Adobe Premiere Proで毎日使用する主な編集スキルについて説明します。
必要な情報
新しいシーケンスを作成する
各シーケンスには、特定の画像サイズと、1秒あたりのフレーム数(フレームレート)が設定されます。シーケンスは1つのプロジェクトで好きなだけ作成できますが、通常は1つのマスターシーケンスでビデオを作成します。
学習内容:シーケンスを作成する
- 新しいシーケンスを作成するには、プロジェクトパネルの「新規項目」ボタンをクリックし、ドロップダウンメニューから「シーケンス」を選択します。ビデオの録画に使用したカメラにもとづいて、プリセットを選択します。間違った設定を選択しても心配は要りません。最初にクリップをシーケンスに追加するときに、クリップに合わせて設定を調整することができます。
- クリップをプロジェクトパネルの「新規項目」ボタンにドラッグすることで、新しいシーケンスをクリップのプロパティにもとづいて作成することもできます。
- シーケンスのフレームサイズとフレームレートは、プロジェクトパネルでリスト表示を使用して確認できます。
クリップをシーケンスに追加する
プロジェクトは、シーケンスにクリップを追加しながら構成していきます。
学習内容:シーケンスを構成する
- シーケンスの構成を開始するには、プロジェクトパネルからタイムラインパネルのトラックにクリップをドラッグします。
- ソースモニターに表示されたクリップをタイムラインパネルにドラッグすることもできます。インマークとアウトマークをクリップに追加した場合、クリップの選択した部分だけがシーケンスに追加されます。
- ビデオまたはオーディオだけをシーケンスにドラッグするには、ソースモニターの下部にある「ビデオのみドラッグ」または「オーディオのみドラッグ」アイコンを使用します。
クリップをシーケンスから削除する
ビデオ編集者の中には、すべてのクリップをシーケンスに追加した後、不要なクリップを削除し、徐々にコンテンツを減らして最適な素材だけを残していく方法を好む人もいます。
学習内容:クリップを削除する
- クリップを削除し、それがあったスペースをそのままにするには、クリップを選択し、Backspaceキー(Windows)またはDeleteキー(macOS)を押します。
- クリップを削除し、その隙間を自動的に埋めるには、クリップを選択し、Shift+Deleteキー(Windows)またはShift+fn+Deleteキー(macOS)を押します。
- 複数のクリップを選択するには、Shiftキーを押しながらそれらをクリックします。
- クリックした場所からシーケンスの最後までのすべてのクリップを選択するには、トラックの前方選択ツールを使用します。
- 変更を取り消すには、Ctrl+Zキー(Windows)またはCommand+Zキー(macOS)を押します。
シーケンス内のクリップを移動する
シーケンスにクリップを追加した後、多くの場合、クリップの順序を入れ替えながらプロジェクトの作成を進めていくことになります。
学習内容:クリップを移動する
- シーケンス内のクリップの順序を変更するには、クリップを新しい位置にドラッグします。その場合、隙間はそのまま残り、ドロップした場所にあったものは上書きされます。
- Ctrl(Windows)またはCommand(macOS)を押しながらクリップをドラッグし、新しい場所にクリップを挿入すると、既存のクリップは右に移動します。
- リンクされたクリップのビデオまたはオーディオ部分だけを選択するには、クリップを右クリックして「リンク解除」を選択します。
- タイムラインパネルの左上にある「リンクされた選択」ボタンをクリックすると、シーケンス全体のビデオとオーディオのリンクをオフまたはオンにできます。
- クリップを2つのピースに分割して個別に移動できるようにするには、レーザーツールを使用します。
シンプルなオーディオ調整をおこなう
サウンドトラックのミックスを簡単に調整して、音楽と音声を組み合わせることができます。
学習内容:オーディオを調整する
- オーディオクリップミキサーパネルでは、オーディオクリップの音量を変更できます。パネルを表示するには、「ウィンドウ」>「オーディオクリップミキサー」を選択します。
- タイムラインの再生ヘッドを、変更するクリップの上に配置します。
- 目的のクリップが含まれているシーケンストラックのオーディオクリップミキサーフェーダーを上下にドラッグします。通常、オーディオレベルは0dB(デシベル)が最大音量を表します。つまり、-3dBは0dBよりも静かになります。
- オーディオトラックを選択的に再生するには、ミュートボタンとソロボタンを使用します。ミュートを使用すると、選択したトラックが無音になります。ソロを使用すると、選択したトラックだけが再生されます。
- クリップのサウンドをサウンドミックスの左または右の出力に寄せるには、オーディオクリップミキサーのパンコントロールを使用します。