください)。
  2. ドロップダウンリストから、マーケティングキャンペーンテンプレートを選択します。
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  3.  「設定...」リンクをクリックして、キャンペーンにリンクされているセグメントと配信テンプレートを指定します。

  4.  以前に設定した外部アカウントを選択します。

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   5.関心のあるセグメントを選択します。

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  6.  このリマーケティングキャンペーンに用いる配信テンプレートを選択し、「完了」をクリックしてウィンドウを閉じます。

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7.  「OK」をクリックして、キャンペーンウィンドウを閉じます。

動作検証

リマーケティングキャンペーンの追跡をおこないます。

リマーケティング効率レポートには、グローバルレポートページからアクセスします。このレポートでは、Adobe Campaign リマーケティングキャンペーンの後にコンバージョン(すなわち商品の購入)が生じたコンタクト数を、買い物かごの放棄数との関連で示します。このコンバージョン率は週ごと、月ごと、または Adobe Campaign と Web 解析ツールの同期の開始以降のいずれかで計算されます。

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その他のリソース

役立つリンク/ドキュメント

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