拡張オーディオ / ビデオのオンプレミス設定用に負荷分散を設定する(WebRTC)

拡張オーディオ / ビデオのオンプレミス設定用に負荷分散を設定する(WebRTC)

このドキュメントでは、拡張オーディオ / ビデオのオンプレミス設定用に負荷分散を設定することについて説明します。

例として AWS Application Load Balancer を使用しますが、他のロードバランサーにも同じロジックを適用できます。

次の簡単な図で、設定例を紹介します。

自動生成された図の説明

ノードにはシグナリング、メディア、および録画の 3 つの種類があります。この例では Adobe Connect 12 サーバーが同じネットワーク上に設定されているため、ロードバランサーをインターネットに公開する必要はありません(内部)。

ロードバランサーには 3 つのリスナーがあります。

  1. HTTP ポート 80 - メディアサーバーで使用してシグナリングノードに接続する
  2. HTTPS ポート 443 - Adobe Connect 12 サーバーで使用して拡張オーディオ / ビデオクラスターに接続する
  3. HTTP 9090 - クラスター管理者が使用して Liveswitch の Web インターフェイスに接続する(WebRTC スタックを管理)

ロードバランサーの作成時に最初のリスナーの最初のターゲットグループも作成し、その他のグループは後で追加します。

リスナーの 1 つは HTTPS であるため、証明書が必要です。そのために、ロードバランサーを指定する DNS レコードを作成して、ドメインの証明書を使用します。

ロードバランサーの作成

  1. AWS コンソールを開いて EC2 コンソールに移動し、「ロードバランサー」セクションに移動します。

  2. 「ロードバランサーを作成」を選択し、「Application Load Balancer」を選択します。

  3. ロードバランサーに名前を付け、「内部」を選択します。

  4. シグナリングノードを配置する VPC とサブネットを選択します。

  5. ローカルネットワークからポート 80、443、9090 へのトラフィックを許可するセキュリティグループを選択するか、グループを作成します。

  6. 最初のリスナーでプロトコルを HTTP、ポートを 80 のままにし、「ターゲットグループを作成」を選択します。

  7. 新しいタブが開いて、ターゲットグループ作成ダイアログが表示されます。タイプとして「インスタンス」を選択し、ターゲットグループに名前を付けて、HTTP のプロトコルとポート 18443 を設定してから、ノードが存在する VPC を選択します。

  8. ヘルスチェックで、パス /health を入力します。

  9. 「次へ」を選択します。シグナリングノードをリストから選択し、「保留中として含める」「ターゲットグループを作成」を選択します。

  10. タブを閉じてロードバランサー作成ページに戻ってから、リスナーセクションの更新ボタンをクリックし、作成したターゲットグループを選択します。

  11. 「ロードバランサーを作成」を選択します。

追加のリスナーおよびターゲットグループ

  1. ロードバランサーのコンソールで、作成したロードバランサーを選択します。

  2. 「リスナー」タブを選択して、「リスナーを追加」を選択します。

  3. プロトコルを HTTPS、ポートを 443 に変更し、最初のリスナーで使用したのと同じターゲットグループを選択して、HTTPS の証明書を選択します。

  4. 「追加」を選択します。最後のリスナーで、「リスナーを追加」をもう一度選択します。

  5. HTTP ポート 9090 を選択し、アクションとして「転送先」を選択します。

  6. 「ターゲットグループを作成」を選択し、前のセクションのターゲットグループを作成するための手順を繰り返しますが、ターゲットポートは 9090 です。

  7. このターゲットグループではさらに、ヘルスチェックの設定が異なります。トラフィックポートが違うため、設定を上書きすることが必要です。

  8. 作成したターゲットグループを選択します。

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