空白のプロジェクトを開きます。
Adobe Captivate のマルチステートのオブジェクトは、インタラクティブまたは非インタラクティブオブジェクトをマルチステートのオブジェクトに変換できます。 このセクションでは、基本的なマルチステートのインタラクションを開発する方法について学習します。
アセットとサンプル
この文書の手順では、画像や Adobe Captivate プロジェクトファイルのサンプルなどのアセットを使用する必要があります。 独自のアセットとサンプルを使用することもできます。 ただし、次の zip ファイルをコンピューターにダウンロードして展開することをお勧めします。
Adobe Captivate でマルチステートのオブジェクトを操作する前に、次の点に注意してください。
- すべてのオブジェクトは複数のステートを設定できます。
- インタラクティブなオブジェクトには、標準仕様のステートが用意されます。
- 静的なオブジェクトおよびインタラクティブなオブジェクトのステートをカスタマイズできます。
- ボタンとスマートシェイプには、関連するスタイルの標準仕様のステートが用意されます。
オブジェクトにステートを追加
次の手順を使用してオブジェクトにステートを追加しましょう。
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スライドメニューから、コンテンツスライドをプロジェクトに追加します。
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オブジェクトを追加するには、アセットをクリックし、スライドに人物を追加します。クローズアップ、ハーフ、フルのいずれかを選択できます。ステートの名前を Joe に変更しましょう。 同様に、スライド内のすべてのオブジェクトの名前を変更します。 詳しくは、「プロジェクト内のオブジェクトの名前を変更する」を参照してください。
注意:プロジェクトがアクセスできるように、必ずプロジェクトで使用するアセットを Captivate ライブラリに追加してください。
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オブジェクトにステートを追加するには、プロパティインスペクターで人物(Joe)を選択し、オブジェクトステートの下の + アイコンをクリックします。表示されるダイアログにステートの名前を入力し、「OK」をクリックします。
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オブジェクトステートセクションでステートビューをクリックして、プロジェクト内の現在のステートをすべて表示します。
オブジェクトとステートの名前を変更する
Adobe Captivate でオブジェクトとステートの名前を変更できます。 プロジェクトにオブジェクトを追加すると、ダイアログが表示されます。 名前を入力して「OK」をクリックします。名前を変更するには、オブジェクトを選択し、プロパティインスペクターの上部のフィールドで名前を変更します。
ステートの名前を変更するには、ステートを選択して、プロパティパネルで「ステートビュー」をクリックします。ステートリストで、スライドを右クリックし、ステートの名前を変更するを選択します。
オブジェクトに複数のステートを追加する
Adobe Captivate のオブジェクトに複数のステートを追加するには、次の手順に従います。
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オブジェクトに複数のステートを追加するには、ステートビューを開き、States Of パネルで「+ 新しいステート」オプションをクリックします。ダイアログでステートの名前を変更し、「OK」をクリックします。
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ワークスペースの左側の Captivate ライブラリパネルから別の人物を追加し、名前を変更します。
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同じ手順に従い、3 つめのステートを追加します。 ライブラリパネルから別の人物をスライドに追加し、John と名前を変更します。
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ステートの追加が完了したら、ツールバーの「ステートを終了」をクリックします。
プロジェクトにボタンを追加する
様々なステートを表示するためのボタンを追加するには、次の手順を実行します。
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ボタンを追加する には、ツールバーで「インタラクション」メニューをクリックして「ボタン」を選択します。
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最初のボタンを選択し、プロパティインスペクターの「アクション」メニューを開きます。
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「成功時」フィールドをクリックし、ドロップダウンリストからアクションの「ステートを変更」を選択します。カスタムステートは、静的オブジェクトおよびインタラクティブオブジェクトに対応しています。 「ステートを変更」オプションでカスタムステートをトリガーできます。
