新機能の概要 | Acrobat 2021 年 6 月のリリース

Acrobat

Adobe Document Cloud サービス搭載の Acrobat は、デスクトップ、web、およびモバイルデバイスで最も重要な文書を作業するための完全な PDF ソリューションです。Acrobat デスクトップアプリとモバイルアプリをアップデートするか、Acrobat web にログインして、新機能と改善をご体験ください。

Acrobat デスクトップアプリ

2021 年 6 月リリース

Acrobat でオンラインストレージアカウントを追加するか、Gmail アカウントを構成すると、セキュリティ上の理由により、埋め込みブラウザーの代わりにネイティブブラウザーからのログインを求めるメッセージが表示されます。次のスクリーンショットに示すように、新しいログイン手順を示すメッセージが表示されます。

ログイン手順を示すメッセージの表示

Acrobat 64 ビット版インストーラーには、次の Customization Wizard の機能強化が適用されます。

注意:

アドビは、選択された地域でのみ、Acrobat Reader 64 ビットアプリケーションをテストしています。64 ビットアプリケーションを利用できる地域は、今後徐々に増えていきます。

Reader パッケージとしての Acrobat 64 ビット版のインストール

新しい「Reader 64 ビット版パッケージを作成」オプションを使用すると、管理者は Acrobat 64 ビット版インストーラーをカスタマイズして、ローカライズされた Reader 64 ビット版アプリケーションとして展開できます。

Reader パッケージとしての Acrobat 64 ビット版のインストール

ログイン済みのユーザーへの Acrobat のプレミアム機能の有効化

この「Acrobat でログインメッセージを表示しない」オプションを選択すると、ユーザーはログイン後に、Acrobat 64 ビット版の制限モードからフル機能モードに切り替えられるようになります。

ログイン済みのユーザーへの Acrobat のプレミアム機能の有効化

削除 - シリアル番号に関連するオプション(Acrobat 64 ビット版)

オフライン例外を許可」オプションが削除され、Acrobat 64 ビット版の単一アプリバージョンでは使用できなくなります。

シリアル番号の削除


Acrobat 32 ビットおよび 64 ビット版の両方のインストーラーには、次の Customization Wizard の機能強化が適用されます。

Acrobat サンドボックスの有効化または無効化

サンドボックスプロパティを使用して、Acrobat の保護モード設定を構成できるようになりました。

保護モード設定

仮想モードのサポート

仮想環境をサポートするために、インストーラーをカスタマイズできるようになりました。

仮想モードのサポート

Acrobat の右クリックコンテキストメニューの新しい署名オプション

注意:

この機能は、Acrobat で実験的に展開されているため、メニューオプションはすべてのユーザーに表示されるわけではありません。

右クリックコンテキストメニューの新しい署名オプションを使用すると、Acrobat の「署名を依頼」と「自分で署名」から、署名プロセスをすばやく開始できます。

右クリックコンテキストメニューの新しい署名オプション

新しい署名の説明

「入力と署名」および Adobe Sign のツールヒントには、受信者が Acrobat を使用せずに、オンラインで文書に署名できることが明示されるようになりました。

署名ツールの新しい説明

PDF の編集、作成、結合または整理後に署名プロセスをすばやく開始するためのコンテキストヒント

PDF の編集、作成、結合または整理を行う場合に、文書を送信して、他のユーザーから署名を取得するように求めるメッセージが Acrobat に表示されます。署名された文書を開くと、Acrobat が認識し、Adobe Sign を使用するよう促すメッセージが表示されます。

注意:

この機能は、英語以外の地域に段階的に展開されています。

署名のコンテキストヒント

新しい署名メニュー

新しい署名メニューから、使用できる署名オプションを簡単に見つけられるようになりました。

注意:

この機能は実験的に展開されているため、メニューオプションは状況によって異なり、すべてのユーザーに表示されるわけではありません。

署名メニューオプション

Acrobat では、電子署名と保護用に、新しい暗号化ライブラリの SafeLogic CryptoComply が追加されました。ライブラリは、デフォルトで有効になっています。ただし、従来のライブラリである Dell BSAFE を使用する場合は、次の手順に従って新しいライブラリを無効にします。

