- Mac OS Catalina に対応した Adobe Captivate (2019 release) 用のアップデートが公開されました。今すぐアップデートを入手しましょう。
- Adobe Captivate(2019 release)にアセットパネルが読み込まれない場合は、詳細から解決策を確認してください。
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Microsoft PowerPoint のプレゼンテーションは、Adobe Captivate に読み込んで編集できます。読み込んだスライドは、Adobe Captivate の内部から Microsoft PowerPoint 環境で編集できます。ソースの PowerPoint プレゼンテーションにリンクすることにより、Adobe Captivate プロジェクトとの同期を維持できます。
PowerPoint プレゼンテーションが Adobe Captivate プロジェクトにリンクされている場合、Adobe Captivate でソースプレゼンテーションへの参照が作成されます。リンクされたプレゼンテーションを編集するために Adobe Captivate で開くと、ソースのプレゼンテーションが Adobe Captivate に読み込まれます。ソースのプレゼンテーションはプロジェクトに埋め込まれるのではなく、参照されるだけなので、プレゼンテーションへのリンクによって Adobe Captivate プロジェクトのファイルサイズは影響を受けません。
リンクせずに Adobe Captivate 内にプレゼンテーションを読み込むと、ソースのプレゼンテーション全体がプロジェクトに埋め込まれます。埋め込まれたプレゼンテーションを編集しても、ソースファイルには影響しません。ただし、埋め込みを行うと、Adobe Captivate プロジェクトのファイルサイズが大きくなります。Microsoft PowerPoint プレゼンテーションの場所が固定されていない場合、プレゼンテーションを埋め込むことができます。また、Microsoft PowerPoint プレゼンテーションにアクセスしないコンピューター上で Adobe Captivate プロジェクトを開かない場合に、埋め込み機能が役立ちます。
Adobe Captivate は、.ppt、.pps、.pptx、および .ppsx の拡張子が付いた PowerPoint プレゼンテーションをサポートしています。コンピューターに PowerPoint がインストールされていなくても、PPT と PPS のスライドを読み込むことができます。ただし、読み込みの後に編集を行うことはできません。PPTX と PPSX のスライドを読み込むには、システムに Microsoft PowerPoint がインストールされている必要があります。読み込み中に Adobe Captivate で PPTX ファイルが PPT ファイルに変換されます。
シナリオ |
PowerPoint 必要バージョン |
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PPT ファイルの読み込み |
PPT ファイルからスライドを読み込む場合は、Microsoft PowerPoint をインストールする必要はありません。 |
PPTX ファイルの読み込み |
(Windows)Microsoft PowerPoint 2013 または 2016 (Mac)Microsoft PowerPoint 2013 または 2016 |
PPT ファイルの編集 |
(Windows)Microsoft PowerPoint 2013 または 2016 (Mac)Microsoft PowerPoint 2013 または 2016 |
PPTX ファイルの編集 |
(Windows)Microsoft PowerPoint 2013 または 2016 (Mac)Microsoft PowerPoint 2013 または 2016 |
Adobe Captivate に読み込む前に、Microsoft PowerPoint で PowerPoint ファイルを開いて、編集、保存します。この手順を実行しておくと、コンピューターにインストールされている PowerPoint の動作が安定します。
Adobe Captivate と PowerPoint を操作するときは、次のガイドラインに従います。
開いているプロジェクトで、ファイル/読み込み/PowerPoint スライドを選択するか、ボタンバーで複数のスライド/PowerPoint スライドを選択します。
読み込む PowerPoint プレゼンテーションのファイルまで移動して選択します。
「開く」をクリックします。
読み込んだ PowerPoint スライドを Adobe Captivate プロジェクトのどこに配置するかを決めます。プロジェクトの最後にスライドを追加するか、一覧からスライドをクリックして、そのスライドの後に PowerPoint スライドを追加します。
「OK」をクリックします。
PowerPoint プレゼンテーションを変換ダイアログボックスで、以下の操作を行います。