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次の 2 つのドロップダウンリストから、作成したオブジェクトと希望するステートを選択します。 必ず、「プロジェクトの再生を続行」オプションの選択を解除してください。
スライドに任意のスマートシェイプを追加した場合、それらをボタンに変換して、プロパティインスペクターで「アクション」オプションを有効にします。
ボタンのステートの概要
- 標準:ステートビューのオブジェクトのデフォルト状態。これは、プロジェクトを再生するときに最初に表示される状態です。
- ロールオーバー:ユーザーが選択したステートにポインターを移動すると、そのステートのボタンが強調表示されます。例えば、クイズの質問で、答えの選択肢が 5 つある場合、ロールオーバーステートは以前に選択された回答を識別するのを助けます。
4 つのボタンのステートすべてに異なる書式を使用できます。 書式を変更するには、ボタンを選択し、プロパティインスペクターの文字セクションの設定を使用します。
閲覧時のステートを保持
複数のステートを持つオブジェクトの場合、スライド閲覧時の状態を保持することができます。 複数のスライドが関係するインタラクションを作成していて、スライドを再び開いたときに選択したステートを保持していたいときに役立ちます。 以下に例を挙げます。
- カスタムメニュースライドのモジュールボタンにステートを使用している場合。
- プロジェクトの残り部分を表示する進行状況バーエレメントにステートを使用している場合。
- 学習者が残りのオプションを探索するためにメインスライドに戻るために、インタラクションを分岐させる
- 場合。
- 次の/前のステートに移動アクションを使い、元のスライドに戻ると、オブジェクトが初期状態にリセットされます。このオプションを使用すると、最後に表示したステートからループを開始することができます。
閲覧時のステートを保持しておくには、マルチステートのオブジェクトを選択し、プロパティインスペクターに移動して、スライド閲覧時のステートを保持を選択します。
ステートの削除/リセット
ステートビューで、ステートに対して行った変更をリセットすることができます。ステートを右クリックして、ステートをリセットを選択します。 削除するには、ステートを削除を選択します。変更が終わったら、ツールバーの「ステートを終了」をクリックします。
例:カラービジュアライザープロジェクト
Adobe Captive でマルチステートのオブジェクトを扱うことができるようになったので、面白いカラービジュアライザープロジェクトを作成してみましょう。 このプロジェクトでは、ユーザーは様々な色とテクスチャで壁がどのように見えるかを確認できます。
最終的なプロジェクトの見え方は以下のとおりです。
このプロジェクトを作成するには、次の手順を実行します。
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空白のプロジェクトで、ツールバーの「シェイプ」をクリックして、スライドに長方形を追加します。
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シェイプを 2 つのセクションに配置してみましょう。
- 色
- テクスチャ
両方のセクションにそれぞれ 12 個の長方形を追加します。 複数の長方形を追加するには、Cmd+D(Mac)または Ctrl+D(Win)で複製を作成します。
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各長方形を選択し、プロパティインスペクターの「スタイル」セクションで色を変更します。「塗りつぶし」と「線」の設定を使用して、外観を作成します。
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このプロジェクトに使用する部屋の画像を追加します(この記事の冒頭で追加したアセットをダウンロードします)。 追加するには、「メディア」をクリックして「画像を」選択します。
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画像に対してマルチステートを作成しましょう。 オブジェクトにステートを追加するセクションおよびオブジェクトに複数のステートを追加するセクションの指示に従います。プロジェクトに追加するカラーオプションに従ってステートの名前を付けます。 プロジェクトに追加するシェイプの合計と同じ数のステートを作成します。
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画像にステートを追加した後、ステートビューを終了し、シェイプを各ステートにリンクします。 例えば、青色のシェイプと、「青色」ステートを関連付けます。 次に、シェイプをボタンに変換してリンクを有効にします。 シェイプを選択し、プロパティインスペクターで、「スタイル名」セクションの下の「ボタンとして使用」オプションを選択します。
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プロジェクトにボタンを追加するセクションの手順に従って、ステートをシェイプにリンクします。
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ツールバーで、「プレビュー」をクリックし、ドロップダウンリストからプロジェクトを選択します。
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プロジェクトをパブリッシュするには、「パブリッシュ」をクリックして、様々なパブリッシュオプションから選択してください。