After Effectsでカスタムトランジションを作成する方法を説明します。
必要な情報
マスクによるカスタムトランジション
マスクをアニメーション化し、カスタムトランジションを作成します。
学習した内容:マスクによるカスタムトランジションの作成
マスクは、レイヤーの一部を表示したり、非表示にしたりするのに使用します。
- レイヤーにマスクを適用する方法:
- タイムラインで対象のレイヤーを選択します。
- ツールパネルでペンツールまたはシェイプツールを選択します。
- コンポジションパネルでマスクシェイプを描画し、非表示にする領域を定義します。
- マスクをアニメーション化する方法:
- タイムラインで、トランジションを開始するフレームに現在の時間インジケーター(CTI)を移動します。
- Mキーを押して、マスクパスの設定を開きます。
- 「マスクパス」の左にあるストップウォッチをクリックして、マスクパスの位置を記録し、最初のキーフレームを設定します。
- 現在の時間インジケーターをタイムラインのトランジション終了点に移動します。
- タイムラインの「マスクパス」をクリックして、マスクパスを選択します。
- パスのアンカーポイントを新しい位置に移動するか、Ctrl+Tキー(Windows)またはCommand+Tキー(macOS)を押して、ハンドルをマスクパスに表示します。
- マスクハンドル内をドラッグすれば、シェイプはそのままでマスクのみを移動できます。ハンドルをドラッグするとマスクのシェイプが変わります。
- マスクの位置を変更し、Enterキーを押します。これでトランスフォームが適用され、トランジションの2つ目のキーフレームが自動的に記録されます。
シェイプレイヤーによるグラフィックトランジションの作成
シェイプレイヤーを使用して、アニメーショングラフィックを作成します。
学習した内容:アニメーショントランジションの作成
Adobe Illustratorのレイヤーはシェイプレイヤーに変換できます。
- Illustratorのレイヤーをシェイプレイヤーに変換する方法:
- タイムラインで対象のレイヤーを選択します。
- メインメニューで、「レイヤー/ベクトルレイヤーからシェイプを作成」を選択します。
- シェイプレイヤーは、「リピーター」を使用して繰り返すことができます。
- タイムラインで繰り返すシェイプレイヤーを選択します。
- レイヤーの左側にある三角形をクリックして、レイヤーのオプションを開きます。
- レイヤーの「コンテンツ」セクションの右側で、「追加 」の右にあるボタンをクリックして、「リピーター」を選択します。
- 「リピーター1」の三角形をクリックして、コピー数を設定します。
- 「トランスフォーム:リピーター1」の三角形を開き、設定を変更して、シェイプの移動量を調整します(デフォルトの設定では、X方向に100ピクセルずつ移動します)。
- 繰り返されたシェイプをアニメーション化するには、リピーター1のオフセットにキーフレームを設定します。
レイヤーによる透明部分の作成
トラックマットを使用して、レイヤーに透明部分を作成します。
学習した内容:レイヤーに透明部分を作成
画像の透明部分はアルファチャンネルで設定します。100%白の部分は100%不透明、100%黒の部分は100%透明となります。
トラックマットを表示するには、タイムラインの下部にある「スイッチ/モード」ボタンをクリックして、「スイッチ 」から「モード 」に切り替えます。
トラックマットはタイムラインのすぐ上のレイヤーにより透明部分を判断します。
トラックマットドロップダウンメニューには、次の5つのトラックマット設定オプションがあります。
- トラックマットなし:透明部分は作成されません。すぐ上のレイヤーは通常のレイヤーの役割を果たします。
- アルファマット:アルファチャンネルのピクセル値が100%の場合、不透明になります。
- アルファ反転マット:アルファチャンネルのピクセル値が0%の場合、不透明になります。
- ルミナンスキーマット:ピクセルのルミナンス値が100%の場合、不透明になります。
- ルミナンスキー反転マット:ピクセルのルミナンス値が0%の場合、不透明になります。