この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

内容 (What's Covered)

A. 環境設定ファイルの再作成

B. 一時ファイルの削除

C. スタートアップ項目のトラブルシューティング

D. 「Application Data」フォルダーのアクセス許可を初期化

E. レジストリキーの再作成

F. ハードディスクの修復とデフラグ

G. 新規ユーザーアカウントの作成

この文書は、Windows XP で Adobe アプリケーションを使用中に、特定のユーザーアカウントで以下のような予期しない問題が発生する場合の対処方法について説明します。新規作成したユーザーアカウントでは問題が発生せず、特定のユーザーアカウントでのみ問題が発生する場合はこの文書のトラブルシューティングを行ってください。

  • アプリケーションが起動しない
  • 不正なコマンドが実行される
  • エラーメッセージが表示される

以下のトラブルシューティングを行う前に、起動ディスク内の個人用データのバックアップを作成します。

アカウントに特化した問題は、多くの原因が考えられます。この文書では、もっとも一般的な原因の対処方法について説明しています。より詳細なアカウントのトラブルシューティングについては、Microsoft 社テクニカルサポートにお問い合わせください。

特定のユーザーアカウントで予期しない問題が発生する場合のトラブルシューティング

問題が発生するユーザーアカウントでコンピューターにログインし、以下の操作を順番に行います。

 注意 : 一部の作業では隠しファイルやフォルダーを見つけ、その拡張子(例えば「filename.ini」ファイルの「*.ini」)をもとにファイルを特定する必要があります。Windows の初期設定では隠しファイルや隠しフォルダー、ファイル名の拡張子は非表示になっています。隠しファイルや隠しフォルダー、ファイル名の拡張子を表示するには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [マイコンピュータ] を選択します。
  2. [ツール] メニューから [フォルダオプション] を選択します。
  3. [表示] タブをクリックします。
  4. [すべてのファイルとフォルダを表示する] を選択します。
  5. [登録されている拡張子は表示しない] のチェックをはずします。





     
  6. [OK] をクリックします。

 

A. 環境設定ファイルの再作成

Adobe アプリケーションは、カスタマイズした設定をユーザーアカウントごとの環境設定ファイルに保存します。

特定のユーザーアカウントのみで問題が発生する場合、ユーザーの環境設定ファイルが破損している可能性があります。既存の環境設定ファイル、または環境設定ファイルが格納されているフォルダーの名前を変更してアプリケーションを再起動し、環境設定ファイルを再作成します。

以下の操作を行います。

 注意 : 以下の操作を行うと、アプリケーションの設定が初期化されます。

  1. 問題が発生するアプリケーションが起動している場合は終了します。
  2. 以下のいずれか、または複数のフォルダーを開き、環境設定ファイルまたは環境設定フォルダーの名前を変更します。たとえば、Adobe Premiere Pro CS5 は「C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Adobe\Premiere Pro」フォルダーに「5.0」という名前で環境設定フォルダーを保存します。この場合は「5.0」フォルダーの名前を「5.0 Old」に変更します。



    ※ 各アプリケーションの環境設定ファイル名およびフォルダー名については、弊社サポートデータベースで「<アプリケーション名> 環境設定 再作成」などのキーワードを入力し、使用しているアプリケーションの情報を検索します。

    サポートデータベース URL : http://www.adobe.com/go/support_faq_jp
    • C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Adobe
    • C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Application Data\Adobe
  3. アプリケーションを起動して問題を再現します。
    • 問題が再現する場合 :

      環境設定ファイルを再作成後も問題が発生する場合、問題の原因は環境設定ファイルの破損ではありません。カスタマイズした設定を復元するには、再作成された環境設定ファイルおよびフォルダーを削除し、手順 2. で変更したファイルおよびフォルダー名を元の名前に戻します。
    • 問題が再現しない場合 :

      問題が再現しない場合、環境設定ファイルの破損が問題の原因となっていた可能性があります。

環境設定の保存場所について

いくつかのアプリケーションは、フォルダーと個別のファイルに環境設定を保存します。たとえば、Premiere Pro CS5 の場合は、上記以外に「Layouts」、「Settings」、「Styles」という名前のフォルダーで追加の環境設定を保存します。これらのフォルダーは以下の場所に保存されます。

C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\My Documents\Adobe\Premiere Pro\5.0

 

