この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

内容 (What's Covered)

A. Photoshop オプションとプラグイン

A-1. Photoshop へのメモリ割り当て

A-2. 64 ビットプロセッサにおけるメモリ割り当て

A-3. 効率インジケータ

A-4. 仮想記憶ディスクの設定

A-5. キャッシュレベルの調整

A-6. ヒストリー数

A-7. [PSD および PSB ファイルの互換性を優先] オプション

A-8. GPU の使用

B. Photoshop の機能とオプション

B-1. 画像ウインドウの管理

B-2. 不要なプリセットを削除

B-3. パネルのサムネールサイズ

B-4. メモリ不足エラー

B-5. 16 ビットおよび 32 ビット機能

B-6. 解像度の最小化

B-7. [メモリをクリア] コマンド

B-8. 不要なレイヤーの削除または統合

B-9. TIFF ファイルの統合

B-10. 画像の圧縮

B-11. チャンネルを個別に編集

B-12. フィルタギャラリーの使用

B-13. ファイル間でのドラッグ&ドロップ

C. オペレーティングシステムの最適化

C-1. 破損したフォントの確認

C-2. 一時ファイルの削除

C-3. ハードディスクの最適化

C-4. 仮想メモリの設定

C-5. バックグラウンドで実行されるアプリケーション

D. ハードウェア

D-1. プロセッサ(CPU)の速度

D-2. 内蔵メモリ

D-3. ハードディスク

この文書は、Windows 版 Adobe Photoshop CS5 および Photoshop CS5 Extended のパフォーマンスを最適化するためのさまざまな方法を紹介します。

Photoshop CS5 のパフォーマンスは、コンピュータに搭載されている利用可能なメモリ(RAM)と、プロセッサの速度に影響を受けます。その他にもオプションの設定やワークフロー、システム構成、Photoshop 自体の制限などによって動作が左右されます。Photoshop CS5 でサポートするファイル容量、ファイルサイズ共に上限が拡張されましたが、扱うファイルのサイズが大きくなれば、その分システムへの負荷も大きくなります。Photoshop がサポートするファイルのピクセルサイズの上限は、300,000 x 300,000 ピクセルです。例外として、PDF ファイルは 30,000 x 30,000 ピクセルが上限となります。 

Photoshop CS5 におけるファイルサイズの制限は以下のとおりです。

  • PSD : 2 GB
  • TIFF : 4 GB

 注意 : Photoshop CS4/CS5 以外のアプリケーションの多くは 2 GB 以上の TIFF ファイルをサポートしていません。

  • PSB : 4 EB(エキサバイト)
  • PDF : 10 GB(ページの最大サイズは 200 インチに制限されています)

 注意 : ビックドキュメント形式(*.psb)ファイルは、Photoshop 7.0.x 以前のバージョンでは読み込むことができません。

 

 A. Photoshop オプションとプラグイン

Photoshop の動作はオプションの設定と使用するプラグインによって左右されます。このセクションでは、特に影響を及ぼすオプション設定とプラグインについて説明します。

A-1. Photoshop へのメモリ割り当て

Photoshop では、画像データ処理のためにメモリを消費していますが、その他の起動しているアプリケーションや、起動項目によって Photoshop が潜在的に使用できるメモリの容量が減少することがあります。Photoshop にメモリを多く割り当てることによって、パフォーマンスを向上させることができます。また、使用していないアプリケーションを終了したり、必要のないスタートアップ項目を無効にすることによって、より多くのメモリを Photoshop が使用できるようになります。

Photoshop が利用可能なメモリの割合を変更するには、以下の操作を行います。

  1. [編集] メニューから [環境設定] - [パフォーマンス] を選択します。
  2. [メモリの使用状況] セクションで、[Photoshop で使用する容量] のスライダを移動し、任意の値に変更して [OK] をクリックします。





     
  3. Photoshop を再起動します。

 

A-2. 64 ビットプロセッサにおけるメモリ割り当て

Photoshop CS5 を 64 ビット版の Windows 7 または Windows Vista にインストールすると、32 ビットバージョンと 64 ビットバージョンの両方がインストールされます。32 ビットの Windows システムの場合は、32 ビットバージョンのみがインストールされます。

Windows 7/Vista を使用する際は、パフォーマンス向上のために最新の Service Pack にアップデートすることを推奨します。

 注意 : 64 ビット版 Windows XP では Photoshop CS5 の検証を行っていないため、サポートしていません。

Photoshop は [スタート] メニューに 32 ビット版と 64 ビット版 Photoshop のショートカットをインストールします。手動でアプリケーションを起動する必要がある場合は、以下のフォルダーに保存されている「Photoshop.exe」ファイルをダブルクリックします。

64 ビット版 : C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop CS5

32 ビット版 : C:\Program Files (x86)\Adobe\Adobe Photoshop CS5

64 ビット版の Photoshop を起動する際、32 ビット版用のサードパーティ製プラグインは動作しません。アップデートされていないプラグインを使用する必要がある場合は、32 ビット版の Photoshop を起動します。プラグインの使用が完了したら、32 ビット版 Photoshop を終了し、64 ビット版を起動します。サードパーティ製プラグインのアップデートについて詳しくは、プラグインの製造元にお問い合わせください。

