Adobe Photoshopの色調補正ツールを使用して写真のカラーを細かく調整することもできますが、調整レイヤーのレンズフィルターを使用してすばやくカラー補正を適用することもできます。

雨の夜に浜辺で灯りを付けたテントの大きなアートワークが応接エリアの壁に展示されています

調整レイヤーの追加

調整レイヤーのレンズフィルターを使用して、元の画像を保持したままカラーを変更します。Photoshopで画像を開きます。レイヤーパネルの下にある調整レイヤーアイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから「レンズフィルター」を選択します。属性パネルが開き、レンズフィルターの設定項目が表示されます。

ヒント:レンズフィルターは色調補正から直接適用することもできます(イメージ/色調補正/レンズフィルター)。しかし、調整レイヤーを使用すれば元の写真には変更を加えず、後でもレンズフィルターの設定を再調整でき、レイヤーマスクを使用して写真の一部に効果を適用することも可能です。

調整レイヤー/レンズフィルターが追加され、レイヤーマスクを柔軟に活用して、直接的な変更から画像を保護できます

レンズフィルターを選択する

属性パネルのフィルターメニューをクリックし、いずれかのフィルターを選択します。曇り空のシーンの場合は、ブルーがかっているでしょう。その場合は、「フィルター暖色系」を使用してオレンジ色を加えます。サンプルの写真の場合は、空が赤みがかっています。そこで、「フィルター寒色系」を使用して青みを加え、暖色を減らします。または、カラーボックスをクリックしてカラーピッカーを開き、任意のカラーを選択してカスタムカラーのレンズフィルターを作成します。

適用量スライダーを使用すると、レンズフィルターの適用量を調整できます。また「輝度を保持」にチェックを入れると、カラーを変更しても画像の輝度が保持されます。

「フィルター寒色系」を追加して空の赤みを減らし、適用量を25%に設定、「輝度を保持」をチェックしています

この写真では、「フィルター寒色系」を使用することで、赤みがかった夜空を冴えた青い色合いに補正できます。

加工前の画像では、赤みがかった夜空の浜辺のテントが示されています
加工後の画像では、赤みが修正され、青みが追加された夜空の浜辺のテントが示されています

ヒント:画像をPSDまたはTIFFファイルで保存すれば、レンズフィルターの設定を後で変更することができます。また、JPEG、PNGなど別の形式に保存することも可能です。

レンズフィルターの設定を調整するには、レイヤーパネルで調整レイヤーのレイヤーサムネールをダブルクリックすると、前回の設定が保持された状態で属性パネルのレンズフィルターが開きます。

画像をPSDまたはTIFF形式で保存すれば、レンズフィルターの設定を後で変更できます

フィルターの設定をいろいろ試しながら、写真の仕上がりを確認してください。

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合

Adobe MAX 2025

Adobe MAX Japan
クリエイターの祭典

2025 年 2 月 13 日
東京ビッグサイト