この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

内容 (What's Covered)

この文書では、Adobe Premiere Elements 8/9/10/11/12 のプロジェクトが破損した場合の対処方法について説明しています。プロジェクトの破損によって、以下のようなさまざまな問題が発生します。

  • プロジェクトファイルが開けない
  • プロジェクトを開く際にエラーメッセージが表示される
  • プロジェクトを開くとアイテムがなくなっている

プロジェクトの破損は、デバイスドライバー、ソフトウェア、およびハードウェア間でのコンフリクト、特定ファイルの破損など、さまざまな要因で発生します。Premiere Elements での作業中にシステムエラーが発生した場合も、必ずしも Premiere Elements が原因であるとは限りません。Premiere Elements がシステムに要求する処理によって、潜在的なシステムの問題が表面化する場合があります。

この文書を最大限に活用するために、以下の作業を順序どおり行ってください。また、行った作業とその結果を、エラーやその他トラブルなども含めて記録しておくことで、弊社テクニカルサポートにお問い合わせの際により適切なサポートを提供することができます。

注意 : この文書で紹介するトラブルシューティングを行うには、コンピューターに管理者としてログインする必要があります。

 重要 : Windows 8/7/Vista では、いくつかの手順でユーザーアカウント制御(UAC)のダイアログボックスが表示されて、操作を続行するための許可を求められることがあります。ダイアログボックスの内容を確認し、続行するかどうかを判断してください。ダイアログボックスで [キャンセル] を選択すると、トラブルシューティングの手順を続行することはできません。

注意 : 一部の作業では隠しファイルやフォルダーを見つけ、その拡張子(例えば「filename.ini」ファイルの「*.ini」)をもとにファイルを特定する必要があります。Windows の初期設定では隠しファイルや隠しフォルダー、ファイル名の拡張子は非表示になっています。隠しファイルや隠しフォルダー、ファイル名の拡張子を表示する方法については、文書番号 cpsid_87117 隠しファイルや隠しフォルダーを表示する方法(Windows)を参照してください。

A. トラブルシューティング/初級編

このセクションでは、Premiere Elements の基本的な設定や操作を見直し、問題の原因を特定、改善する手順を紹介します。以下の作業を行う前に、Premiere Elements で作成したファイルなど、すべての個人用ファイルのバックアップを作成します。また、システムエラーが発生した場合は、必ずコンピューターを再起動してメモリをリフレッシュしてください。再起動せずに作業を続行すると、他の問題が発生することにより、原因の特定が難しくなることがあります。

注意 : トラブルシューティングを始める前に、Premiere Elements の自動保存機能によりプロジェクトが上書きされることを防ぐため、[自動保存] 環境設定を変更します。[編集] メニューから [環境設定] - [自動保存] を選択し、[プロジェクトバージョンの最大数] に「20」と入力します。

A-1. Premiere Elements を起動してプロジェクトを開きます

プロジェクトファイルをダブルクリックして Premiere Elements を起動している場合は、あらかじめ Premiere Elements を起動した状態でプロジェクトを開きます。Premiere Elements を起動して一旦別のプロジェクトを開くか作成してから、ファイル/プロジェクトを開くを選択します。

A-2. プロジェクト固有の問題を特定します

新規プロジェクトを作成します。

  • 新規プロジェクトが開かない、または作成されない場合は、次の手順に進みます。
  • 新規プロジェクトを開くことができる場合、オリジナルのプロジェクトが破損している可能性があります。プロジェクトを再作成する必要がありますが、A-5. ~ B-2. のトラブルシューティングを行い、プロジェクト固有の問題を解決してください。

A-3. 環境設定ファイルを再作成します

環境設定ファイルを再作成することによって、問題が改善する可能性があります。

  1. Premiere Elements を終了します。
  2. 以下の場所に保存されているバージョンの数字を示すフォルダー(Premiere Elements 11 であれば「11.0」フォルダー)のフォルダー名を変更します。(例: 11.0.old など)

    Windows 8/7/Vista

    C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Premiere Elements\<バージョン>
    Windows XP
    C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Adobe\Premiere Elements\<バージョン>
    Mac OS
    Macintosh HD/Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Adobe/Premiere Elements/<バージョン>
     
     注意 : Mac OS X 10.7 の場合、ユーザーライブラリフォルダーは初期設定で非表示になっています。詳細については、文書番号 cpsid_91195 非表示のユーザーライブラリフォルダーにアクセスする方法(Mac OS X 10.7 Lion)を参照してください。
     