  1. Acrobat で、編集環境設定(Windows)または Acrobat環境設定(macOS)を選択します。

  2. 左側のカテゴリーで「セキュリティ」を選択してから、「SafeLogic CryptoComply を使用」の選択を解除します。

    注意:

    この機能は段階的に展開されており、すべてのユーザーに表示されるわけではありません。

    SafeLogic CryptoComply の無効化

署名を使用して文書を認証した後、認証後に実行したすべての変更が署名パネルに表示されるようになりました。次の新しいオプション「変更が行われました。クリックして、署名を検証してください」がパネルに表示されます。このオプションをクリックすると、すべての署名が再検証され、変更の一覧が表示されます。

認証済み PDF の変更の検証

ARM プロセッサーを搭載した Windows 10 デバイスで、エミュレーションモードで Acrobat および Acrobat Reader を実行できるようになりました。現状、32ビット(x86)バージョンの Acrobat および Acrobat Reader のみがサポートされています。

詳しくは、ARM プロセッサーのサポート | Windows での Acrobat および Acrobat Reader を参照してください.

ARM プロセッサーデバイス用の Adobe PDF プリンター

以前のバージョンでは、アーキテクチャの変更が原因で互換性がなかったため、ARM プロセッサーに Adobe PDF プリンターをインストールすることができませんでした。このリリースでは、Adobe PDF プリンタードライバーが Acrobat 32 ビット版用にアップグレードされ、ARM デバイスとの互換性が確保されています。

Microsoft Information Protection(MIP)は Microsoft の権利管理ソリューションです。Azure Information Protection などの Microsoft Information Protection ソリューションのユーザーは、Acrobat または Acrobat Reader を使用して、ラベル付きコンテンツや保護されたコンテンツを参照することができます。MIP プラグインは、Acrobat 64 ビット版および Acrobat Reader 64 ビット版で使用できるようになりました。プラグインは、Acrobat および Acrobat Reader 用の MIP プラグインページからダウンロードすることができます。

以前のバージョンでは、閲覧者およびレビューアー権限レベルの MIP 保護ファイルに対して、Windows の Snipping Tool を使用してスクリーンショットを作成すると、ファイルの内容がスクリーン共有中に表示されました。

このリリースでは、Windows でのこの脆弱性が修正されています。保護されたファイルを共有する際に、受信者は次のアクションのいずれかを実行して、ファイルのコピー、スクリーンショットの撮影、または保存をすることができません。

  • スクリーンショットを撮影する場合に、Snipping Tool を使用。
  • PowerPoint を使用した画面録画。
  • Win+PrintAlt+PrintWin+Shift+S、または PrintScreen などのプリントスクリーンショートカットを使用。
  • Slack、Teams、または BlueJeans による画面共有。
  • ゲームバーの画面録画とスナップショット。
  • Acrobat を使用したスナップショット。

Acrobat で Box、Dropbox、Google ドライブ、One Drive、SharePoint などのオンラインストレージアカウントで、名前、最後変更日、およびサイズ順にファイルを並べ替えることができるようになりました。

デスクトップやタッチデバイスのフルスクリーンモードで、マウスで左クリックして PDF の前のページに戻り、右クリックして次のページに移動することができるようになりました。

PDF のマルチメディアファイルを右クリックして、マルチメディアコンテンツの種類に応じて、「名前を付けてオーディオを保存」または「名前を付けてビデオを保存」を選択できるようになりました。

Acrobat で、ログインを求めるメッセージが繰り返し表示される場合は、以下のスクリーンショットで示されているように、メッセージからリンクされた文書に記載されている手順に従って、問題を解決することができます。