64 ビット版 Photoshop はいくつかの操作において処理速度が向上しますが、すべての操作において同様に処理速度が向上するものではありません。通常、8~12 %パフォーマンスが向上します。一般的に、ファイルサイズの大きい画像を処理する場合以外は、プロセッサー速度における 64 ビット版の主な利点はありません。Photoshop はアプリケーションが使用されていない間、ハードディスクに徐々にデータを書きこみます。アクションを実行した場合、Photoshop がディスクにデータを書き込む休止状態がないため、アクションを実行中にデータを書きこみます。プロセッサー速度の増加により、これらの処理が増加されます。

64 ビット版 Photoshop を使用する主な利点は、32 ビット版 Photoshop が使用できる範囲以上のメモリにアクセスできることです。64 ビット版の Windows システム上で 64 ビット版 Photoshop を使用する場合にのみ、4 GB 以上のメモリを使用することができます。コンピューターに 4 GB 以上のメモリが搭載されている場合は、ファイルサイズの大きい画像で行うすべての処理を、仮想メモリの代わりにメモリで行うことができます。

以下の表は、Windows の各バージョンで Photoshop が利用可能なメモリ容量です。

Photoshop バージョン Windows バージョン Photoshop が使用可能な最大メモリ
32 ビット 32 ビット 1.7 GB
32 ビット 64 ビット 3.2 GB
64 ビット 64 ビット コンピューターに搭載可能なメモリと同等の容量

Photoshop CS5 のメモリ割り当ては、初期設定で 70 %に設定されています。この設定は、ほとんどのユーザにとって最適であると考えられます。その他のアプリケーションをすべて終了した状態で 64 ビット版 Photoshop を使用する場合は、メモリ割り当てを 100 %にするとパフォーマンスが向上します。通常操作時に効率インジケータの値が 90~95 %以下に低下する場合、メモリの割り当て量を追加します。効率インジケータの確認方法については、A-3. 効率インジケータを参照してください。メモリの割り当てについてより理想的な設定を行うには、タスクマネージャで Photoshop のパフォーマンスを確認しながら Photoshop へのメモリ割り当てを 5 %ずつ変更します。設定後に Photoshop を再起動して変更する前と変更した後で、Photoshop のパフォーマンスに変化が現れるかどうかを確認します。Photoshop に割り当てるメモリを変更するには、A-1. に記載の手順を参照してください。

[パフォーマンス] 環境設定の [使用可能な RAM 容量] では、OS で既に使用されている RAM 容量が差し引かれた実際に使用可能な値を確認することができます。Adobe Bridge など、Photoshop と同時に起動する他のアプリケーションも RAM を必要とするため、100 %を Photoshop に割り当てるべきではありません。例えば、Web ブラウザでは 20 ~ 30 MB のメモリが使用されることがあり、音楽プレイヤーが 20 ~ 50 MB のメモリを使用することもあります。コンピュータ上のメモリ割り当てについては、パフォーマンスモニタで確認してください。

32 ビット版 Photoshop でメモリ割り当てを 100 %にした場合、メモリ不足エラーが発生する可能性があります。メモリ不足、またはメモリ不足エラーが発生した場合は、メモリ割り当てを 85~90 %に下げて動作を確認します。問題が改善しない場合は、エラーが表示されなくなるまで 5 %ずつメモリの割り当てを下げるか、64 ビット版の Photoshop を使用します。64 ビット版 Photoshop で同様のエラーが発生する場合は、メモリ割り当てを増加させて動作を確認します。

 

A-3. 効率インジケータ

Photoshop での作業中に、画像が必要とするメモリ容量を [効率] インジケータで確認することができます。効率インジケータを表示するには、以下のいずれかの操作を行います。

  • [情報] パネルのパネルメニューから [パネルオプション] を選択し、[ステータス情報] セクションで [効率] にチェックをいれます。
  • ドキュメントウインドウ下部に表示されているステータスバーのポップアップメニューから [ステータス表示] - [効率] を選択します。

効率インジケータの値が 90 %を大きく下回る場合、メモリの割り当て量を追加するか、またはメモリの増設や RAID の導入により、パフォーマンスが大幅に改善されることが期待できます。

 

A-4. 仮想記憶ディスクの設定

Photoshop の仮想記憶ディスクは、仮想メモリと同様の働きをします。最適なパフォーマンスを得るためには、オペレーティングシステムがインストールされておらず、未使用領域が多い、読み書きのスピードが(ネットワークドライブや Zip ドライブなどよりも)速い、断片化が解消されたハードディスクを 1 番目の仮想記憶ディスクとして設定することを推奨します。Photoshop は最低でも 2 GB のハードディスク空き容量を必要としますが、より多くの空き容量を確保しておくことを推奨します。複数のハードディスクがある場合は、追加の仮想記憶ディスクを指定することを推奨します。高速な RAID 0 は、起動ディスクとは別の専用ディスクとして定期的にデフラグが行われ、性能が 90 %をはるかに上回る場合、Photoshop 仮想記憶ディスクに適しています。Photoshop CS4 では最大 4 つのボリューム、64 EB (エキサバイト)までの仮想記憶ディスクボリュームおよびサイズをサポートしています。(1 エキサバイトは 1 GB の 10 億倍です。)