  3. Premiere Elements を起動します。再起動時に環境設定ファイルが再作成されます。

注意 : 環境設定ファイルを再作成するとアプリケーションの設定が初期化されます。[編集] メニューから [環境設定] を選択し、スクラッチディスク設定などを再度設定する必要があります。

環境設定ファイルを再作成後も問題が発生する場合、問題の原因は環境設定ファイルの破損ではありません。カスタマイズした設定を復元するには、再作成されたフォルダーを削除し、手順 2. で変更したフォルダー名を元の名前に戻します。

A-4. プラグインキャッシュファイルを再作成します

プラグインキャッシュとは、Premiere Elements で使用されるすべてのプラグインの状態に関する情報が含まれる Windows レジストリエントリです。プラグインキャッシュファイルの破損によって問題が発生する可能性があるため、プラグインキャッシュファイルを再作成して問題が解決されるかを確認します。

以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] - [Adobe Premiere Elements <バージョン>] を選択します。
  3. スタートアップスクリーンが表示されたら [新規プロジェクト] をクリックします。
  4. 手順 3. の操作のすぐ後に、Shift キーを押し続けます。



    注意 : Shift キーを押している間に、Windows のフィルタキー機能に関する確認メッセージが表示されることがあります。[いいえ] をクリックして再びスタートアップスクリーンに戻り、Shift キーを押し続けてください。

     
  5. Premiere Elements が起動したら、Shift キーを離します。Premiere Elements は PluginCache のエントリを自動的に再作成します。

注意 : Premiere Elements はアプリケーションの初回起動時に、インストールされているプラグインに関する情報を保存します。この情報が Windows レジストリに保存されることによって、Premiere Elementsの起動時間が短縮されます。Premiere Elements にインストールされている既存のプラグインデータを破棄し、情報を再解析することで、プラグインと新たにインストールされたソフトウェア、またはハードウェアとのコンフリクトを検知することができます。以前までの Premiere 製品では、環境設定ファイルを再作成することで起動時の問題に対処していました。Premiere Elements 2.0 以降のバージョンでは、環境設定ファイルにはユーザーの環境設定(例えば、仮想記憶ディスクの場所など)の情報のみが保存され、アプリケーションの情報についてはプラグインキャッシュに保存されるようになりました。

A-5. 必要なファイルすべてにアクセス可能か確認します

プロジェクトファイル、およびプレビューファイルやソースファイルなどのすべての関連ファイルが以下の条件を満たしているかを確認します。

  • 読み取り専用ファイルとしてロックされていないこと
  • 読み書き可能なローカルディスクに保存されていること

これらのファイルにアクセスするには管理者権限でログインする必要がある可能性もあります。詳細についてはシステム管理者にお問い合わせください。

B. トラブルシューティング/中級編

上記のトラブルシューティングで問題が解決しない場合は、以下の操作を行います。

B-1. バックアップファイルを開きます

Premiere Elements は、自動的にプロジェクトのコピーを保存してバックアップを作成します。この機能は初期設定で有効となっており、プロジェクトファイルと同じ場所に作成される「Adobe Premiere Elements 自動保存」フォルダー内にバックアップファイルが保存されます。オリジナルのプロジェクトで問題が発生している場合は、保存されているプロジェクトのバックアップファイルを開きます。

バックアップファイルには、「Project-1.prel」のようにオリジナルのファイル名に番号が付加されています。付加されている数値の最も大きいファイルが最新のバックアップです。

B-2. 問題の原因となるメディアファイルを特定します

プロジェクトで使用しているメディアファイルの破損によって問題が発生する可能性があります。破損しているメディアファイルを特定するには、プロジェクトで使用しているすべてのファイルのリンクを解除し、1 つずつリンクを再設定します。

メディアファイルのリンクを解除するには、以下の操作を行います。

  1. Premiere Elements を終了します。
  2. ビデオ、オーディオ、静止画ファイルなど、プロジェクトのソースとなるファイルをハードディスク上の別の場所に移動します。
  3. Premiere Elements を起動し、プロジェクトを開きます。
  4. [ファイル '<ファイル名>' はどこにありますか?] ダイアログボックスが表示されます。
  5. [すべてスキップ] ボタンをクリックします。