Adobe Captivate プロジェクトスライドに変換する PowerPoint スライドを選択します。
選択したスライドのナビゲーション環境設定を指定します。
PowerPoint プレゼンテーションにリンクする場合は、「リンク設定済み」を選択します。PowerPoint プレゼンテーションを埋め込む場合は、「リンク設定済み」を選択解除します。
Adobe Captivate では PPTX を読み込む際、すべての Microsoft PowerPoint アニメーション、SmartArt オブジェクトに適用可能なすべての階層アニメーション(「一度に 1 つずつ」、「レベル別(一括)」など)、テキストエフェクト(グロー、シャドウ、3D、リフレクションなど)が含まれているテキスト上のすべての段落レベルのアニメーション、トリガーされたアニメーション、音声ブックマーク、その他の多数の機能がサポートされるようにします。
「高精度」オプションを選択すると、PPTX ファイルの機能を読み込むことができます。
Adobe Captivate では PPTX スライドのタイミングが常に維持されます。Microsoft PowerPoint でスライドのタイミングを変更している場合は(リハーサル/スライドの切り替えで設定)、「スライド間隔」を選択することにより、変更した設定が読み込みプロセスの対象になります。
「OK」をクリックします。
PowerPoint スライドが Adobe Captivate プロジェクトに読み込まれ、指定した場所に表示されます。必要に応じて、スライドの順序を変更できます。
PowerPoint ファイルに適用されたトランジションは Captivate で機能しません。例えば、PPTX スライドに変形トランジションを適用した場合、PPTX を読み込んだ後、Captivate でトランジションは機能しません。
PowerPoint プレゼンテーションスライドのナレーションは、音声オブジェクトとして読み込まれ、タイムラインに別のオブジェクトとして表示されます。リンク設定済みモードであっても、読み込み後に Adobe Captivate で音声ファイルに加えた変更は、対応する Microsoft PowerPoint プレゼンテーションに反映されません。同様に、Microsoft PowerPoint で音声ファイルに加えた変更は、Adobe Captivate プロジェクトに反映されません。オブジェクトの音声は、そのオブジェクトを含んでいるスライドから作成される SWF ファイルに保持されます。
スライドのラベルとメモは初回読み込み時にのみ読み込まれます。以降 PowerPoint のラベルやメモに加えられた変更は、Adobe Captivate には反映されません。
レスポンシブプロジェクトを作成するには、ファイル/新規プロジェクト/レスポンシブプロジェクトまたはファイル/新規プロジェクト/MS PowerPoint のプロジェクトをクリックします。
PowerPoint ファイルを読み込むには、ファイル/読み込み/PowerPoint スライドをクリックします。
Captivate レスポンシブプロジェクトに読み込める PowerPoint ファイルは PPTX ファイルのみです。
Mac では PowerPoint ファイルをレスポンシブプロジェクトに読み込むことはできません。
「読み込み」ダイアログで、「OK」をクリックします。
デフォルトでは、すべての PowerPoint スライドがレスポンシブプロジェクトに高精度モードで読み込まれます。
開いているプロジェクトで、ファイル/新規/MS PowerPoint のプロジェクトを選択します。
読み込む PowerPoint プレゼンテーションのファイルまで移動して選択します。
PowerPoint プレゼンテーションを変換ダイアログボックスで、以下の操作を行います。
プロジェクトの名前を入力します。
新しい Adobe Captivate プロジェクトのサイズを選択します。表示されるサイズは、PowerPoint 内のスライドの実際サイズです。このサイズを変更することはお勧めできません。
Adobe Captivate プロジェクトスライドに変換する PowerPoint スライドを選択します。
選択したスライドのナビゲーション環境設定を指定します。
PowerPoint プレゼンテーションにリンクする場合は、「リンク設定済み」を選択します。PowerPoint プレゼンテーションを埋め込む場合は、「リンク設定済み」を選択解除します。
PowerPoint スライドにメモを挿入している場合は、PPTX の読み込み時にメモも読み込まれます。Captivate でメモを表示するには、ウィンドウ/スライドメモを選択します。
「OK」をクリックします。
Adobe Captivate のプロジェクトを Microsoft PowerPoint のプレゼンテーションに簡単な手順で挿入できます。Adobe Captivate プロジェクトを SWF ファイルとしてパブリッシュします。次に、PowerPoint プレゼンテーションを開き、パブリッシュされた SWF ファイルをスライドに挿入します。