メモリの増設は、Solid State Drive(SSD)の導入よりも低コストで行うことができます。コンピューターに搭載可能なメモリ容量をすべて搭載して 64 ビット版 Photoshop を起動しても、効率インジケータの値が 90 %を下回る場合は、仮想記憶ディスクとして SSD を使用することにより、パフォーマンスが大幅に向上します。

 注意 : Windows によって仮想メモリ、またはページングファイル用に使用されていないドライブをプライマリの仮想記憶ディスクとして設定することを推奨します。

仮想記憶ディスクを設定するには、以下の操作を行います。

  1. Photoshop CS5 を起動します。
  2. [編集] メニューから [環境設定] - [パフォーマンス] を選択します。
  3. [仮想記憶ディスク] セクションで仮想記憶ディスクとして指定するドライブの [有効] にチェックを入れます。



     注意 : 1 つ以上のドライブが使用可能な環境で、定期的にデフラグが実行され十分に空き容量のあるハードディスクが選択できない場合は、複数のドライブを仮想記憶ディスクとして指定することを推奨します。

     
  4. [OK] をクリックします。
  5. Photoshop を再起動します。

    ※ 上記の設定は、Photoshop を再起動後に有効になります。

 

A-5. キャッシュレベルの調整

Photoshop は、高解像度画像のスクリーン上での再描画を高速にするために、画像キャッシュを使用します。画像キャッシュを利用すると、Photoshop が低解像度バージョンの画像を使用して、スクリーン上の画像をその場で更新します。

画像キャッシュはキャッシュレベル 1 ~ 8 までの間で設定することが可能です。キャッシュレベルの値が大きくなるほど、画像ファイルを開く際、処理に要する時間が長くなります。Photoshop CS5 の初期設定では画像キャッシュレベルが「4」に設定されています。この値を「1」に設定すると画像キャッシュが無効となり、スクリーン上の画像だけがキャッシュされます。ファイルサイズの大きい画像で作業を行う場合には、キャッシュレベルを「4」以上に設定すると再描画処理の速度が向上します。

ピクセル寸法が小さく、多数のレイヤー(50 以上)で構成されているファイルを使用する場合、キャッシュレベルを「1」または「2」に指定することでパフォーマンスが向上する可能性があります。ピクセル寸法の大きい画像を使用する場合、キャッシュレベルを高くします。 

 注意 : 画像のキャッシュは、プレビュー表示の正確さに影響する場合があります。正確なプレビューを確認するためには、表示倍率を 100 %に変更します。

画像キャッシュの設定を行うには、以下の操作を行います。

  1. Photoshop CS5 を起動します。
  2. [編集] メニューから [環境設定] - [パフォーマンス] を選択します。
  3. [ヒストリー&キャッシュ] セクションの [キャッシュレベル] テキストボックスに 1 ~ 8 までのいずれかの値を入力します。





     
  4. [OK] をクリックします。

 

A-6. ヒストリー数

ガウスやアンシャープマスクの適用など、画像全体に影響を与える操作を行った場合、Photoshop は各ヒストリーにこれらの操作を含む画像の完全なコピーをオリジナルサイズで作成します。例えば元の画像サイズが 500 KB の場合、ガウスを全体に適用すると 1 MB の仮想記憶ディスクが必要となります。線の描画など、画像の一部にのみ影響する操作を行った場合は、線に隣接するタイルのサイズ分が画像サイズに追加されます。

画像全体に影響を与えるヒストリーの合計数を元の画像サイズに乗算することによって、画像が必要とするおおよその仮想記憶ディスクの容量を確認することができます。5 MB の画像全体にレベル補正、ノイズを軽減、アンシャープマスクを適用した場合は 20 MB の仮想記憶ディスク容量が必要です。使用可能なヒストリー数を減少させることで画像のコピー数を減らし、ヒストリーによって消費される仮想記憶ディスク容量を最低限に抑えることができます。

[ヒストリー] パネルに保持されるヒストリー数を変更するには、以下の操作を行います。

  1. Photoshop CS5 を起動します。
  2. [編集] メニューから [環境設定] - [パフォーマンス] を選択します。
  3. [ヒストリー&キャッシュ] セクションの [ヒストリー数] テキストボックスに任意の値を入力します。





     
  4. [OK] をクリックします。

 

A-7. [PSD および PSB ファイルの互換性を優先] オプション

ファイルを保存する際に、PSD および PSB ファイルの互換性を優先させると、統合された画像のコピーがファイルに添付されるため、ファイルサイズが大きくなります。PSD および PSB ファイルを以前のバージョンの Photoshop で開けるようにするこのオプションを有効にすると、少量の外部データがファイルに追加されます。また、Photoshop Lightroom で Photoshop の編集機能を使用する場合、このオプションを有効にする必要があります。

[PSD および PSB ファイルの互換性を優先] オプションの設定を変更するには、以下の操作を行います。

  1. Photoshop CS5 を起動します。
  2. [編集] メニューから [環境設定] - [ファイル管理] を選択します。
  3. [ファイルの互換性] セクションで、[PSD および PSB ファイルの互換性を優先] ポップアップメニューから以下のいずれかを選択します。

    - [保存時に確認] : ファイルを保存する際、互換性を優先させるか確認するメッセージが表示されます。

    - [常にオン] : 毎回必ず、互換性を優先してファイルを保存します。

    - [常にオフ] : 毎回必ず、互換性を優先せずにファイルを保存します。
  4. [OK] をクリックします。

 

