Adobe Connect で使用するビデオテレフォニーデバイスの設定

Adobe Media Gateway(AMG)でビデオテレフォニーデバイスを有効にして Adobe Connect に統合する方法を学習します。

Adobe Media Gateway(AMG)でビデオテレフォニーデバイスを有効にし、Adobe Connect に統合することができます。この設定はオンプレミスバージョンでのみ可能です。ホストされたバージョンの Adobe Connect で設定することはできません。

Adobe Connect は、Tandberg 990MXP および Edge 95 ビデオコンファレンスデバイスを正式にサポートしています(ただしその他の Tandberg H.264 デバイスも同様に動作します)。詳しくは、「Tandberg の Web サイト」を参照してください。

AMG でビデオテレフォニーデバイスを有効にするには、次の手順を実行します。

  1. Adobe Connect Central/管理/承諾と制御で、ビデオテレフォニーポッドを有効にします。

  2. 管理/ビデオテレフォニーデバイスで、ビデオテレフォニーデバイスが追加されていることを確認します。

  3. sip.xmlworkflow.xmlvideoqualitylevels.xml の各ファイルを設定します。

  4. 現在のネットワークでポート要件が満たされているかどうか確認します。また、Adobe Media Gateway のポート要件とプロトコル要件が満たされているかどうかも確認します。

Configure AMG for Video Telephony Conferencing (VTC)

Adobe Connect のビデオテレフォニーデバイスを設定する手順は、オーディオプロバイダーを設定する手順と同じです。ただし、ビデオテレフォニーデバイスでは、ビデオの H.264 コーデックも追加する必要があります。

  1. サポートされている Adobe Media Gateway(AMG)をインストールします。

  2. ビデオコンファレンスデバイスのプロファイルノードを、/conf/ フォルダーにある AMG の sip.xml ファイルに追加します。AMG はこのプロファイルを使用して、VTC デバイスの SIP INVITE 要求を作成します。このようなノードの例を以下の <Profile> タグ内に示します。VTC デバイスにユーザー名やパスワードが必要ない場合、これらのエントリは空白にします。必要な場合は、「<doRegister>」の値をデフォルト設定の 0 ではなく 1 に設定します。

    sip.xml でビデオコーデックが H.264 に設定されているのは、このコーデックが AMG でサポートされているためです。この H.264 コーデックで使用される品質パラメータは、個別の videoqualitylevels.xml ファイルで指定されます。deviceID の値はユーザー定義です。「Adobe Connect 管理」タブの「ビデオテレフォニーデバイス」タブに同じ値を追加します。

    以下は、2 つの Tandberg デバイスに対して設定された sip.xml ファイルの例です。

    <Profiles>
    <Profile>
     
    <profileID>TANDBERG990</profileID>
    <userName>555</userName>
    <password>555</password>
    <displayName>777</displayName>
    <defaulthost>TANDBERG990.yourserver.com</defaulthost>
    <context>sipPhoneContext</context>
    <supportedCodecs>
    <codecID>G711u</codecID>
    <codecID deviceId=&quot;Tandberg990MXP&quot; qualityLevelId=&quot;high&quot;>H264</codecID>
    </supportedCodecs>
    <doRegister>0</doRegister>
    </Profile>
     
    <Profile>
     
    <profileID>TANDBERGMXP</profileID>
    <username>555</username>
    <password>555</password>
    <displayName>777</displayName>
    <defaulthost>TANDBERGMXP.yourserver.com</defaulthost>
    <context>sipPhoneContext</context>
    <supportedCodecs>
    <codecID>G711u</codecID>
    <codecID deviceId=&quot;Tandberg990MXP&quot; qualityLevelId=&quot;high&quot;>H264</codecID>
    </supportedCodecs>
    <doRegister>0</doRegister>
    </Profile>
     
    </Profiles>
  3. workflow.xml の RTMP コンテキスト内に条件を追加します。Adobe Connect のビデオテレフォニーポッドのストリーミングを開くダイアログで、ConferenceRoom1 と入力すると、AMG が sip.xml 内の定義に従って TANDBERGMXP デバイスに接続します。

    <Context name=&quot;rtmp&quot;>
     
        <Condition variable=&quot;destNum&quot; value=&quot;^ConferenceRoom1$&quot;>
            <AppNode sequence=&quot;1&quot; app=&quot;bridge&quot; args=&quot;sip|connect@TANDBERGMXP&quot;/>
            <AppNode sequence=&quot;2&quot; app=&quot;hangup&quot; args=&quot;null&quot;/>
        </Condition>
        <Condition variable=&quot;destNum&quot; value=&quot;^ConferenceRoom2$&quot;>
            <AppNode sequence=&quot;1&quot; app=&quot;bridge&quot; args=&quot;sip|connect@TANDBERG990&quot;/>
            <AppNode sequence=&quot;2&quot; app=&quot;hangup&quot; args=&quot;null&quot;/>
        </Condition>
    </Context>
  4. videoqualitylevels.xml ファイルでは、AMG がビデオテレコンファレンスデバイスの呼び出しに使用する H.264 コーデックに特定のパラメータを指定できます。これらのパラメータは、SIP INVITE 要求の FMTP 値の設定に使用されます。これらにより、帯域幅、最大フレームサイズ、コーデックのプロファイルレベル、呼び出しのその他の品質を設定できます。

    以下は設定例です。

    <device deviceid=&quot;Tandberg990MXP&quot;>
            <qualityLevel qualityLevelId=&quot;high&quot; fmtp=&quot;profile-level-id=42801f;max-mbps=900000;max-br=1700&quot;/>
            <qualityLevel qualityLevelId=&quot;medium&quot; fmtp=&quot;profile-level-id=428016;max-mbps=900000;max-cpb=40000;max-dpb=40000;max-br=600&quot;/>
            <qualityLevel qualityLevelId=&quot;low&quot; fmtp=&quot;profile-level-id=428015;max-br=250&quot;/>
    </device>

Tandberg990MXP という名前の VTC デバイスを、qualityLevelID を(sip.xml に設定されているように)medium に設定して使用すると、呼び出しは以下のパラメータを使用して行われます。

profile-level-id=428016;max-mbps=900000;max-cpb=40000;max-dpb=40000;max-br=600

Adobe Connect でのビデオテレフォニーデバイスエイリアスの追加

AMG サービスを再起動し、Adobe Connect コンソールでエントリをチェックすることにより、サービスが実行されていることを確認します。この手順を実行した後、次の手順を実行して、VTC デバイスのエイリアスを追加します。

  1. AMG サービスを再起動し、Adobe Connect コンソールでエントリをチェックすることにより、サービスが実行されていることを確認します。Adobe Connect コンソールには、http://[server_name]:8510 からアクセスします。

  2. Adobe Connect に管理者としてログインします。管理リンク、「ビデオテレフォニーデバイス」タブの順に移動します。

  3. デバイスのエイリアスを「デバイス名」フィールドに追加し、workflow.xml に定義したパターンを値として「SIP アドレス」フィールドに追加します。デバイス名の値が videoqualitylevels.xml および sip.xml に指定した deviceid と一致していることを確認します。

注意:

「承諾と制御」でビデオテレフォニーポッドを有効にしていない場合、このポッドが既存の会議で有効になるまでに数分かかります。新しい会議ではビデオテレフォニー機能がすぐに表示されます。これらの変更を有効にするには、既存の会議を 8 分間以上シャットダウンする必要があります。

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