手ぶれ映像、露出不足、ホワイトバランスに問題のあるビデオを修正する方法を説明します。
必要な情報
手ぶれの補正
手ぶれを補正し、なめらかな映像にします。
学習した内容:手ぶれ映像の補正
手ぶれ映像の補正に最もよく使用されるのがワープスタビライザーVFXエフェクトです。
- タイムラインでビデオレイヤーを選択します。メニューバーで、「エフェクト/ディストーション/ワープスタビライザーVFX」を選択してエフェクトを適用します。
- ワープスタビライザーVFXエフェクトで、スタビライズのオプションを開きます。上から順に設定し、エフェクトのオプションを調整します。
- 結果:「滑らかなモーション」はカメラ本体が物理的に動いている映像に最適です。「モーションなし」はカメラが三脚などで固定されている映像に最適です。
- 滑らかさ:数値が高いほど、スタビライズ適用量が多くなります。数値が低いほど、スタビライズ適用量が少なくなります。
- 補間方法:エフェクトを適用する方法です。「サブスペースワープ」はフレームのピクセル単位でスタビライズを適用します。エフェクトを適用すると映像がぐらつく場合は、「サブスペースワープ」以外の設定を選択します。
ビデオの露出の補正
露出過多または露出不足のビデオを補正するには、Lumetriカラーエフェクトを使用します。
学習した内容:露出の問題の修復
ビデオにおける多様なカラーや露出の問題を修復するには、Lumetriカラーエフェクトを使用します。
- タイムラインでビデオレイヤーを選択します。メニューバーで、「エフェクト/カラー補正/Lumetriカラー」を選択してエフェクトを適用します。
- Lumetriカラーエフェクトで、基本補正のオプションを開きます。
- トーン:ビデオクリップの輝度補正
- 露出:画像全体にわたるすべてのレベルの明るさを補正
- コントラスト:ビデオクリップの最も明るい部分と暗い部分の差を調整
- ハイライト:最明部を除く、グレーより明るいピクセルを調整
- シャドウ: 最暗部を除く、グレーより暗いピクセルを調整
- 白色系:ビデオの最明部ピクセルの明るさを調整
- ブラック系: ビデオの最暗部ピクセルの明るさを調整
ビデオのカラー演出
ビデオのカラーを演出またはカラーの問題を修復するには、Lumetriカラーエフェクトを使用します。
学習した内容:Lumetriカラーエフェクトによるカラー補正
カラーの調整と露出の問題の修復には、Lumetriカラーエフェクトを使用します。通常、露出の問題を解決してからカラーを補正した方が効果的です。
- タイムラインでビデオレイヤーを選択します。メニューバーで、「エフェクト/カラー補正/Lumetriカラー」を選択してエフェクトを適用します。
- Lumetriカラーエフェクトで、「基本補正」のオプションを開きます。
- 「ホワイトバランス」でショットのカラーバランスを補正します。
- WBセレクターのスポイトを使用し、コンポジションパネルで映像素材から白くするピクセルをクリックして、全体のバランスを整えます。
- 色温度と色かぶりの補正をスクラブして、手動でカラーを補正します。