A-8. GPU の使用

Photoshop CS5 では、画面描画の速度を向上するために、コンピュータの CPU の代わりにディスプレイカードの GPU を使用します。Photoshop で GPU の機能を活用するには、OpenGL をサポートする GPU と十分なメモリが搭載されたディスプレイカードが必要です。(128 MB 以上で、OpenGL 2.0 または Shader Model 3.0 をサポートするディスプレイドライバ)

Photoshop で GPU にアクセスする際のパフォーマンスを向上させるには、ディスプレイドライバのアップデートを行います。詳細については、文書番号 234358 GPU と OpenGL の機能と制限(Photoshop CS4/CS5)を参照してください。

 

 B. Photoshop の機能とオプション

ファイルサイズの最小化や各チャンネルの編集、画像の圧縮を行うことによって、作業効率を向上するための最適化を行うことができます。さらに、レイヤーやチャンネルは多くのファイルサイズを必要とするため、不要なレイヤーの統合やチャンネルの削除によってファイルサイズを軽減することができます。また、カラー分解する画像を準備している場合でも、プリントの準備が完了するまでは RGB モードで作業し、プリントする段階で CMYK モードに変更することもできます。CMYK から RGB へ変換すると、ファイルサイズが約 25 %減少します。

B-1. 画像ウインドウの管理

Photoshop CS4 以降、アプリケーションフレームを選択した場合に、画像ウインドウでより多くのメモリを使用するようになりました。アプリケーションフレームは、すべての画像をモニターと同じサイズのタブウインドウで開きます。旧バージョンの Photoshop と Photoshop CS5 で同じ数の画像ファイルを開いた場合、Photoshop CS5 でメモリ不足エラーが表示されるか、パフォーマンスが低下することがあります。このような場合は、使用しない画像のウインドウを閉じるか、タブウインドウで画像を開かないようにします。

※ 開いているタブウインドウを分離するには、[ウィンドウ] メニューから [アレンジ] - [すべてのウィンドウを分離] を選択します。

 

B-2. 不要なプリセットを削除

不要なレイヤースタイルやブラシツールのプリセットを削除することで、メモリの消費を軽減することができます。

不要なプリセットを削除するには、以下の操作を行います。

  1. [編集] メニューから [プリセットマネージャ] を選択します。
  2. [プリセットの種類] ポップアップメニューから、削除するプリセットの種類を選択します。

    ※ レイヤースタイルのプリセットを削除する場合は [スタイル]、ブラシプリセットを削除する場合は [ブラシ]、またオリジナルパターンのフルセットを削除する場合は [パターン] を選択します。

     
  3. プリセットの一覧が表示されたら、削除するプリセットを選択し [削除] をクリックします。
  4. [完了] をクリックします。

 

B-3. パネルのサムネールサイズ

Photoshop のレイヤーやチャンネル、またはパスパネルでは、画像に変更が加えられるたびにプレビュー画像が更新されるため、より多くのメモリを必要とします。パネルのプレビュー画像の表示を小さくするか、または無効にすることによって、消費されるメモリ容量を抑えることができます。

レイヤー、チャンネル、またはパスパネルのプレビューを無効、あるいは最小化するには、以下の操作を行います。

  1. 各パネルのオプションメニューから [パネルオプション] を選択します。
  2. [サムネールサイズ] セクションで [なし] または最小サイズを選択し、[OK] をクリックします。

 

B-4. メモリ不足エラー

32 ビット版 Windows がインストールされているコンピュータ上で、多くのメモリが要求される 3D 関連コマンド、[編集] メニューの [コンテンツに応じて拡大・縮小]、[フィルタ] メニューの [ゆがみ] などの機能を使用する際、メモリやハードディスクの空き容量が不足していると、Photoshop の処理速度が低下します。これらの機能では、Photoshop の最低要件以上のメモリとハードディスク容量が必要です。これらの機能を使用すると処理速度が低下する場合は、Photoshop から使用できるメモリ容量を増やすか、またはハードディスクの空き容量を確保してください。

Photoshop のメモリ割り当てを変更する方法については、A-1. Photoshop へのメモリ割り当てを参照してください。

 

B-5. 16 ビットおよび 32 ビット機能

Photoshop CS5 では、16 ビット画像に対して操作を行うことのできる機能の数が大幅に拡大され、32 ビット画像に対してもより多くの操作を行うことができます。リソースが不足している場合は、画像を 8 ビットに変更することでパフォーマンスが改善される可能性があります。ただし、8 ビットに変更することによって、画像からそれ以上のビットのデータが完全に消去されるため注意が必要です。

 

B-6. 解像度の最小化

解像度(1 インチ当たりのピクセル数 : ppi)の値を小さくすることで、ファイルサイズを最小化することができます。高解像度の画像を処理する際、より多くのメモリとハードディスク容量が要求され、画面表示や印刷に時間がかかります。画像の解像度を上げても画像の品質が向上するわけではありません。プリンタで使用可能な最も大きい解像度を指定しても、プリンタが処理できる情報が追加されるわけではなく、処理負荷のみが大きくなるため、印刷に要する時間が長くなります。

