線画で描いた作品に写真を取り入れて、作品を立体的に仕上げる方法を、今田葵さん(女子美術大学洋画専攻4年:2016年3月当時)の作品を用いて紹介します。

手順1/7

元絵と写真素材を用意する

元絵となる線画作品をスキャンして取り込み、Photoshopで開きます。元絵に合成する写真素材を用意します。ここではAdobe Stockの写真素材を利用しています。検索した画像のプレビューを保存し、Photoshopで開きます。

※Adobe Stockでプレビューを保存するときに、「Creative Cloud ライブラリに保存」を選択すれば、Photoshopにレイアウト後、そのまま Photoshop上でライセンスを購入することができます。

手順2/7

写真素材から花を切り抜く

合成素材として使用するために、マスク機能を使用して写真素材から花を切り抜きます。マスク機能は、画像の不要な部分を隠して見えないようにする機能です。

クイック選択ツール」で切り抜く花を選択し、「レイヤーパネル」の「レイヤーマスクを追加」ボタンで背景をマスクして隠します。これで花だけを切り抜くことができます。

手順3/7

花粉部分を移植し、不要な部分を除去する

花粉部分を移植し、不要な部分を除去する手順2で切り抜いた花に、花粉部分を移植します。「コピースタンプツール」は、画像の指定した部分をコピーして、別の部分にペイントする機能です。

コピースタンプツール」で、花粉部分をoption(alt)キーを押しながらクリックし、もう一方の花の中心でクリックすると花粉部分が移植されます。

元絵の一輪花に合わせるために、それ以外の花は「スポット修復ブラシツール」で除去します。「スポット修復ブラシツール」を選択して、不要な部分をなぞるだけできれいに消えます。これで一輪の花の切り抜きの完成です。

現像モジュールのハイライトスライダーで、シャドウはそのままにハイライトだけを復元

手順4/7

切り抜いた花写真を元絵に配置する

移動ツール」を使って、元絵の上に切り抜いた花を配置します。

以上の要領で、他にもいくつかの花を切り抜いて、必要に応じて角度や大きさを調整して配置しておきましょう。

手順5/7

写真に線画を描き、全体の質感をなじませる

合成した写真にも線画を描き、全体に統一感を出します。

ブラシツール」を選択し、線画を描きます。ブラシは「ブラシパネル」で細かく設定することができます。ペンタブレットを使用すると、筆圧も感知されるので、手書き感覚で線画を描くことができます。

手順6/7

写真に陰影をつけて色味を変更する

花写真のコントラストが足りないので、「色調補正」パネルの「トーンカーブ」で陰影をつけます。

その後、「色相・彩度」でそれぞれの花の色味を変更します。

手順7/7

写真に陰影をつけて色味を変更する

影をつけて立体的にする花写真に影をつけて立体感を演出します。

レイヤーパネル」で花写真のレイヤーを複製し、レイヤーサムネールをcommand(Ctrl)キーを押しながらクリックして、花の選択範囲を作成します。

アプリケーションメニューの「編集/塗りつぶし」から、選択範囲をブラックで塗りつぶします。

アプリケーションメニューの「フィルター/ぼかし/ぼかし(ガウス)」で、ぼかしをかけて自然な影のようにします。必要に応じて、アプリケーションメニューの「編集/変形/自由変形」で影の長さや角度を調整します。この影の作成方法を応用すれば、電球に光をつけることもできます。

完成作品

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