動画クリップから不要なシーンを削除し、必要なシーンだけをつなぎ合わせるトリミング。Premiere Pro では、さまざまなトリミングツールが用意されており、キーボードショートカットを使いながら効率的に編集をおこなうことができます。まずは、下の1分動画で制作工程を確認してください。


 

本チュートリアル内で使用する主な機能

リップルツール、ローリングツール、レーザーツール、編集点を追加、リップル削除、再生ヘッドまでリップルトリミング

手順1/7

Premiere Pro を起動し、新規プロジェクトを作成する

作業に入る前に、練習用サンプルファイルをこちらからダウンロードしておきましょう。

Premiere Pro を起動し、スタート画面の「新規プロジェクト」をクリックします。「新規プロジェクト」画面が表示されたら、プロジェクト名と保存先を指定し、[OK] をクリックします。

手順2/7

素材を読み込む

「ファイル」→「読み込み」から、ダウンロードした練習用サンプルファイル「01-QWERTY.mp4」「02-mouse.mp4」「03-pc2」を選択し、「読み込み」をクリックします。「プロジェクト」パネルにファイルが追加されます。

手順3/7

動画の使用範囲を指定してタイムラインに配置する

「プロジェクト」パネルに取り込んだ動画素材をタイムラインに配置する前に、「ソース」パネルで使用する範囲を選択します。タイムラインに配置した後でも、範囲を変更することが可能です。

「プロジェクト」パネルの動画クリップをダブルクリックすると、「ソース」パネルのモニター画面に動画のプレビューが表示されます。

モニター画面下の再生ヘッドを開始したい位置に移動し、「インをマーク」をクリックします。同様に再生ヘッドを終了したい位置に移動し、「アウトをマーク」をクリックします。インからアウトまでが使用範囲となります。

各動画クリップの使用範囲は下記を指定します。

 1.01-QWERTY.mp4 [イン]00:00:14:00 ー[アウト]00:00:17:00

 2.02-mouse.mp4 [イン]00:00:06:00 ー[アウト]00:00:13:00

 3.03-pc2.mp4 [イン]00:00:14:00 ー[アウト]00:00:25:00

 

「プロジェクト」パネルから「01-QWERTY.mp4」「02-mouse.mp4」「03-pc2.mp4」のクリップを順番に同時選択します。(Windows:Ctrl キー+ クリック、Mac:command キー+ クリック)

選択した複数の動画クリップをタイムラインにドラッグアンドドロップで配置します。3 つのクリップがタイムライン上に連結して並びました。

手順4/7

クリップをトリミングする-1(リップルツール、ローリングツール)

Premiere Pro のいくつかのトリミングツールを使って、クリップをトリミングしていきます。まず、リップルツールトとローリングツールについて説明します。

リップルツールは、連続した複数のクリップのいずれか1 つの長さを変更すると、残りのクリップが自動的に移動して隙間を埋めます。この場合、全体の尺も変更されます。

実際にやってみましょう。まず、再生ヘッドを「00:00:02:06」まで移動します。

ショートカットキー「B」を押してリップルツールに切り替えます。

「01-QWERTY.mp4」の右端にカーソルを置き、カーソルが左矢印のリップルツールの表示に変わったら、クリックして再生ヘッドの位置までドラッグします。「01-QWERTY.mp4」の長さが短くなり、他のクリップはそのまま前に移動して隙間を埋めます。

ショートカットキーCtrl + Z(Windows)またはcommand + Z(Mac)を押して、作業を1 つ前に戻します。

 

ローリングツールは、1 つのクリップの長さを変更すると、それに応じて隣のクリップの長さも自動的に変更され、隙間を埋めます。この場合、全体の尺は変わりません。

リップルツールが選択されたまま「01-QWERTY.mp4」の右端にカーソルを置きます。そこで、Ctrl キー(Windows)またはcommand キー(Mac)押すと、カーソルがローリングツールの表示に切り替わります。

クリックして再生ヘッドの位置までドラッグします。「01-QWERTY.mp4」の長さが短くなり、そのぶん「02-mouse.mp4」の始点が前に伸びて隙間を埋めます。

手順5/7

クリップをトリミングする-2(レーザーツール)

レーザーツールは、1 つのクリップを任意の位置で分割するツールです。2 分割したどちらか一方のクリップを削除したり、3 分割して中間のクリップを削除したりできます。

再生ヘッドを「00:00:05:00」に移動します。

ショートカットキー「C」を押してレーザーツールに切り替え、再生ヘッドの位置でクリックして編集点を追加します。「02-mouse.mp4」のクリップが2 つに分割されます。

ショートカットキー「V」を押して「選択」ツールに切り替えます。編集点の前方のクリップを選択し、「Delete」キーを押して削除します。

 

削除後の空白部分をクリックし、「Delete」キーを押します。後ろのクリップが前に詰まり、隙間が埋まります。

手順6/7

クリップをトリミングする-3(編集点を追加、リップル削除)

編集点を追加は、再生ヘッドの位置でキーボードショートカットを押すと、その位置でクリップを分割することができます。レーザーツールに持ち替えることなく、すばやく正確に分割がおこなえます。

再生ヘッドを「00:00:12:20」に移動します。

ショートカットキー「Ctrl + K」(Windows)または「command +K 」(Mac)を押して、クリップに編集点を追加します。「03-pc2.mp4」のクリップが2つに分割されます。

ショートカットキー「V」を押して「選択」ツールに切り替え、分割された後方のクリップを選択します。

ショートカットキー「Shift + Delete」(Windows)または「Shift + Fn + Delete」(Mac)を押して削除します。

後ろにクリップがある場合は自動的に前に詰まり、隙間が埋まります。

手順7/7

クリップをトリミングする-4(再生ヘッドまでリップルトリミング)

再生ヘッドまでリップルトリミングは、再生ヘッドに編集点を追加し、前方または後方のクリップをリップルトリミングするまでを1回のキーボードショートカットで実行できる便利な機能です。

再生ヘッドを「00:00:06:07」に移動します。

ショートカットキー「Q」を押すと、クリップに編集点が追加され、前方のクリップが削除されます。同時に後方のクリップが前に詰まり、隙間が埋まります。

 

次に、再生ヘッドを「00:00:10:00」に移動します。

ショートカットキー「W」を押すと、クリップに編集点が追加され、今度は後方のクリップが削除されます。同時にその後ろにあるクリップが前に詰まり、隙間が埋まります。

 

Enterキーを押して、再生してみましょう。今回はPremiere Proのさまざまなトリミングツールをご紹介しました。便利なキーボードショートカットと合わせて使用することで、動画の編集が格段に効率アップします。

 

素材提供:かふたろう / Cuff Style

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