※ 最適な解像度の値は、使用しているプリンタの種類によって異なります。 

イメージセッターやレーザープリンタなどの固定スクリーンプリンタ

これらのプリンタで、写真などの連続階調の画像を印刷する場合、印刷に使用する画面周波数(LPI)の 1.5 x 2 倍の解像度を指定します。描画した線画などの場合、プリンタの解像度(DPI)と同じ値を指定します。例えば、プリンタの解像度が 600 dpi で、プリンタの初期設定画面周波数 85 dpi を使用して画像を印刷する場合、連続階調の解像度は 127 ppi(85 x 1.5)~ 170 ppi(85 x 2)の間で保存し、線画の解像度は 600 ppi で保存します。

連続諧調の画像に対して推奨される解像度は、以下のとおりです。

出力先 - 固定スクリーンプリンタ 推奨される解像度
300 dpi レーザープリンタ 100 ppi
600 dpi レーザープリンタ 150 ppi
120 dpi またはより高いイメージセッター 1.5 ~ 2 倍の画面周波数

インクジェットプリンタ

細かい描画の無い画像の場合、120 dpi でも良好な印刷結果を得ることはできますが、プリンタの解像度にかかわらず、180 dpi が最適な結果が得られる大まかな最低ラインです。細かい部分まで鮮明に印刷する場合は、300 dpi 程度が必要です。300 dpi より大きい解像度で連続階調を印刷しても、その向上結果は判別できない場合があります。また、プリンタの解像度に合わせて画像のサイズ変更を行ったり、複数ページに分割した場合も同様です。一般的な方法は、プリンタの解像度に合わせて、再サンプルせずに画像サイズを変更し、180 ~ 400 dpi の範囲に収まるようにプリンタに制御させます。さらに厳密な印刷結果が必要な場合は、プリンタの解像度の割合に合わせることも可能です。(例えば、360 dpi の印刷用線画を 720 x 1440 dpi プリンタで印刷)300 dpi よりも高い解像度で、かつ画像解像度をプリンタの解像度と等しくすることで、連続階調の画像の場合よりも線画やテキストがより鮮明に表示される可能性があります。 

昇華型プリンタやフィルムレコーダなどのピクセル固定印刷デバイス(Durst Lambda、Lightjet)

画像の解像度がプリンタや撮像機の解像度と一致している場合(通常 300~400 dpi)、これらの印刷デバイスでは極めて高い品質を得ることができます。解像度を微調整するだけで印刷結果に大きく影響するため、Photoshop で一定の解像度にサイズ変更する方法が有効です。

最良の結果を得るために、最後に [画像解像度] コマンドを使用した後に、出力デバイスに適したシャープ処理を実行します。

Photoshop で画像の解像度を減らすには、以下の操作を行います。

  1. 画像を開き、[イメージ] メニューから [画像解像度] を変更します。
  2. [ドキュメントのサイズ] セクションの [解像度] テキストボックスに数値を入力し、[OK] をクリックします。

 注意 : [解像度] テキストボックスに数値を入力する前に、[画像の再サンプル] にチェックが入っていることを確認してください。

 

B-7. [メモリをクリア] コマンド

[取り消し] コマンドやヒストリー、およびクリップボードにはそれぞれ画像データが保持されており、メモリを消費します。メモリをクリアするには、[編集] メニューから [メモリをクリア] を選択し、[取り消し]、[クリップボード]、[ヒストリー] または [すべて] を選択して 、メモリまたは仮想記憶ディスクの空き容量を確保することができます。

 

B-8. 不要なレイヤーの削除または統合

レイヤーは Photoshop の基本的な機能ですが、画像に含まれるレイヤーが多くなるほどファイルサイズも大きくなり、再描画による負荷が高くなります。必要な変更が完了したレイヤーを 1 つのレイヤーに統合したり、未使用のレイヤーを削除することで、ファイルサイズを抑えることができます。

 注意 : Photoshop には統合したレイヤーを元の状態に分割する機能はありませんが、[取り消し] コマンドや [ヒストリー] パネルの操作で、統合を取り消すことは可能です。

レイヤーの統合を行うには、[レイヤー] メニューまたは [レイヤー] パネルのパネルメニューから、以下のいずれかを選択します。

  • [画像を統合] : すべてのレイヤーを統合します。
  • [下のレイヤーと結合] : 選択されているレイヤーと、その下のレイヤーを結合します。

 

B-9. TIFF ファイルの統合

Photoshop では、TIFF 形式のファイルにレイヤー情報を保存することができます。すべてのレイヤーが保存された TIFF ファイルは、レイヤーが統合された TIFF ファイルよりもファイルサイズが大きく、処理やプリントにあたってより多くのリソースを必要とします。レイヤーのある TIFF ファイルで作業する際には、元のファイルを Photoshop 形式(*.psd)で保存し、その後、レイヤーを統合して TIFF 形式で保存することを推奨します。

 

B-10. 画像の圧縮

圧縮されたファイルを Photoshop で開く、または保存する際に時間がかかる場合があります。これは、Photoshop 形式(*.psd)以外の圧縮されたファイルは、開く際に解凍され、保存時に再度圧縮を行うためです。BMP、CompuServe GIF、JPEG、Photoshop、Photoshop EPS、Photoshop PDF、TIFF 形式はすべて圧縮して保存することができます。また、Photoshop では [TIFF オプション] ウインドウから TIFF レイヤーの圧縮方法を指定することができます。Photoshop のパフォーマンスを最適化するには、圧縮された Photoshop ファイル形式(データ損失がない圧縮形式)で編集し、画像が完成した段階で任意のファイル形式に圧縮保存する方法を推奨します。

