Adobe Premiere Proで、あなたの制作実績を紹介するダイナミックで魅力的なデモリールを作成しましょう。

才能を披露する

大手映画制作会社のビッグプロジェクトに参加したい、あるいはフリーで活動する映像ディレクターに強く印象付けたい。いずれの場合も、デモリールはよい仕事を得るための主要なツールとなります。最も優れたリールとは、自分に何ができるかだけでなく、自分自身の魅力をアピールできるものです。ユニークなクリエイティビティは、あなたを群集から際立たせることができます。自分が雇用すべき人材であるということを、しっかりと相手に伝えることができます。

次の質問を自分に問いかけてみましょう。

  • あなたが見せる予定の作品は、あなた自身のクリエイティブな仕事の成果ですか?業界のプロが見れば、専門学校の教材やオンラインチュートリアルの素材などが入っていると、すぐに分かります。学校で制作した作品は他の学生の作品と似ていることが多いので、除外しましょう。
  • 自分の作品に自信が持てますか?フレームの1つ1つが、自分の納得のいくクリエイティブでテクニカルな最高の作品である必要があります。
  • 1分か2分の優れた素材がありますか?リールは短い方がよいです。ほとんどの人はあなたのリールを視聴するために1分なら費やすでしょうが、2分を超えると関心を失う可能性があります。納得のいかないクリップは除外し、短いリールにすることを検討してください。後でいつでも新しい作品をリールに加えることができます。
  • サウンドトラックはありますか?出来ばえのよいサウンドトラックは視聴者をとても感動させます。
    映像をプロフェッショナルなクオリティに高めるためには、映像とうまく調和する音楽を、時間をかけて真剣に探すことが重要です。

すべての質問に「はい」と答えられるなら、デモリールを作成する準備ができています。そうでなかったとしても、心配しないでください。じっくりと時間をかけて、友人や家族だけでなく、見知らぬ人にも自信を持って披露できる作品を作成してください。

リールの種類を選ぶ

2種類の基本的なデモリールがあります。

  • コラージュスタイルのリールは、音楽に合わせて編集され、質の高いショートクリップが多く使用されます。これらは、短い形式のコマーシャル作品に適しています。次に示すコラージュスタイルのリールの例は、制作会社Coyote Postのもので、このスタジオのコマーシャル、ミュージックビデオ、ナレーション、VFX処理を主に紹介しています。
  • シーンベースのリールには、通常はテクニックや特定のテーマを見せるために、長めのセグメント(おそらく15~20秒)を使います。これらは、撮影技術やドキュメンタリーや物語調の作品を見せるのに適しています。視覚効果を専門とする制作会社Stargate Studiosによる、シーンベースのリールの例を次に示します。ここでは、フォトリアリスティックなシーンを演出する200,000以上ものストック映像素材クリップ、仮想環境、CGプロパティ、VFX要素の「Virtual Backlot」ライブラリを見ることができます。

デモリールでどのような構造やスタイルを選択する場合でも、目標は相手を感動させ、心をつかむことです。視聴者は、最初のわずかな時間と最後のショットを記憶にとどめる傾向があるので、注意を引き付けましょう。

ビジュアル要素は関連するテーマやアイデアと連動する必要があります。ドラマチックなシーンではストーリーの主要な要素を明確に伝え、視聴者がその瞬間の緊張感と興奮をすぐに理解できるようにする必要があります。自分が何に情熱を注いでいるかが伝わるようにします。

個人的なものにする 

  • 自分の名前または会社のロゴを含める。リールの開始時か終了時またはその両方で、あなたが誰であるかをわかるようにします。
  • 連絡先情報を含める。あなたに連絡できるように十分な情報(電話番号、電子メールアドレス、Webサイト)を示します。最後に配置したタイトルとしてリールに組み込むか、YouTube、Vimeo、Behance、またはお好みのソーシャルメディアプラットフォームにビデオを投稿するときに連絡先情報を含めましょう。
  • 音楽を効果的に使った編集をする。細部にまで注意を払っていることや、プロフェッショナルにビジュアルを表現する方法を知っていることを示してください。視聴者は、テンポが先走っているか、合っているか、遅れているかを感じとります。タイミングに関する3つのアプローチをすべて実験する価値があります。
  • 有名なブランドでの仕事を強調する。知名度の高い企業のロゴを表示する画面を用意します。知名度の高い企業の名前を使うことによって、自分のブランドを高める効果があるのです。ただし、その場合は相手先の企業に、ロゴまたは名前を使用することが可能であることを確認してください。
  • 修正の、ビフォーアフターをクリップで示す。あなたがマットペインター、VFXアーティスト、カラーリストまたは同様のスペシャリストで、視聴者が特定のプロジェクトにあなたの作品を検討している場合、これらはあなたのスキルを
    強調するための鍵となります。
  • シーケンスショットを見せる。これは、3Dモデラーやコンポジターのように、段階的にビジュアルを作成する場合に特に重要です。
  • 真の感情を見せる。リールにドラマチックなシーンが含まれる場合は、最も偽りのない瞬間を選択します。これらは視聴者をより強力に引き付けます。

