この文書では、Photoshop で対応している画像のディザ処理ついて説明します。

A. ディザの概要

ディザとは、限られた色数で、より多くの階調を表現する技術のことです。使用可能な色数が少ない環境で、色を組み合わせて中間色を表現することで、見かけ上、表示できる色数が増加し、ファイル容量も少なくすることができます。

たとえば赤と青の 2 色で中間色の紫を表現する際に、ドットの割合を徐々に変化させることで、幅広い階調の紫を表現することができます。次の例では、階調の豊かなグラデーションに見えますが、拡大すると 2 色だけで表現されているのが分かります。

B. Photoshop とディザ処理

Photoshop では、画像を Web 用に保存する際や、カラーマネジメントを行う際にディザの設定が可能です。Web 用に保存する際に、GIF、PNG-8、または WBMP 形式を選択すると、誤差拡散法、パターン、またはノイズなどのディザ処理アルゴリズム (形式) を設定することができます。また、8bit/チャンネル画像を異なるカラースペースに変換する際に、ディザ処理を行うように設定することもできます。

B-1. Web 用に保存する際のディザの設定方法

  1. Photoshop を起動し、画像を開きます。
  2. ファイル/Web 用に保存 を選択します。
  3. Web 用に保存 ダイアログボックスが表示されます。

  4. Web 用に保存 ダイアログボックス右上のファイル形式から、「GIF」、「PNG-8」、「WBMP」のいずれかを選択します。

  5. ディザ処理アルゴリズム (形式)を選択します。
    ディザ処理アルゴリズム (形式) は、「誤差拡散法」、「パターン」、「ノイズ」、もしくは「ディザなし」を選択することができます。それぞれ、ディザ処理の強さなどの設定を行うことが可能です。
    ※ 形式について詳しくは、「C.ディザ処理アルゴリズム (形式)の種類」をご確認ください。

  6. 設定が終了したら、「保存」ボタンをクリックしてファイルを保存します。

B-2. カラースペースを変換する際のディザの使用

Photoshop でカラースペースを変換する際に、ディザを使用することができます。ディザを使用すると、8bit/チャンネル画像を異なるカラースペースに変換する際に、変換先のカラースペースでは再現できないカラーがディザ混合されてカラーシミュレーションが行われます。ディザ処理を行うことにより、カラースペースを変換する際に発生しがちな画像のムラやグラデーション部分のトーンバウンディングなどの発生を低下させることができます。

  1. Photoshop を起動します。
  2. 編集/カラー設定 を選択します。
  3. カラー設定 ダイアログボックスの右側に「詳細オプション」ボタンが表示されている場合は、クリックします。

  4. 「変換オプション」の「ディザの使用(8-bit/チャンネル画像)」にチェックをいれます。

  5. 「OK」ボタンをクリックして、ダイアログボックスを閉じます。

C. ディザ処理アルゴリズム (形式)の種類

C-1. 誤差拡散法

色の差が大きいところにディザ処理が行われます。

C-2. パターン

ディザの形状が規則的なパターンで形成されます。

C-3. ノイズ

ディザ処理によるドットがランダムに分布されます。

C-4. ディザなし

ディザ処理を行いません。最も近い色に置き換えられます。

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