  6. プロジェクトに問題が無い場合、すべてのメディアがオフラインの状態で開きます。

メディアファイルのリンクを再設定するには、以下の操作を行います。

  1. 以下のいずれかの操作を行います。

    Premiere Elements 11 の場合
    「エキスパート」ビューで、「プロジェクトのアセット」をクリックします。

    pre_project_ts

    Premiere Elements 10 の場合
    タスクパネルの「プロジェクト」タブを選択し、「メディア」を選択します。

    236435_1

    Premiere Elements 8/9 の場合
    タスクパネルの「整理」タブを選択し、「プロジェクト」を選択します。

    236435_010
  2. オフラインのメディアファイルを選択します。





     
  3. [編集] メニューから [メディアを検索] を選択します。
  4. 上記手順で移動したファイルを選択し、[選択] ボタンをクリックします。
  5. タイムラインでクリップが正しく再生されるか確認します。
  6. 手順 1. ~ 5. をすべてのメディアファイルに対して行い、問題が発生しているメディアファイルを特定します。
  7. [ファイル] メニューから [閉じる] を選択します。
  8. 「閉じる前にファイル '<プロジェクトファイル名>' を保存しますか?」と表示されたら [いいえ] をクリックします。
  9. 再度プロジェクトを開きます。

  10. [ファイル '<ファイル名>' はどこにありますか?] ダイアログボックスで [すべてスキップ] ボタンをクリックします。
  11. [ファイル] メニューから [取り込み] - [ファイルとフォルダ] を選択します。
  12. [メディアを追加] ダイアログボックスで問題が発生しているメディアファイルを選択し、[開く] をクリックします。

問題が再現しない場合 :

ファイルに問題はありませんが、ファイルのリンクに問題が発生していた可能性があります。ファイルの取り込み時にエラーやフリーズなどの問題が発生する場合、対象のファイルを再作成するか、再度レンダリングして取り込む必要があります。

注意 : 「メディアを検索」コマンドは、タイムラインの編集を保持する際に役立ちます。

C. トラブルシューティング/上級編

上記セクションで問題が解決できない場合は、以下のトラブルシューティングを行います。

C-1. Premiere Elements の再インストール

Premiere Elements のインストールが正常に完了していない場合、システムエラーやフリーズが発生することがあります。アプリケーションをアンインストールし、再インストールすることによって問題が解決する可能性があります。同じコンピューターに異なるバージョンの Premiere Elements がインストールされている場合は、すべてのバージョンをアンインストールし、使用するバージョンのみを再インストールします。

注意 : Premiere Elements をアンインストールすると、カスタマイズしたしたプロジェクトおよび書き出し用プリセットが削除される場合があります。これらが初期設定の保存先に保存されている場合は、以下のフォルダーからデスクトップなどの異なる場所にあらかじめ移動しておきます。

  • Windows 8/7/Vista
    C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Premiere Elements\<バージョン>\SC\Presets
    }C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Premiere Elements\<バージョン>\SC\Workflows
  • Windows XP
    C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Adobe\Premiere Elements\<バージョン>\SC\Presets
    C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Adobe\Premiere Elements\<バージョン>\SC\Workflows
  • Mac OS
    Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Adobe/Premiere Elements/<バージョン>/SC/Presets
    Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Adobe/Premiere Elements/<バージョン>/SC/Workflows

以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. 以下の弊社技術文書を参照し、Premiere Elements をアンインストールします。

    文書番号 cpsid_87139 アンインストール手順(Premiere Elements 9)

    プレミアエレメンツ10のアンインストール

  3. すべてのバージョンをアンインストール後、以下のフォルダー内に「Adobe Premiere Elements <バージョン>」など Premiere Elements のフォルダーが残っている場合は削除します。

    C:\Program Files\Adobe

     
  4. ごみ箱を空にしてコンピューターを再起動します。
  5. 再起動後、以下の情報を参照して Premiere Elements を再インストールします。

C-2. 問題が解決しない場合

上記すべての操作を行っても問題が解決しない場合は、既知の問題として弊社サポートデータベースで文書が公開されていないか検索します。

サポートデータベース URL : http://www.adobe.com/go/support_faq_jp

また、以下の弊社ユーザーフォーラムにおいて、弊社製品を使用しているユーザーから同じような問題が報告されているかを参照することができます。別のコンピューターでも同じ問題が確認できた場合、弊社テクニカルサポートにおいても、問題を再現し検証を行える可能性があります。

URL : http://forums.adobe.com/community/international_forums/japanese

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