プロフェッショナルに

  • 著作権で保護された音楽を決して無許可で使わない。無許可の使用は違法行為であり、問題に対する認識不足を示す恐れがあります。
  • 自分が手掛けていない作品を自分の作品であるかのように見せない。部分的にのみ手掛けたクリップには、そのことを明確に示します。「3Dモデラー」や「モーショントラッキング担当」などの簡単なテキストオーバーレイをクリップに追加すれば、誤解を避け、クリエイティブチームの一員として作業できることを示すことができます。
  • リールを長引かせない。反復的な映像素材は、リールを完成させるのに十分な作品を準備できなかったという印象を与えてしまいます。代わりに、短くしてください。
  • ミスがないことを必ず確認する。スペルミスや音声の乱れ、アスペクト比の崩れなどによるマイナス評価が発生しないようにします。これらは信じられないほどよくあるミスです。多くの場合、第三者の目が役立ちます。可能なら、友人にビデオをチェックしてもらってください。

フィードバックを得る

忌憚のない、正直なフィードバックを提供してくれる視聴者でリールをテストしましょう。率直な批評や、改善のための提案をもらえれば、その後の時間とエネルギーを節約できます。ショットに映りこんだマイクを消したり、さらに時間をかけてサウンドトラックを完璧なものすることなど、わずかな調整が大きな違いにつながることがあります。

指導者や同僚から、できるだけ多くの意見をもらいましょう。次のように尋ねます。「このリールは長過ぎますか」、「私をうまく表現できていないクリップはありますか」、「順番は適切ですか」、「もっと詳しく見たいと思う部分がありましたか」、そして最も重要な「このリールを見て、私を雇いたいと思いますか」などです。

相手に合わせてリールを調整する

一部の特定分野の業界には、独自のデモリール仕様があります。企業のWebサイトに仕様について掲載されていることがありますので、事前に確認し、仕様に合わせてリールを調整しましょう。

リールにドラマチックなシーンが含まれる場合は、会話とアクションのペースと流れに細心の注意を払いましょう。ミュージックビデオを編集する場合は、サウンドに焦点を合わせてリールを編集します。顧客や雇用主が何を必要とし、何をどのような方法で見たいと思っているかを把握しましょう。第一線で活躍するプロたちの多くは、異なる顧客のニーズに合わせるためにデモリールのバージョンを複数作成しています。

作業がとても多いように思えても、その価値はあります。リールは、最も視覚に訴え、注目を集める履歴書となる可能性があります。

作業の開始

Adobe Premiere Proを使って、音楽に合わせたデモリールを編集する具体的な方法については、デモリールを編集するを参照してください。

この記事では優れたデモリールを作成するための一般的な原則を紹介しましたが、この業界には独自の仕様を求められる場合もあります。

たとえば、Pixarでアニメーターの職に就きたいと考えているのであれば、PixarのWebサイトに掲載されている「Creating a demo reel(デモリールの作成)」ガイドラインに注目する必要があります。このスタジオでは、音声のついていないコラージュスタイルではないデモリールが好まれています。また、リールの長さは4分以内にする必要があります。

顧客や雇用主が何を必要とし、何をどのような方法で見たいと思っているかを把握しましょう。第一線で活躍するプロたちの多くは、異なる顧客のニーズに合わせるためにデモリールのバージョンを複数作成しています。

 

これですべての作業が終わりました。チュートリアルをさらに役立つものにするために、アンケートにご協力ください。

 

09/10/2018

コントリビューター:Tyler BrownRod HarlanMaxim Jago

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