B. 一時ファイルの削除

Windows およびアプリケーションは、作業データを一時ファイル(*.tmp)としてハードディスク上に保存します。サイズの大きいファイルや古いファイル、破損したファイルは Adobe アプリケーションの動作に影響を及ぼすことがあります。一時ファイルを削除するには、Windows のディスククリーンアップユーティリティを使用します。

ディスククリーンアップを起動するには以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] を選択します。
  2. [アクセサリ] から [システムツール] - [ディスククリーンアップ] を選択します。
  3. [削除するファイル] セクションで [一時ファイル] にチェックを入れて [OK] をクリックします。
  4. 「これらの操作を実行しますか?」と表示されたら [はい] をクリックします。
  5. ファイルの削除が開始されます。完了後、ディスククリーンアップユーティリティは自動的に終了します。

    ※ ディスククリーンアップの詳細については Windows ヘルプを参照してください。

ディスククリーンアップの初期設定では、ユーザーの「Temp」フォルダーで 7 日以内にアクセスされているファイルは削除されません。「Temp」フォルダー内の項目を手動で削除し、一時ファイルを完全に削除することもできます。

 警告 : 一時ファイルを手動で削除すると、サードパーティ製アプリケーションの動作に影響を及ぼす場合がありますのでご注意ください。弊社ではサービスの一環としてこの手順を紹介しています。一時ファイルを手動で削除したことにより生じた問題について責任を負いかねます。

一時ファイルを手動で削除するには、以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を選択します。
  3. [名前] テキストボックスに「cmd」と入力し、[OK] をクリックします。
  4. 以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。



    del %temp%\*.* /s /q

    ※ 「del」はファイルを削除するためのコマンドです。「%temp%\*.*」は、ユーザーの「Temp」フォルダーの場所を示す環境変数と、すべてのファイルを対象とするワイルドカード文字の組み合わせです。「/s」はサブフォルダー内のファイルもすべて含める、「/q」は削除時の確認メッセージを表示しないためのオプションです。

     

     
  5. 一時ファイルの削除完了後、「exit」と入力して Enter キーを押します。

    ※ コマンドプロンプトには、削除されたファイルが表示されます。削除できないファイルに「アクセスが拒否されました。」および「別のプロセスが使用中です。」というメッセージが付随する場合がありますが、これは通常の動作です。

 

C. スタートアップ項目のトラブルシューティング

コンピューターへのログオン時に自動的に実行されるアプリケーションやサービスが正しく動作していないか、破損、または Adobe アプリケーションとの互換性がない場合、予期しない問題が発生することがあります。スタートアップ項目を一時的に無効にして原因を特定します。

以下の操作を行います。

※ 以下の操作は、ユーザー固有のスタートアップ項目のみを無効にする方法です。ウイルス対策ソフトウェアなど、すべてのユーザーアカウントに共通するスタートアップ項目は実行されます。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. Windows エクスプローラーで以下のフォルダーを開きます。



    C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ

    ※  「Startup」フォルダーが存在しない、またはフォルダーが空の場合は D. 「Application Data」フォルダーのアクセス許可を初期化に進みます。

     
  3. デスクトップに「Holding Folder」という名前の新規フォルダーを作成します。
  4. 手順 2. で開いた「Startup」フォルダー内のファイルを「Holding Folder」フォルダーに移動します。
  5. [スタート] メニューから [ログオフ] を選択します。
  6. ログオン画面が表示されたら、同じユーザーアカウントで再度ログオンして問題を再現します。

    • 問題が再現する場合 :

      問題の原因はスタートアップ項目ではありません。手順 4. で「Holding Folder」フォルダーに移動したファイルを元の場所に戻します。
    • 問題が再現しない場合 :

      無効にした項目のいずれかが問題の原因となっている可能性があります。手順 4. で「Holding Folder」フォルダーに移動したファイルを 1 つずつ元の場所に戻し、手順 5. ~ 6. の操作を行って問題が再現するか確認します。原因となっている項目が特定できた場合は、アプリケーションまたはサービスのアップデートについて開発元にお問い合わせください。

 

D. 「Application Data」フォルダーのアクセス許可を初期化

以下の操作は、ドメインネットワーク以外のアカウントを使用している場合にのみ行ってください。

Adobe アプリケーションの環境設定ファイルおよびユーザー固有のデータファイルが保存されているフォルダーで、読み取り/書き込みのアクセス許可が設定されていない場合、問題が発生することがあります。cacls コマンドを使用してアクセス許可を再設定します。