注: Microsoft PowerPoint 2007 への Adobe Captivate プロジェクトの挿入について詳しくは、Microsoft Web サイトで PowerPoint 2007 に関するトピックを参照してください。
Adobe Captivate で、プロジェクトを作成および編集します。
プロジェクトを ファイル(SWF)としてパブリッシュします。
SWF ファイルの保存場所を書き留めます。
Adobe Captivate プロジェクトを追加する PowerPoint プレゼンテーションを開きます。
まだ追加していない場合は、PowerPoint に「開発」メニューを追加します。
PowerPoint で「開発」メニューを追加するには、ファイル/オプションをクリックします。PowerPoint のオプションダイアログで、左ペインにある「リボンのユーザー設定」を選択し、次のように「開発」チェックボックスをオンにします。
「開発」メニューの「コントロール」ツールボックスで、次のように「コントロールの選択」を選択します。
オブジェクトの一覧から Shockwave Flash オブジェクトを選択します。
斜めにドラッグしてプロジェクトのボックスを作成します。
プロジェクトを表示するボックスは、サイズを変更できます。PowerPoint でプロジェクトを挿入したスライドに戻り、サイズ変更ハンドルをドラッグします。
ボックスを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「プロパティシート」を選択します。
プロパティダイアログで、「ムービー」を選択します。
追加する SWF ファイルの場所を確認します。再生する SWF ファイルの名前を含む完全なパス(例えば C¥:My Documents¥MyFile.swf)か URL を入力します。
「OK」をクリックします。
手順 9 で開いたプロパティダイアログボックスで、次のプロパティを設定します。
「再生」プロパティを「True」に設定して、スライドが表示されたときにファイルを自動的に再生します。SWF ファイルに、開始と巻き戻しのコントロールが装備されている場合は、「再生」プロパティを「False」に設定できます。
アニメーションを繰り返し再生しない場合は、「ループ」プロパティを「False」に設定します。下向き矢印を表示するためにセルをクリックして、矢印をクリックし「False」を選択します。
「ムービー埋め込み」を「True」に設定して、PowerPoint プレゼンテーションに Adobe Captivate プロジェクトが必ず含まれることを確認します。
オプションの設定が完了したら、プロパティダイアログボックスを閉じます。
プロジェクトをテストします。
PowerPoint を起動せずに、Adobe Captivate 内で PowerPoint プレゼンテーションから読み込まれた個別のスライドまたはスライドセット全体を編集できます。少数のスライドを編集する場合は、各スライドを個別に編集します。プレゼンテーション全体を編集するよりも速くできます。
Mac OS では単一スライドの編集モードはサポートされていません。
リンク付きのスライドがある Adobe Captivate プロジェクトを編集目的で送信する場合は、PowerPoint プレゼンテーションと一緒にプロジェクトも送ってください。受信者は、プレゼンテーションを編集する前にそのプレゼンテーションをリンクし直す必要がある場合があります。
PowerPoint プレゼンテーションをプロジェクトに読み込みます。
スライドを開き、PowerPoint から読み込んだスライドに移動します。
Microsoft PowerPoint で生成されたスライドを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「Microsoft PowerPoint で編集」を選択してから、次のいずれかのオプションを選択します。
スライドを編集
選択したスライドを編集します。
プレゼンテーションを編集
プレゼンテーション全体を編集します。
ライブラリのプレゼンテーションを検索
ライブラリからプレゼンテーションを探します。このオプションを選択した場合、ライブラリのプレゼンテーションがハイライトされます。
アニメーションを書き出し
選択したスライドを SWF ファイルに変換します。変換が完了すると、SWF ファイルを保存するように求められます。
「スライドを編集」または「プレゼンテーションを編集」を選択すると、Adobe Captivate ウィンドウで PowerPoint 編集環境が開きます(Windows で Adobe Captivate を使用している場合)。これで、Microsoft PowerPoint 内でスライドを編集できます。
Mac OS で Adobe Captivate を使用している場合は、Mac OS での Adobe Captivate と Microsoft PowerPoint の連携を参照してください。
編集が完了したら、「PPT を保存」をクリックします。
Adobe Captivate 編集環境が表示されます。
プロジェクトを保存します.