Photoshop から圧縮なしで画像を保存するには、以下の操作を行います。

  1. [ファイル] メニューから [別名で保存] を選択します。
  2. [ファイル形式] ポップアップメニューから任意のファイル形式を選択します。
  3. [保存] をクリックした後に表示される、各形式のオプションダイアログボックスで 「圧縮なし」オプションを選択します。

    例 : TIFF ファイル形式の場合

    [TIFF オプション] ダイアログボックスで、[画像圧縮] セクションの [なし] を選択します。



 

B-11. チャンネルを個別に編集

1 つのチャンネルに対してフィルタを適用した場合、複数のチャンネル、または画像全体にフィルタを適用するよりも少ないメモリで動作します。統合された画像では、RGB の各チャンネルはファイルサイズの約 3 分の 1、CMYK では約 4 分の 1 となります。1 つのチャンネルを編集するには、[チャンネル] パネルで編集するチャンネルを選択します。

 

B-12. フィルタギャラリーの使用

Photoshop のフィルタギャラリーを使用すると、複数のフィルタの適用結果を瞬時に確認することができるため、効率的に作業を行うことができます。フィルタギャラリーを使用するには、[フィルタ] メニューから [フィルタギャラリー] を選択します。

 

B-13. ファイル間でのドラッグ&ドロップ

ファイル間では、レイヤーをコピー&ペーストするよりも、ドラッグ&ドロップするほうがより効率的です。ドラッグすることで、クリップボードを経由することなくデータを直接移動することができます。コピー&ペーストはメモリをより多く使用するため、ドラッグ&ドロップのほうが効率的に作業を進めることができます。

 

 C. オペレーティングシステムの最適化

オペレーティングシステムの設定をカスタマイズすることでオペレーティングシステムの動作が効率化され、アプリケーションが利用できるシステムリソースを確保するだけでなく、アプリケーションも効率的に動作するようになります。ハードディスクおよび仮想メモリの最適化や、一時ファイルの再構成もしくは削除、バックグラウンドで実行される未使用のアプリケーションを無効にすることなどによって、Photoshop のパフォーマンスは向上します。

C-1. 破損したフォントの確認

フォントプレビューが有効になっている場合や、システム上のフォントが破損している場合など、パフォーマンスが低下することがあります。フォントプレビューを無効にしてもパフォーマンスが改善されない場合は、フォントのトラブルシューティングを行ってください。

フォントプレビューを無効にするには、以下の操作を行います。

  1. [編集] メニューから [環境設定] - [テキスト] を選択します。
  2. [フォントプレビューのサイズ] のチェックをはずします。
  3. [OK] をクリックします。

 

C-2. 一時ファイルの削除

Windows およびアプリケーションは、作業データを一時ファイル(*.tmp)としてハードディスク上に保存します。一時ファイルは、通常アプリケーションの終了時に削除されますが、アプリケーションが正常に終了しなかった場合に削除されないことがあります。サイズの大きいファイルや古いファイルは Windows またはアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。Windows に付属しているディスククリーンアップを使用して、定期的に不要な一時ファイルおよびその他の不要なファイルを削除します。

ディスククリーンアップを使用して不要なファイルを削除するには、以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] を選択し、[アクセサリ] - [システムツール] - [ディスククリーンアップ] を選択します。

     注意 : Windows Vista で [ディスククリーンアップのオプション] ダイアログボックスが表示された場合は、以下のいずれかをクリックします。

    [自分のファイルのみ] : 現在ログインしているユーザの不要なファイルを削除します。

    [このコンピュータの全ユーザのファイル] : コンピュータ上の全ての不要なファイルを削除します。

    ※ [このコンピュータの全ユーザのファイル] をクリックした場合、[ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示されます。[続行] をクリックして手順 3. へ進みます。管理者としてコンピュータにログインしていない場合は管理者パスワードが必要となります。

     
  3. [削除するファイル] リストで [一時ファイル] およびその他の削除する不要な項目にチェックを入れます。
  4. [OK] をクリックします。
  5. 以下のいずれかの操作を行います。

    Windows 7/Vista

    「これらのファイルを完全に削除しますか?」と表示されたら [ファイルの削除] をクリックします。

    Windows XP

    「これらの操作を実行しますか?」と表示されたら [はい] をクリックします。

ディスククリーンアップについて詳しくは、Windows ヘルプを参照してください。

 

C-3. ハードディスクの最適化

コンピュータを使用しているとファイルの破損やハードディスクの断片化が生じることがあります。ファイルを保存するための連続した空き領域がシステム上にない場合、ディスク上の別々の場所にファイルは断片化された状態で保存されます。断片化されたファイルは読み込みに時間を要し、パフォーマンスに影響します。Windows に付属のディスクデフラグツール、またはサードパーティ製ディスクユーティリティを使用してデフラグを行い、ハードディスクを最適化します。

Windows に付属のディスクデフラグツールを起動するには、[スタート] メニューから [全てのプログラム] を選択し、[アクセサリ] - [システムツール] - [ディスクデフラグツール](Windows 7/Vista)/[ディスクデフラグ](Windows XP)を選択します。詳細については Windows ヘルプを参照してください。

