Adobe Captivate で MP4 ファイルとしてプロジェクトをパブリッシュする

注意:

このドキュメントの内容が適用されるのは、Adobe Captivate で作成された空白または非レスポンシブプロジェクトのみになります。

Adobe Captivate では、次のプリセットを選択することにより、MP4 ファイルとしてプロジェクトをパブリッシュできます。

  • Android モバイルデバイス 、 iPad、iPhone などのスマートデバイス。

  • YouTube ワイドスクリーン HD 、 YouTube ワイドスクリーン SD などの YouTube 形式。

  • カスタム設定。

スマートデバイスまたは YouTube 形式を選択すると、Adobe Captivate により、選択したオプションに最適なビデオ設定が自動的に行われます。

そのプロジェクトの作成中にデバイスまたは YouTube のプリセットを使用したことがあれば、適したオプションが自動的にパブリッシュダイアログボックスに表示されます。

  1. ファイル/パブリッシュをクリックします。

    または、大きいボタンバーでパブリッシュ/コンピューターにパブリッシュをクリックします。

    パブリッシュオプション
    パブリッシュオプション

  2. マイコンピューターにパブリッシュダイアログボックスで、「別名でパブリッシュ/ビデオ」を選択します。 

  3. プロジェクトのタイトルを指定します。

  4. プロジェクトをパブリッシュするフォルダーを指定します。デフォルトでは、プロジェクトがプロジェクトの環境設定に指定したフォルダーにパブリッシュされます。

  5. プリセットをカスタマイズ」リストでいずれかのオプションをクリックします。

    Adobe Captivate では、選択したオプションに基づいて自動的にビデオ設定が行われます。必要に応じて、「ビデオ設定をカスタマイズする」チェックボックスを選択して設定をカスタマイズできます。この設定について詳しくは、ビデオ設定を参照してください。

    注意:

    最適化された出力には、設定をデフォルトのままにすることをお勧めします。

  6. パブリッシュ済みのすべてのレッスンで変更内容が表示されるようにするには、パブリッシュダイアログボックスの右下にある「詳細オプション」領域で、「すべてのスライドを強制的に再パブリッシュ」を選択します。

    パブリッシュにかかる時間は長くなりますが、パブリッシュ済みの出力にすべての編集内容が表示されるようになります。つまり、このオプションを有効にすると、1 つのスライドのみを変更した場合を含め、スライドを変更するたびにすべての  スライド

  7. 「パブリッシュ」をクリックします。

MP4 ファイルとしてプロジェクトをパブリッシュした後は、次の操作が可能です。

  • デバイスストアまたは YouTube にアップロード。

  • スタンドアロンビデオとしてファイルを電子メールによりユーザーに配信するか、Web サーバーにホストします。

  • Flash を使用して MP4 ファイルをストリーミングまたは埋め込み。

ビデオ設定

ビデオ設定のオプション
ビデオ設定のオプション

プロファイル

H.264 エンコーダー / デコーダーのプロファイルです。

プロファイルが高いと、エンコードまたはデコードに必要な複雑さも高くなります。

  • ベースライン:モバイルおよびビデオ会議アプリケーション用
  • メイン:標準精細デジタルテレビ放送用
  • 高:高精細を扱うアプリケーションおよびデバイス用

レベル

選択したプロファイルに必要なデコーダーの度合いです。レベルが高いと、デコーダーに関連する複雑度も高くなります。

ビットレートエンコード

使用するビットレートのタイプです。

  • CBR:固定ビットレート。ビデオ 1 秒につき使用されるビット数は一定で、ターゲットビットレートと等しくなります。
  • VBR、1 パス:可変ビットレート。一部のフレームには、他のフレームよりも高いビット数が必要です。このオプションを選択すると、エンコーダーがこのような場合に使用するビット数を決定します。そのため、ビデオの実際のビットレートは、ターゲットビットレートと最大ビットレートの間になります。

ターゲットビットレート

エンコーダーにより使用される 1 秒あたりのビット数です。

最大ビットレート

エンコーダーにより使用される最大ビットレートです。このオプションは、可変ビットレートを選択した場合にのみ使用できます。

ビデオ設定を選択した後に、「テスト設定」をクリックし、カスタム設定が有効かどうかを確認します。

ビデオ設定をカスタマイズ中のベストプラクティスです。

  • プロファイルまたはレベルを高く設定するほど、ファイルサイズを小さくしやすくなります。

  • 固定ビットレートのほうが、可変ビットレートよりもファイルサイズが小さくなります。

    可変ビットレートを指定すると、いつ多くのビット数を使用して品質を良好に保つかの判断はエンコーダーによって行われます。ファイルサイズは、使用ビット数が多いほど大きくなります。可変ビットレートのファイルをストリーミングで送信する場合、使用ビット数の多い個所を表示するときには多くのデータをダウンロードする必要があるので、ムービー内の特定個所で再生に問題が発生することがあります。

Adobe Captivate から YouTube へのプロジェクトの直接アップロード

  1. ファイル/YouTube にパブリッシュをクリックします。

    Adobe Captivate はバックエンドでプロジェクトを MP4 ファイルに変換します。変換が完了すると、Adobe Captivate Video Publisher ダイアログ ボックス と YouTube ログインウィンドウが表示されます。

  2. YouTube のログイン資格情報を指定し、「アドビのプライバシーポリシーを読みました」チェックボックスを選択します。

  3. 「ログイン」をクリックします。

  4. Adobe Captivate Video Publisher ダイアログボックスに、プロジェクトのタイトルを指定し、説明を入力します。

  5. タグフィールドには、ユーザーによるプロジェクトの検索を最適化するためにプロジェクトのタグを入力します。複数のタグを分けるには、コンマまたはセミコロンを使用します。

    一般に、タグはユーザーが YouTube でプロジェクトを検索するために使用する検索用語です。この例としては、プロジェクトの主題、キーワードまたはタイトルがあります。

  6. カテゴリーリストで、プロジェクトが分類されるカテゴリーをクリックします。

  7. 次のいずれかのオプションをクリックします。

    • パブリック:YouTube にアクセスするすべての人がプロジェクトを視聴できるようにします。
    • プライベート:特定のユーザー のみ がプロジェクトを視聴できるようにします。ファイルをアップロードした後に YouTube にログオンし、これらのユーザーの権限を指定します。詳しくは、この Web サイトを参照してください。
    • 未リスト:ビデオへのリンクを知っている人のみ(リンクを送信した友達、家族など)が視聴できるようにします。未リストのビデオは YouTube の検索結果に表示されません。
  8. 「条項」をクリックして内容を読み、「戻る」をクリックします。

  9. 条項を読みました」チェックボックスを選択し、「アップロード」をクリックします。

    Adobe Captivate Video Publisher に、ビデオが正常にアップロードされたことを示すメッセージが表示されます。

  10. 「電子メールの送信」をクリックして、関係するユーザーに YouTube の URL を電子メールで送信します。コンピューターに設定されているデフォルト電子メールアプリケーションが読み込まれ、プロジェクトの URL が電子メールのデフォルトテキストに表示されます。

サンプルプロジェクトのダウンロード

Captivate で魅力的な学習コンテンツを作成する方法の詳細については、次のプロジェクトをダウンロードします。

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