PowerPoint ファイルをリンクしてMicrosoft PowerPoint で直接変更を加えたときは、ファイルを更新する必要があります。
Adobe Captivate プロジェクトを開き、PowerPoint プレゼンテーションから読み込んだスライドに移動します。
Microsoft PowerPoint で生成されたスライドを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、Microsoft PowerPoint で編集/ライブラリのプレゼンテーションを検索を選択します。このオプションを選択した場合、ライブラリでスライドを含む PowerPoint プレゼンテーションがハイライトされます。
プレゼンテーションフォルダーのプレゼンテーションを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)します。
「更新」を選択します。
Adobe Captivate ライブラリ内のファイルとオリジナルの Microsoft PowerPoint ファイルが同期していない場合は、ライブラリのステータス列のドットの色が、緑からオレンジに変わります。作成元の Microsoft PowerPoint ファイルを削除または再配置した場合、ステータス列に疑問符が表示されます。クリックしてリンクを再設定します。
Adobe Captivate プロジェクトを開き、PowerPoint プレゼンテーションから読み込んだスライドに移動します。
Microsoft PowerPoint で生成されたスライドを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、Microsoft PowerPoint で編集/ライブラリのプレゼンテーションを検索を選択します。このオプションを選択した場合、ライブラリでスライドを含む PowerPoint プレゼンテーションがハイライトされます。
ライブラリパネルで、プレゼンテーションフォルダー内のプレゼンテーションを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)します。
次のいずれかの操作を実行します。
読み込み中、プレゼンテーションにリンクしていない(埋め込み)場合は、「リンク先に変更」を選択します。リンクしたファイルの場所を指定します。
リンクしたファイルをプロジェクトに埋め込む場合は、「埋め込みに変更」を選択します。
Adobe Captivate のプロジェクトを編集目的で送信する場合、プレゼンテーションからプロジェクトへのリンクを受信者が変更する必要がある場合があります。
Adobe Captivate プロジェクトを開き、PowerPoint プレゼンテーションから読み込んだスライドに移動します。
Microsoft PowerPoint で生成されたスライドを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、Microsoft PowerPoint で編集/ライブラリのプレゼンテーションを検索を選択します。
このオプションを選択した場合、ライブラリでスライドを含む PowerPoint プレゼンテーションがハイライトされます。
プレゼンテーションを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)します。
プレゼンテーションのプロパティダイアログで「更新」をクリックし、新しいパスを選択して「OK」をクリックします。
Adobe Captivate プロジェクトにプレゼンテーションをリンクせずに読み込むことができます(埋め込みモード)。プレゼンテーション全体が Adobe Captivate プロジェクトに埋め込まれます。読み込み時に選択していないスライドも Adobe Captivate プロジェクトに読み込まれますが、プロジェクトには表示されません。ファイルサイズの縮小を選択すると、そのようなスライドがプロジェクトから削除されます。このプロセスは元に戻せません。
Adobe Captivate プロジェクトを開き、PowerPoint プレゼンテーションから読み込んだスライドに移動します。
Microsoft PowerPoint で生成されたスライドを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、Microsoft PowerPoint で編集/ライブラリのプレゼンテーションを検索を選択します。
このオプションを選択した場合、ライブラリでスライドを含む PowerPoint プレゼンテーションがハイライトされます。
ライブラリパネルで、プレゼンテーションフォルダー内のプレゼンテーションを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)します。
「圧縮」を選択します。
注: リンクされたプレゼンテーションの場合、圧縮オプションは無効になります。
次に、Mac OS で Adobe Captivate と Microsoft PowerPoint を使用する場合の動作上の変更点を示します。
(Adobe Captivate プロジェクトとして追加された)プレゼンテーションを編集することを選択した場合は、プレゼンテーションが Adobe Captivate ではなく Microsoft PowerPoint で開きます。Microsoft Windows では、Adobe Captivate 内部からプレゼンテーションを編集できます。
Microsoft PowerPoint でプレゼンテーションを編集しているときに、Adobe Captivate での作業を続行できます。
注: Adobe Captivate でプロジェクトが更新されている間はプレゼンテーションを編集しないでください。編集すると変更内容が失われます。先に Adobe Captivate でプロジェクトを更新してから、プレゼンテーションを変更してください。
Captivate で魅力的な学習コンテンツを作成する方法の詳細については、次のプロジェクトをダウンロードします。