 注意 : Windows 7/Vista で [ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示された場合は [はい] または [続行] をクリックします。管理者としてコンピュータにログインしていない場合は管理者パスワードが必要となります。

 

C-4. 仮想メモリの設定 

オペレーティングシステムの仮想メモリを使用すると、システムが通常 RAM に保存する情報をハードディスクにも保存するようになります。ハードディスクへのアクセスは RAM へのアクセスより時間を要するため、Photoshop のパフォーマンスが低下する場合があります。また、Photoshop はシステムの仮想メモリとして設定されているハードディスクの領域に、画像の情報を保存するための仮想記憶ファイルを置くことができません。したがって、Photoshop を使用するにあたってより大きなメモリが必要な場合、弊社では物理 RAM の追加を推奨しています。 

仮想メモリ設定を固定することによって、Photoshop の仮想記憶ディスクファイルとシステムの仮想メモリのコンフリクトを防ぐことができます。特に、1 番目の仮想記憶ディスクとは異なったドライブに固定した場合に効果的です。どちらの仮想メモリにも十分な空き領域と圧縮されていないスペースを使用する必要があります。 RAID 0 パーティションを Photoshop の仮想記憶ディスクとして指定すると、さらにパフォーマンスが向上します。

Photoshop の仮想記憶ディスク専用に RAID を使用している場合、断片化が起こることは稀です。断片化は、単一のディスクを使用している場合や、常用するファイルと Photoshop の仮想記憶ディスクがボリュームを共有している場合、とりわけ空き容量が不足している場合に発生します。このような場合、デフラグを行うことで顕著な効果が得られます。

仮想メモリの設定を固定するには、以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [コントロールパネル] を選択します。
  3. 以下のいずれかの操作を行います。

    Windows 7

    [システムとセキュリティ] をクリックし、[システム] をクリックします。「コンピュータの基本的な情報の表示」画面ので [設定と変更] をクリックします。

    Windows Vista

    [システムとメンテナンス] をクリックし、[システム] をクリックします。「コンピュータの基本的な情報の表示」画面ので [設定と変更] をクリックします。

    ※ Windows Vista で [ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示された場合は [続行] をクリックします。管理者としてコンピュータにログインしていない場合は管理者パスワードが必要となります。

    Windows XP

    [パフォーマンスとメンテナンス] をクリックし、[システム] をクリックします。

     
  4. [詳細設定] タブをクリックし、[パフォーマンス] セクションで [設定] ボタンをクリックします。
  5. [パフォーマンスオプション] ダイアログボックスが表示されたら [詳細設定] タブをクリックします。
  6. [仮想メモリ] セクションの [変更] ボタンをクリックします。



     注意 : Windows 7/Vista の場合は、[仮想メモリ] ダイアログボックスが表示されたら [すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する] のチェックをはずします。

     
  7. 表示されたドライブのリストから、搭載メモリの 3 倍(Windows 7/Vista)/1.5 倍(Windows XP)以上の空き領域があるハードディスクを選択します。

    ※ 例えば、コンピュータに搭載されたメモリ容量が 512 MB の場合、利用可能なディスク領域が少なくとも 1 GB、または 768 MB(Windows XP)以上あるハードドライブを選択します。最高のパフォーマンスを得るためには、Photoshop の仮想記憶ディスクに選択されていないドライブを選択します。

     
  8. [カスタムサイズ] オプションを選択し、[初期サイズ] テキストボックスに以下のいずれかを入力します。



    Windows 7/Vista : コンピュータに搭載されているメモリ容量に 300 MB 足した値

    Windows XP : コンピュータに搭載されているメモリ容量の 2 倍の値(例えば搭載メモリ容量が 1 GB(1024 MB)の場合は、2048 MB になります。)

     
  9. [最大サイズ] テキストボックスに以下のいずれかを入力します。

    Windows 7/Vista : コンピュータに搭載されているメモリ容量の 3 倍の値

    Windows XP : コンピュータに搭載されているメモリ容量の 4 倍の値

     
  10. [設定] ボタンをクリックします。
  11. [OK] をクリックし、すべてのダイアログボックスを閉じます。
  12. コンピュータの再起動を確認するメッセージが表示されたら、[今すぐ再起動する](Windows 7/Vista)/[はい](Windows XP)をクリックします。

 

C-5. バックグラウンドで実行されるアプリケーション

Photoshop と同時に起動している別のアプリケーションが Photoshop 用のメモリを使用することによって、Photoshop のパフォーマンスが低下したり、システムエラーが発生する場合があります。Photoshop を起動する前に、これらのアプリケーションをすべて終了するか、Windows の起動時に自動的に起動するスタートアップ項目を無効にします。

スタートアップ項目を無効にして Windows を起動するには、以下の操作を行います。

Windows 7/Vista

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューの [プログラムとファイルの検索] (Windows 7)/ [検索の開始] (Windows Vista)テキストボックスに「msconfig」と入力し、Enter キーを押します。





     
  3. [ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示されたら [はい] または [続行] をクリックします。

    ※ 管理者アカウントでログインしていない場合、管理者パスワードが必要です。
  4. [全般] タブをクリックし、以下の a. ~ c. の操作を行います。
    1. [スタートアップのオプションを選択] を選択します。
    2. [スタートアップの項目を読み込む] からチェックをはずします。





