この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

アップデート : Adobe Premiere Pro CS6 における CUDA レンダリングおよび OpenCL 処理の新機能について詳しくは、以下の弊社技術文書を参照してください。Premiere Pro CS6 を使用している場合、OpenCL にも適用される CUDA の注意事項はこの文書内で説明しています。

文書番号 cpsid_93918 OpenCL について(Premiere Pro CS6)

アップデート : Adobe Premiere Pro CS5.5 の CUDA 処理に関する最新情報について詳しくは、こちらのページ*(英語)を参照してください。

CUDA、Mercury Playback Engine、およびそれらが Premiere Pro においてどのような意味を持つかということに関する説明をユーザーフォーラムに投稿しました。質問を募り、対話を行うことが目的でしたが、掲示板ではそれが困難であったため、ここに情報を集約します。

この件に関する質問は、上記フォーラムのスレッドに投稿してください。

A. Mercury Playback Engine および CUDA/OpenCL とは?

Mercury Playback Engine とは、Premiere Pro CS5 およびそれ以降において実装されたパフォーマンス強化の総称です。以下のような内容が含まれます。

  1. 64 ビットアプリケーション
  2. マルチスレッドアプリケーション
  3. CUDA による処理(および Premiere Pro CS6 における OpenCL)

1. と 2. はすべての Premiere Pro CS5 ユーザーがその恩恵を受けることができますが、3. については、特定のグラフィックカードのみが対象となります。

CUDA とは、GPU 処理の技術(アーキテクチャ、プログラミング、言語など)です。CUDA は NVIDIA 社の技術であり、そのため NVIDIA のカードが必要となります。OpenCL は CUDA に対する目的と類似する技術です。OpenCL 機能は ATI/AMD カードを含む多くのグラフィックカードによって提供されます。

Merury とは即ち CUDA 処理のことであるとみなされることが多いようですが、これは誤りです。それが本来の意図ではないということは、プロジェクト設定ダイアログボックスの 「Mercury Playback Engine GPU 高速処理」 と 「Mercury Playback Engine ソフトウェアのみ」から確認できます。「Mercury」 が CUDA などのハードウェアを指しているのであれば、これらの項目が意味をなしません。(例 : CUDA/OpenCL)

B. CUDA/OpenCL 処理の必要システム構成

CUDA 処理機能に対応しているカードの公式情報は、以下のページで確認できます。

Premiere Pro 必要システム構成

URL : http://www.adobe.com/jp/products/premiere/systemreqs/

System requirements | Adobe Premiere Pro*(英語)

URL : http://helpx.adobe.com/x-productkb/policy-pricing/system-requirements-premiere-pro.html

対応しているカードを使用する場合でも、Premiere Pro には最新のアップデートを適用する必要があります。アップデートの情報については、こちらのページ*(英語)または以下のアップデーターダウンロードページを参照してください。

CUDA 対応のカードが搭載されていないコンピューター上でも Premiere Pro は動作しますが、CUDA 処理機能は利用できません。

Mac OS 版 Premiere Pro CS6 の場合、Mac OS X 10.7 以降で OpenCL 処理機能を利用できます。

Dennis Radeke によるブログの記事*(英語)では、複数の Quadro カードを使用した比較テストの結果が報告されています。

C. CUDA/OpenCL によって強化される機能

  • 一部のエフェクト(詳細はこちらをご覧ください。)
  • 拡大 / 縮小(詳細はこちら*をご覧ください。)
  • インターレース解除
  • ブレンドモード
  • カラースペースの変換

Premiere Pro CS5.5 およびそれ以降では、さらに多くの処理がおこなわれます。こちらのページの一覧を参照してください。

Premiere Pro CS6 では基本 3D、ブラー(ガウス)、ブラー(滑らか)、ブラー(方向) 4 つのエフェクトを例外として、同じ機能を処理するために OpenCL を使用します。

Premiere Pro は、エンコードおよびデコード処理には CUDA/OpenCL を使用しません。

CUDA/OpenCL 処理はプレビュー用のレンダリングにのみ用いられていると誤解されがちですが、実際は最終出力のレンダリングにも用いられています。レンダリングの詳細については、こちら*を参照してください。

セグメントのレンダリングバーが黄色と赤のどちらで表示されるかは、CUDA 処理が使用されるかどうかの設定によって変わります。(「Mercury Playback Engine GPU 高速処理」か「Mercury Playback Engine ソフトウェアのみ」か、など)詳細については、こちらを参照してください。

フレームが CUDA によって処理されるかどうかは、対象フレームのサイズと、グラフィックカードに搭載されているメモリ量(VRAM)に依存します。詳細はこちら*を参照してください。

