この技術的統合ガイドでは、実装担当者が Adobe Analytics と Adobe Target の統合時に従う必要のある、参照アーキテクチャ、ガイドライン、設定手順、テストについての情報を提供します。

この技術的実装ガイドは、アドビコンサルタント、アドビパートナー、その他の経験を積んだ実装担当者向けの資料です。この統合を構成するには、このガイドで説明されている各ソリューションの実装プロセスを十分に理解する必要があります。

アドビのお客様は、アドビプロフェッショナルサービスまたはアドビパートナーに連絡し、この統合についての詳細情報を入手することができます。

統合の概要

Target から Analytics へのサーバー間コールによって、キャンペーンとエクスペリエンスの情報が Analytics に送られます。訪問者 ID サービスは、Target と Analytics の両プラットフォームで訪問者を追跡するために使用されます。これにより、これら 2 つのソリューション間でデータの統一性が大幅に向上します。

 

利点 制限
  • Adobe Analytics の「ターゲットアクティビティ」レポートは、Target のエクスペリエンスとアクティビティに関するデータを提供します。Target Standard は Analytics の Web サービスを利用してデータを取り込みます。
  • Analytics の指標(計算指標などを含む)はすべて、Target Standard と Analytics のターゲットアクティビティレポートで利用できます。同様に、Analytics で利用可能なセグメントはいずれも、Analytics のターゲットアクティビティレポートと Target Standard で使用することができます。
  • この統合によって、Target または Analytics に追加のサーバーコールが生じることはありません。
  • Analytics で作成されたセグメントは、テストが完了した後に作成された場合でも、任意のテストに適用できます。
  • Analytics をレポートソースとして使用する場合、許可される mbox ベースの指標は 1 つのみです。

ソリューションの計画と統合アーキテクチャ

前提条件(ライセンス、接続、初期化)

前提条件の完全なリストについては、https://marketing.adobe.com/resources/help/ja_JP/target/a4t/c_before_implement.html を参照してください。

  • プロビジョニング済みの Adobe Analytics Standard
  • Adobe Analytics の実装(H.27+ または AppMeasurement 1.7.0+)
  • プロビジョニング済みの Adobe Target(Standard または Premium)
  • Adobe Target の実装(mbox 61 または at.js:0.9.1)
  • Marketing Cloud 訪問者 ID サービス:visitorAPI.js:1.8.0
a4t

インストール、プロビジョニング、設定

前提条件(ライセンス、接続、初期化)

実装担当者は、インストールのプロビジョニング段階を通じてアクセス権を設定し、お客様のプラットフォームにソリューションをインストールします。

セットアップとプロビジョニング

まだ A4T のプロビジョニングが完了していない場合は、最初にプロビジョニングをリクエストする必要があります。それには、http://adobe.com/go/audiences にアクセスし、リクエストに必要な情報を入力します。フォームで次のように選択してください。

a4t-2

ユーザーアカウント:

完全な A4T 統合をおこなうには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • Marketing Cloud:
    • Target と Analytics の両方にアクセスできるユーザー
    • Analytics と Target における同等のユーザー
  • Analytics:
    • 表示する必要があるレポートを含むレポートスイートにアクセスできるグループに所属している
    • Web サービスアクセスグループに所属している
  • Target:
    • Target にアクセスできる一般ユーザー

注意:ここでは 3 種類のユーザーが挙げられていますが、これらは相互に関連付けられており、1 人のユーザーとみなされます。

Target の設定

  1. Adobe Target Standard または Premium で、環境設定ページに移動します。

    a4t-3
  2. 「結果とレポート」で、「レポートに使用する Marketing Cloud ソリューション」として「アクティビティごとに選択」または「Adobe Analytics」を選択する必要があります。

    a4t-4

    注意:

    このドロップダウンは、少なくとも 1 つのレポートスイートが A4T 用に有効になっている場合にのみ表示されます。

    mbox.js を使用している場合は、明確な理解の下で実施する場合を除いて、レガシーのプラグインである SiteCatalyst プラグインを使用する設定にはしないでください。A4T の場合、プラグインは不要で、すべてサーバー側で処理されます。

アクティビティの設定

  1. 前述の手順を完了したら、通常の方法でアクティビティを作成することができます。「目標と設定」のステップで最も重要な設定項目はレポートソースであり、ここでは Adobe Analytics を選択する必要があります。

    a4t-5
  2. 次に、結果を表示するレポートスイートを選択します。当然、このレポートスイートは Web サイトで使用されるレポートスイートと同じです。例えばマルチスイートタギングのケースでは、VISTA ルールによって他のレポートスイートに結果が送信される場合があります。

    Adobe Analytics ではすべての指標やコンバージョンが利用できるようになるので、目標指標は A4T 統合に影響を及ぼしません。ただし、通常はコンバージョン mbox を使用することをお勧めします。

実装

呼び出しの検証

データが取得されているかどうかを確認する簡易チェックを実行できます。コードが展開されているページに移動し、Digital Pulse Debugger を起動します。下図のハイライト表示を参考に、mbox と Analytics の両方の呼び出しに追加のパラメーターを確認してください。この追加パラメーターは、両方の呼び出しで同じ値をとります。

a4t-6

レポート機能

この統合の目的は、まさに Reports & Analytics 列でレポートを表示できるようにすることです。このツールでは、下図のメニューにアクセスできます。

a4t-7

「ターゲットアクティビティ」をクリックすると、Target で設定され、レポートに Analytics を使用しているアクティビティのリストが表示されます。

a4t-8

最後に、いずれかのアクティビティをクリックすると、様々なエクスペリエンスを示すレポートが表示されます。

a4t-9

注意:

  • 上昇率と信頼性の指標を取得するには、Marketing Cloud を介してログインする必要があります。それらが表示されない場合は、必要な権限を持っていないか、omniture.com から Analytics に直接ログインしている可能性があります。
  • デフォルトで別の指標が表示され、上昇率と信頼性が表示されない場合もあります。表示される別の指標の選択を解除し、個別訪問者を追加する必要があります。

その他のリソース

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー