Photoshopに搭載されている「マッチフォント」を活用して、画像に含まれる文字に近いフォントを探し、デザインに反映させる方法を紹介します。フォントはインストールされているフォントだけでなく、Adobe Fontsからも検索することができます。

必要な情報


画像の文字部分を選択状態にしたまま、書式メニューから「マッチフォント」を選択します。
*「マッチフォント」はPhotoshop CC2019以降のバージョンに搭載されている機能です。CC2018以前のバージョンではこの項目は現れません。






写真に含まれる文字に近いイメージの日本語フォントを探してみましょう。
「マッチフォント」は欧文フォントだけでなく日本語フォントも検索することができます。日本語フォントを検索するには「マッチフォント」ダイアログのテキストオプションを「日本語」に変更します。欧文フォント同様、「Typekitから同期できるフォントを表示する」にチェックを入れると、Adobe Fontsで提供されている日本語フォントも検索対象にすることができます。
「マッチフォント」は基本的に矩形内に含まれる文字画像をAI(Adobe Sensei)が判別しています。このため、回転がかかっていたり、パースのある画像よりも正面を向いた文字の方がより精度高く認識させることができます。
図のようにパースがついている場合、一旦画像を複製しておき、遠近法の切り抜きツールを使ってパースを沿って四辺を囲みます。

切り抜きを確定するとパースが修正され、正面から見たパースになります。「New Open」という文字部分に選択範囲を作成し「マッチフォント」を実行します。画像内の文字に近いフォントが検索されるので、ここでは「Chaloops Medium」をアクティベートしました。

選択したフォントが複数のウエイトを持っている場合、またはアクティベートしたフォントとは異なるウエイトが必要になった場合は、Adobe FontsのWebページからアクティベートすることができます。Adobe FontsのWebページでは任意のサンプルテキストで書体のデザインを確認することもできます。