頻繁なログアウトのダイアログ

頻繁なログアウトのダイアログ

トラブルシューティング」をクリックして、問題を解決するためのソリューションを試してください。

文書のセキュリティパスワードは、文書パスワードのいずれの設定方法を使用する場合も、6 文字以上にする必要があります。

  • ファイルプロパティセキュリティタブ:パスワードの最小サイズは、このリリースで導入されました。
  • ファイルパスワードで保護:パスワードの最小サイズは、以前のリリースで導入されました。

最新の Acrobat アップデートの取得 - ヘルプメニューで「アップデートの有無をチェック」をクリックして、画面の指示に従ってアップデートプロセスを完了します。まだ購入されていない場合は、7 日間無償体験版を今すぐお試しください。

Acrobat Reader モバイルアプリ

2021 年 5 月、2021 年 4 月、2021 年 3 月の更新

iPhone および iPad

更新には、パフォーマンスと安定性の強化に加えて、次の新機能が含まれます。

新しい「クラッシュレポートを送信」機能を使用すると、アプリケーションが予期せずに終了した場合に、クラッシュレポートを送信するかどうかを選択できます。Acrobat アプリを向上するために、アドビにクラッシュレポートを送信することをお勧めします。

画面の明るさを固定」オプションを有効にして、Acrobat で PDF 文書の読み取り中にデバイスが暗転しないようにできるようになりました。

共有 PDF 文書とその注釈のコピーを保存できるようになりました。

Acrobat の整理機能を使用して、新規ページを挿入したり、PDF ファイルからページを抽出したりすることができるようになりました。

Acrobat iOS では、ブックマークのテキストを大きくして、読みやすくすることができるようになりました。

Dropbox および Google ドライブに加えて、Acrobat では OneDrive によるファイルアクセスを含むサードパーティのクラウドストレージをサポートするようになりました。これにより、OneDrive からファイルを開いて、同じ場所に直接保存することができます。

iPhone と iPad で最新の Acrobat Reader を入手しましょう。

Android

更新には、パフォーマンスと安定性の強化に加えて、次の新機能が含まれます。

Dropbox および Google ドライブに加えて、Acrobat では OneDrive によるファイルアクセスを含むサードパーティのクラウドストレージをサポートするようになりました。これにより、OneDrive からファイルを開いて、同じ場所に直接保存することができます。

アプリの使用中に予期せずに終了した場合に、クラッシュレポートを送信するかどうかを選択できるようになりました。アプリを向上するために、アドビにクラッシュレポートを送信することをお勧めします。

Android デバイスで最新の Acrobat Reader を入手しましょう。

Acrobat オンラインサービス

2021 年 4 月および 2021 年 3 月のリリース

Web 用 Microsoft Office が、Acrobat web と統合されました。この機能を使用すると、Acrobat web 内からブラウザーで直接、Microsoft Word、Excel、および PowerPoint ファイルを簡単に表示および編集できます。詳しい情報.

Acrobat オンラインサービスをアプリとして使用して、アプリからすべての PDF ツールにアクセスすることができるようになりました。 

  1. Acrobat web にアクセスします。ブラウザーの検索バーの右端にある「Acrobat オンラインをインストール」アイコンをクリックしてから、ポップアップの「インストール」ボタンをクリックします。

    Acrobat オンラインのインストール

  2. アプリケーションが、ブラウザーの外側にあるウィンドウで開きます。

  3. ログインして、PDF ツールの使用を開始できます。

次回アプリを開くには、Windows の検索ボックスに「Acrobat オンライン」と入力してから、アプリケーションを選択します。

圧縮された PDF のサイズと画質の組み合わせを考慮して、「高」、「中」、「低」のいずれかの圧縮レベルを選択できるようになりました。

圧縮レベルを選択

最大 2 GB の PDF ファイルを圧縮できるようになりました。以前の上限は 500 MB でした。

「PDF を整理」サービスでは、最大 1500 ページを含むファイルを最大 100 ファイルまで処理できるようになりました。以前の上限は 12 ファイルでした。 

https://documentcloud.adobe.com/jp/ja/ で Acrobat web にログインし、新機能と改善をご体験ください。

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