       
    3. [システムサービスを読み込む] および [元のブート構成を使う] にチェックが入っていることを確認して [OK] をクリックします。
  1. 「システム構成の変更を有効にするには、再起動が必要な場合があります。」と表示されたら [再起動] をクリックしてコンピュータを再起動します。



     注意 : Windows の再起動後、「システム構成を使って Windows の開始方法を変更しました。」というメッセージが表示された場合は [OK] をクリックし、[システム構成] ダイアログボックスが表示されたら [キャンセル] をクリックします。

     
  2. コンピュータの再起動後、通知領域(タスクトレイ)に表示されているアイコンを 1 つずつ右クリックし、終了または無効にします。

Windows XP

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を選択します。
  3. [名前] テキストボックスに「msconfig」と入力し、[OK] をクリックします。



  4. [スタートアップ] タブをクリックし、チェックが入っていない項目がある場合はメモなどに記録します。
  5. [全般] タブをクリックし、以下の a. ~ c. の操作を行います。
    1. [スタートアップのオプションを選択] を選択します。
    2. [元の BOOT.INI を使う] オプションが選択された状態で、[スタートアップ項目を読み込む] からチェックをはずします。





       
    3. [スタートアップ項目を読み込む] 以外の項目にすべてチェックが入っていることを確認し、[OK] をクリックします。
  1. 「システム構成の変更を有効にするには、再起動する必要があります。」と表示されたら [再起動] をクリックします。



     注意 : 再起動後に「システム構成ユーティリティを使って Windows の開始方法を変更しました。」画面が表示される場合は [OK] をクリックし、[システム構成ユーティリティ] ダイアログボックスが表示されたら [キャンセル] をクリックします。

     
  2. コンピュータの再起動後、通知領域(タスクトレイ)に表示されているアイコンを 1 つずつ右クリックし、終了または無効にします。

パフォーマンスが向上した場合 :

Photoshop と無効にしたスタートアップ項目のうちいずれかが、コンフリクトの原因となっている可能性があります。スタートアップ項目を 1 つずつ有効にして、どの項目とコンフリクトを起こしているか特定し、アプリケーション、またはサービスをアップデートします。アップデートの詳細については、各製造元へお問い合わせください。

パフォーマンスの問題が解決しない場合 :

スタートアップ項目が問題の原因ではありません。スタートアップ項目を再び有効にして、次の手順に進みます。 

スタートアップ項目を有効にするには、以下の操作を行います。

  1. 以下のいずれかの操作を行います。

    Windows 7/Vista

    [スタート] メニューの [プログラムとファイルの検索] (Windows 7)/ [検索の開始] テキストボックスに「msconfig」と入力し、Enter キーを押します。

    Windows XP

    [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を選択し、「msconfig」と入力して [OK] をクリックします。
  2. [全般] タブをクリックし、[通常スタートアップ] を選択します。
  3. [OK] をクリックし、コンピュータを再起動します。

 

 D. ハードウェア

Photoshop のパフォーマンスは、使用しているハードウェアに依存します。高速なプロセッサ、またはハードディスクは Photoshop の画像データを高速に処理します。その他にも、RAM を追加して搭載したり、マルチプロセッサシステムの導入、ハードディスクのデフラグを行ったりすることでパフォーマンスを向上させることができます。

 D-1. プロセッサ(CPU)の速度

Photoshop CS5 は 1.8 GHz、あるいはより処理速度の速いプロセッサを必要とします。Photoshop では大量のデータを操作し、複雑な計算を行うため、その処理速度はコンピュータに搭載されているプロセッサの処理速度に大きく依存します。Photoshop のすべての機能はマルチプロセッサシステム上でパフォーマンスが向上します。また、いくつかの機能はマルチプロセッサシステムの特性によってさらに速度が向上します。

 

 D-2. 内蔵メモリ

アプリケーションの使用方法によっても異なりますが、Photoshop では扱う画像のファイルサイズに対して数倍のメモリを必要とします。Photoshop に十分なメモリが割り当てられていない場合は、処理を行うためにハードディスクスペースを仮想記憶ディスクとして使用します。ハードディスクへのアクセスはメモリへのアクセスより低速です。仮想記憶ディスクを使用せず、メモリ上ですべてまたはほとんどの処理が行われている状態が、最も速い速度で Photoshop が処理を行っているといえます。パフォーマンス向上のためには、Photoshop が扱う画像ファイルの最大サイズに適したメモリ容量を配分する必要があります。 

Photoshop が使用しているメモリは、[効率] インジケータで確認することができます。[効率] の値を確認するには、A-3. に記載の手順を参照してください。

 

 D-3. ハードディスク

Photoshop は、画像の編集作業と同時に読み込みおよび書き込み処理を行います。このため、ファイルを保存しているディスクまたは Photoshop の仮想記憶ディスクへのアクセス速度が高速であれば、それだけ高速にファイル情報を処理できます。ファイルの保存場所はネットワークサーバ(ネットワークドライブ)やリムーバブルメディア(Zip、フロッピーディスクなど)のような低速なディスクは避け、内蔵ハードディスクドライブなどのアクセス速度が高速なディスクを選択します。また、リムーバブルメディアは、内蔵ハードディスクドライブと比べるとアクセス速度が遅く、ファイルが破損しやすい傾向があります。

 

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