以下の操作を行います。

  1. Adobe アプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を選択します。
  3. [名前] テキストボックスに「cmd」と入力し、[OK] をクリックします。
  4. 以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。



     重要 : /T、/E、/C、/G の間に半角スペースを入れてください。



    cacls "%appdata%" /T /E /C /G "%username%":F

     
  5. 以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。



    cacls "%userprofile%\local settings" /T /E /C /G "%username%":F

     
  6. 以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。



    cacls "%appdata%" /T /E /C /G system:F

     
  7. 以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。



    cacls "%userprofile%\local settings" /T /E /C /G system:F

     
  8. コマンドプロンプトを終了します。
  9. 問題を再現します。

 

E. レジストリキーの再作成

 警告 : 以下の操作では、Windows レジストリを編集します。Windows レジストリには、コンピューターとアプリケーションのための重要な情報が含まれています。レジストリの編集については、弊社ではサポートを行っておりません。変更する前には、必ずレジストリのバックアップを作成してください。レジストリの詳細は、Windows のマニュアルを参照するか、Microsoft 社にお問い合わせください。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を選択します。
  3. [名前] テキストボックスに「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。





     
  4. レジストリエディタが起動したら、以下の a. ~ c. の操作を行いレジストリのバックアップを作成します。
    1. [ファイル] メニューから [エクスポート] を選択します。
    2. [エクスポート範囲] セクションで [すべて] を選択します。
    3. ファイル名と保存先を指定して [保存] をクリックします。
  5. 左側のリストに表示されているフォルダーを展開し、以下のキーを選択します。



    HKEY_CURRENT_USER\Software\Adobe

     
  6. [編集] メニューから [名前の変更] を選択し、キー名を「Adobe OLD」に変更します。
  7. レジストリエディターを終了し、問題を再現します。
    • 問題が再現する場合 :

      レジストリキーの破損が原因ではありません。新しく作成された「Adobe」キーを削除し、手順 6. で変更したキー名を元に戻します。

 

F. ハードディスクの修復とデフラグ

ハードディスクに不良セクタや断片化したファイルがあると、特定のユーザーアカウントでのみ問題が発生することがあります。Windows に付属のエラーチェックツールとディスクデフラグユーティリティ、または Symantec 社の Norton Utilities などのサードパーティ製のディスクユーティリティを使用して、ハードディスクを修復し断片化を解消します。エラーチェックツールやディスクデフラグはそれぞれのハードディスクまたはパーティションに対して個別に実行する必要があります。エラーチェックツールとディスクデフラグツールの詳細については、以下を参照してください。サードパーティ製ディスクユーティリティの詳細については、ユーティリティに付属のヘルプやマニュアルを参照してください。

エラーチェックツールは、不良セクタ、リンクの切れたアロケーションユニット、ファイルの断片、相互リンクされたファイル、および無効なファイル名を修復します。

 注意 : ディスクデフラグツールがディスク上の問題のあるセクタにファイルを移動しないように、ディスクデフラグツールを使用する前にエラーチェックツールを実行してください。

エラーチェックツールを使用するには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [マイコンピュータ] を選択します。
  2. エラーチェックを行うハードディスクを右クリックして [プロパティ] を選択します。
  3. [<ディスク名>のプロパティ] ダイアログボックスで [ツール] タブをクリックします。
  4. [エラーチェック] セクションの [チェックする] ボタンをクリックします。
  5. [ディスクのチェック - <ディスク名>] ダイアログボックスが表示されたら、[開始] ボタンをクリックします。

ディスクデフラグユーティリティは、コンピューター内のファイルと空き領域を再配置して、ファイルが連続した単位に保存されるようにし、空き領域を 1 つの連続したブロックにまとめます。ディスクデフラグツールを使用するには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] - [アクセサリ] を選択します。
  2. [システムツール] から [ディスクデフラグツール] を選択します。
  3. ボリュームを選択し、分析と最適化を行います。

 

G. 新規ユーザーアカウントの作成

上記手順で問題が解決しない場合、新規ユーザーアカウントを作成し、個人用のファイルをコピーまたは移動して使用することを推奨します。新規ユーザーアカウントの作成方法については、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 cpsid_83227 新規ユーザーアカウントの作成方法

作成した新規アカウントに個人用ファイルをコピーする方法については、Microsoft 社サポートにお問い合わせください。

 

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