CUDA によって必ずしも処理が高速化するわけではありません。たとえば、拡大 / 縮小などの処理結果の精度などに表れます。詳細はこちら*を参照してください。

品質の設定にかかわらず、CUDA による拡大 / 縮小は書き出し時に常に最高品質で行われます。(これは拡大 / 縮小が GPU で行われた場合のみです。)「最高レンダリング品質を使用」を有効にした場合でも、CUDA による処理と CPU による処理とで差異が生じる可能性があります。長期にわたり、我々は GPU 処理の例外となる対象を減らすために努めてきました。CPU によるレンダリングが発生する制限事項について、詳しくは "Maximum dimensions in Premiere Pro CS5"* を参照してください。

「最高レンダリング品質を使用」オプションを有効にして CPU によるレンダリングが行われると、32 bpc のリニアカラースペースで処理が完了し、表現がよりリアルになり、カラーグラデーションや中間トーンがより鮮やかに再現されます。CUDA 高速処理は常に 32 bpc リニアカラースペースで実行されます。CPU と GPU のレンダリング結果を一致させるには、「最高レンダリング品質を使用」オプションを有効にしてください。

 注意 : 「最高レンダリング品質を使用」オプションは、シーケンス設定書き出し設定の 2 箇所に設定項目が存在します。シーケンス設定はプレビューのレンダリングにのみ適用されます。書き出し設定はシーケンス設定より優先されます。

D. 一部のカードのみがサポートされる理由

ある特定のカードが問題なく動作し、必要な機能を確実に提供できるということを確認するためには、膨大な検証作業が必要です。どのようなカードでも使用できるとアナウンスした後に、実はいくつかのカードで問題があることを案内するべきではありません。我々はそのことを After Effects の OpenGL 機能で学びました。アドビが検証を行っていないカードにおいて、OpenGL 機能に関する様々な問題が確認されました。

Premiere Pro の CUDA 処理に対応するカードとして、一覧に追加してほしい特定のカードがある場合は、製品への要望 / 不具合報告フォームからお知らせください。

E. OpenCL 対応について

Premiere Pro CS5 開発の初期段階であったため、OpenCL は Mercury Playback Engine で使用するには不十分でした。

Premiere Pro CS6 では、OpenCL で多くの機能を処理することができるようになりました。詳細については、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 cpsid_93918 OpenCL について(Premiere Pro CS6)

F. OpenGL 対応について

OpenGL は GPU によって実装される別の技術です。これは CUDA/OpenCL の例外ということではなく、全く別の技術ということです。CUDA/OpenCL を使用するカードは、特定の処理において OpenGL も使用することがあります。OpenGL は、たとえば 3D のレンダリングやスクリーンの描画を強化する際に使用されます。After Effects ではこの技術を使用する機能がいくつかありますが、Premiere Pro ではそれほど多くの機能では使用されていません。

G. After Effects における Mercury サポートについて

「Mercury Playback Engine」という用語は、Premiere Pro から派生するもので、After Effects とは無関係です。After Effects CS5 およびそれ以降は 64 ビットアプリケーションで、また以前よりマルチスレッド対応しているため、すでに Premiere Pro と同様の改良が適用されています。

After Effects CS6 では、レイトレース 3D レンダラーのみ CUDA を使用します。(サードパーティ製プラグインではその他の機能で使用するものもあります。)

H. Premiere Pro の処理速度を向上させるには 

システムパーフォーマンスを最適化するには、Premiere Pro ヘルプ「システムのセットアップ」を参照してください。

I. CUDA アクセラレーションが使用されるエフェクト

エフェクトパネル上部の「高速処理エフェクト」ボタンをクリックすると、CUDA によって強化されるエフェクトのみがパネルに表示されます。

以下の一覧は、Premiere Pro CS5 5.0.3 で CUDA により強化されるエフェクトおよびトランジションです。

  • アルファチャンネルキー
  • 基本 3D

  • モノクロ

  • 輝度&コントラスト

  • カラーバランス(RGB

  • カラーパス

  • 色の置き換え

  • クロップ

  • ドロップシャドウ

  • 抽出

  • クイックカラー補正

  • エッジのぼかし

  • ガンマ補正エフェクト

  • ガベージマット(4816

  • ブラー(ガウス)

  • 水平反転

  • レベル

  • ルミナンス補正

  • ルミナンスカーブ

  • ノイズ

  • プロセスアンプエフェクト

  • RGB カーブ

  • RGB カラー補正

  • シャープ化

  • スリーウェイカラー補正

  • タイムコード

  • 色合い

  • トラックマットキー

  • Ultra キーヤー

  • ビデオリミッタ

  • 垂直反転

  • クロスディゾルブ

  • 暗転

  • ホワイトアウト

Pemiere Pro CS5.5 で追加された GPU アクセラレーション効果の一覧は、こちらのページ*(英語)を参照してください。

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